http://www.asyura2.com/12/senkyo142/msg/254.html
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(回答先: 紅白で「 NUKE IS OVER (原発は終わった)」。森本アナ&斉藤和義デュオ結成か?(マッド・アマノ)(神州の泉) 投稿者 JAXVN 日時 2013 年 1 月 03 日 15:43:01)
「歌手・斉藤和義氏を紅白に出場させた背景は、マッド・アマノ氏の洞察どおり、森本健成キャスターの人物破壊に対する報復!!
(※前々回記事に「Nowpie (なうぴー)J-POP - 斉藤和義」様からトラックバックをいただきましたが、管理人が誤って消してしまいました。大変申し訳ありませんでした。できればもう一度TBお願いいたします。 神州の泉)
Photo パロディストのマッド・アマノ氏は、弊ブログ、12月30日の記事で、「反原発歌手、斎藤和義紅白出場は番組制作班による森本アナの弔いであり、原子力ムラへの意趣返しだった、と私は確信する。」と断言した。これを確信するには、森本キャスターがNHKで、原発シビア・アクシデントについて、どのような取り組みで仕事(司会、放送業務)をしたのかということになる。
森本キャスターの事件は国策捜査の疑いが限りなく濃厚である以上、彼の政治的背景をきちんと捉える必要がある。そのためには、森本健成氏が司会を務め、2012年7月24日に放送された「NHKスペシャル 原発事故調 最終報告 〜解明された謎 残された課題〜」
http://v.youku.com/v_show/id_XNDM1MjY4MzY4.html
を見る必要がある。
神州の泉はマッド・アマノ氏に、2012年12月30日に寄稿していただいた「反原発ソング歌手を紅白に出場させるNHKの“反骨精神”の真意」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2012/12/nhk-aa74.html
を読んで、初めて当該番組をじっくりと見た結果、森本キャスターが原子力ムラに嵌められたことを確信した。電力会社を広告主(スポンサー)に持つ民放各社は、原発の事故後、軒並み報道を自粛し、肝心な情報は何一つ出さなくなっていた。それは米官業トライアングルに隷属するNHKも同様であり、金と地位の亡者に堕ちた御用学者たちがいい加減なことを吐いて、国民を真相から遠ざけていた。
後になってテレ朝が少しは良心的な原発報道を出すようになったが、大勢は原子力ムラ寄りであり、相変わらず国民を舐めきった報道姿勢を保っていた。しかし、森本キャスターが司会を務めた「NHKスペシャル 原発事故調 最終報告 〜解明された謎 残された課題〜」は、珍しく報道機関の良心を体現するまともな番組だった。この番組は原発事故について、さまざまな角度から国民が知りたいことを端的に伝えていたのである。つまり、東電や政府が永久に隠し続けたいことを、正面切って斬り込んでいたのである。
ご覧になっていただければ、よく分かるが、番組は徹底して東電と政府関係機関を糾弾している。神州の泉が動画を見ながら、少しだけメモを取ったので以下に書いてみる。
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史上最悪レベルの放射能事故、政府の事故調査検証委員会の最終報告
政府、国会、民間の調査報告 3つを付きあわせて結論。
想定外の津波が全ての元凶だったとする東電側の主張に対し、安全神話に囚われ、危機対応能力の脆弱な企業体質こそが問題と喝破。
規制当局も電力会社と癒着して規制の虜となっていた。
安全対策を怠ったことを考えれば、今回は人災だと断じている。
住民の命と安全を守るという意識に欠けた政府の無責任な姿勢を強く批判。
事故原因が究明されていない中、大飯原発が再稼働された。
政府事故調の調査報告がメインで、国会事故調査委員会、民間事故調査委員会が加わる。
津波の直後に吉田所長が消防車による注水の検討を指示していたが、あらかじめマニュアルに定められたスキームでなかったために誰も準備を進めなかった。
リスクを適切に評価することなく、冷却装置を手動停止させ、間断なく原子炉への注水を実施するための必要な措置が取られていたとは認められない。
東電の危機対応能力の脆弱性が結論
