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2013-01-07 陽光堂主人の読書日記
安倍の今月中の訪米が困難になったそうです。米国側の都合によるもので、「忙しい」とか何とか言っていますが、当初は受入れに前向きだったのですから、安倍政権の方針が気に喰わないのでしょう。
前回の時と同様の展開になりつつあり、米国に尻尾を振ったつもりが受入れられず、心労で持病の潰瘍性大腸炎が悪化、中途で降板というデジャヴが繰り返されるかも知れません。米国の不興を買った原因について色々と言われていますが、円安誘導とTPP参加に積極性が見られないことが大きな理由と考えられます。
オバマ政権としては、ドル安で輸出攻勢をかけるつもりだったのに、安倍内閣が一層の金融緩和に向けて日銀に圧力をかけ、総額200兆円もの公共投資をブチ上げたことで、市場は円安へと振れています。このままでは1ドル=90円の壁も突破しそうな勢いです。
経団連などは喜んでいますが、今の円安傾向が進んでしまったら、日本経済が復活してしまい、不況に悩む欧米としては到底容認できない展開です。「5年間は景気回復するな」という命令が米国から出されているというまことしやかな噂が流れていますが、これが本当なら安倍政権は米国に楯突いたことになります。
今の円安は一時的なものと思われますが、この状態が長引くと、TPP問題にも影響してきます。円安で輸出しやすくなっているので、国内で波風を立ててまで無理に参加しなくてもよいという雰囲気が醸成されかねません。TPPに参加させて日本の国富をもぎ取ろうとしている米国にとっては、まずい展開です。
自民党には、農協関係議員が180人以上いると言われていますから、安倍と言えどもゴリ押しが難しい状況です。円安は、反TPP派を勢いづかせかねないのです。
自民党の高市早苗政調会長はこの流れに懸念を示したのか、昨日、党としてTPP交渉参加を容認する考えを示しました。政府の方針が正式に決まっていない段階での発言ですから、これはフライングですが、米国に気を使ったのでしょう。
安倍としては、未亡人製造機オスプレイの12機購入(総額1200億円)を手土産に訪米するつもりでしたが、「その程度では歓待してやらんぞ」と米国に平手打ちを食らわされたわけです。今後の対応の仕方で、安倍政権の正体がより鮮明となります。
本日も円安傾向が続いていますが、日経平均株価は若干下がっています。米国のご機嫌を取るべく、政府は金融緩和圧力を手控える可能性がありますから、円安株高に乗じて投資している人は要注意です。
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