国会事故調は住民避難についても人災だと言う。
政府はモニタリングデータやスピーディの解析から、遅くとも3月23日には高濃度線量地帯を把握していた。それにもかかわらず、なぜ避難指示が遅れたのか。実は移住が必要になるような長期間の避難は想定されていなかった。そのため、長期間の避難を判断する放射能レベルは決められていなかった。
国会事故調は、「あらかじめ、避難指示を出すべき空間線量率を定めておけば、基準を越えれば自動的に避難指示を出せるわけで、あらたな避難基準を定めるために時間を浪費する必要もなかった。」と言う。
政府がこの区域を避難区域にすると発表したのは4月22日、事故から一か月以上も後だった。一歳半年くらいの子どもが、凄く高い放射能の中、外で遊んでいた。
政府や自治体の姿勢を批判している。避難区域拡大かという判断を先送りし、避難を住民の判断に委ねるという対応をしたものであり、政府・原災本部は、国民の生命、身体の安全の確保という、国家の責務を放棄したと言わざるを得ない。
さらに三つの事故調が重要なポイントとして指摘していることは、1993年の電源対策の先送りであった。福島事故のメルトダウンの発端は、電源喪失で通常手段の冷却が不可能になったことである。20年前、原子力安全委員会では、全ての電源が失われた場合の対策を規制に盛り込むことが話し合われた。その場には東京電力と関西電力の社員が同席していた。電力会社からは、そのような対策を規制に反映することは行き過ぎだと反対意見が出された。
すると、驚くべきことに、原子力安全委員会は、電力会社に対し、『30分以上の電源喪失を考えなくてよい理由を作文してください』と依頼したというのである。規制をしない理由付けを、規制される立場の電力会社に作らせるという、あってはならない馴れ合いがまかり通っていた。結局、全ての電源が失われても重大事故に至らないための規制は先送りされた。国会事故調はこう結んでいる。
『もし、規制当局と事業者の双方が、安全第一に徹し、必要な備えに怠りをなきを期していれば、十分に「防ぎ得た」災害である。』
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(詳しい文字起こしはこちらのサイト「Birth of Blues」様でご覧ください。)
番組は良心的なのだが、普通に考えれば、ごく当たり前のことを報道しているのであり、他の報道機関が異常な萎縮報道、謙抑報道、虚偽報道をしているのである。番組を三度見直したが、現今の腐りきったNHKでは稀にみる良心的な原発事故検証番組だった。この番組を見た原子力ムラは、森本健成氏に痴漢の濡れ衣を着せ“人物破壊”を行ったのである。この人身御供が他の大手メディアを恫喝して萎縮させる目的なのは言うまでもない。
この理不尽な仕打ちに怒りを持ったのが、森本氏の仲間であるNHKの良心派職員たちであった。彼らはNHKの魔窟に巣食う守旧派や原子力ムラ、森本氏を国策捜査に嵌めた官憲に対し、一矢報わんとして静かなる抵抗を試みた。それが反原発ソングを歌っている斉藤和義氏の紅白出場だった。マッド・アマノ氏も述べたように、日本人は原子力ムラにずっと騙され続けていたという意味の唄を歌う歌手を、既得権益勢力の犬であるNHKは絶対に出場させるはずがない。
だから、紅白で斉藤和義氏が、例の反原発ソング『ずっとウソだった(「ずっと好きだった」の替え歌)』を歌わなくても、彼という存在を紅白に出すだけで、森本健成氏のシンパの試みは成功しているのだ。しかも、斉藤氏はギターのストラップに「NUKE IS OVER」という明確なメッセージを書いていた。こうして、森本氏司会の原発事故検証番組から森本氏の国策逮捕、そして森本氏の弔い合戦としての斉藤和義氏の紅白出場という流れが、ネットを通じて多くの国民に知られることになった。
皆さんも、この良心的な原発検証番組を作った森本氏の無念を感じ取るならば、マッド・アマノ氏による「紅白で『 NUKE IS OVER (原発は終わった)』。森本アナ&斉藤和義デュオ結成か?」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2013/01/nuke-is-over-fe.html
を、どうか周知拡散させていただきたい。
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