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2013-01-02 陽光堂主人の読書日記
小沢氏の新年会が都内の私邸で開かれましたが、昨年の衆院選の「惨敗」を受けて出席者も激減し、寂しい祝賀会となりました。マスコミ各社が報道していますが、最も詳しいのは産経ニュースで、以下のように報じています。(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130101/stt13010121060002-n1.htm)
小沢氏、新年会で「参院選に勝負かける」 出席議員13人も野党結集に意欲
生活の党の小沢一郎衆院議員は1日、都内の私邸で開いた新年会で「衆院選では(第三極が結集していれば)票数では自民党に負けていなかった。今夏の参院選に勝負をかける」とあいさつし、反自公勢力の選挙協力実現に向け調整に乗り出す考えを示した。
出席者によると、小沢氏は「日本維新の会の橋下徹代表代行も、みんなの党の渡辺喜美代表も(選挙協力の必要性を)分かっていなかったが、衆院選の結果を見て分かったのではないか」と指摘。「自民党の独り勝ちを許すわけにはいかない」と参院選での巻き返しに強い意欲を示した。
新年会は、昨年は東日本大震災の被災地に配慮し取りやめたため、2年ぶりの開催となり、現職国会議員では森裕子・生活の党代表ら13人が出席した。当時の民主党幹部ら120人が駆けつけた平成23年の新年会と比べると、小沢氏の“威光”のかげりを印象づけた。
存続する「生活の党」は、日本未来が受け取るはずだった平成25年分の政党交付金約8億6千万円(産経新聞試算)の大半を受け取ることができる。嘉田、阿部両氏らが新たな政治団体を結成しても交付金は受け取ることはできない。
気になるのは今後の小沢氏側の動向だ。
日本未来の国会内の控室に27日、就任挨拶のため訪れた民主党の海江田万里代表に、「生活の党」代表に就任する森裕子参院議員は満面の笑みを浮かべて“接近”を図った。
「海江田万里8票プラスさせていただきました!」
日本未来は26日に参院で行われた首相指名選挙の決選投票で、8人全員が海江田氏に票を投じている。森氏のパフォーマンスは、小沢氏側と民主党が手を握る新たな“野合”を想像させるものだった。 (下線は引用者による)
小沢嫌いの産経ですから、いつもの如く、悪意に満ちた書き方をしています。カネ目当てに野合する汚い政治家という印象操作をしています。
小沢氏がそんな政治家なら、自民や民主から飛び出さずに疾うに総理大臣になり、今頃キングメーカーになって君臨していることでしょう。単なる政局屋として印象付けようとしていますが、米国の意のままにならないのが余程癪に障るようです。
不正選挙がなければ状況はかなり違ったものになっていたはずですが、幾ら「惨敗」したとは言え、小沢氏が相変わらず日本維新の会やみんなの党との連携を考えているのは頂けません。この2つの政党は、自民党の補完勢力に外ならないからです。
この点は当初から明らかですが、選挙後はもっと露骨に現れています。維新の会の橋下徹共同代表は安倍新内閣について「そうそうたる布陣だ」とヨイショしていますし、松井一郎幹事長も「自民党の中心的な人とは電話で連絡させてもらっている」と早くも擦り寄っています。
また、みんなの党の渡辺喜美代表も、安倍内閣の日銀総裁人事やインフレターゲットに完全に歩調を合わせています。こんな人たちとどうやって一緒にやってゆくつもりなのでしょうか?
石原慎太郎は露骨に小沢氏を嫌っていますから、石原がいる限り、日本維新の会が生活の党と連携することはないでしょう。選挙対策で協力体制ができて勝利したとしても、その瞬間から離反や対立が起きることは目に見えています。国民はそんな姿を見たくないのです。
小沢氏に訊けば、「そんなことは解っているが、選挙は勝たないと意味がない」と言うでしょうが、幾ら国民のためと言われても、野合して権力を握り、その後権力闘争するという構図は理解を得られません。
自公の勝利は甚だ怪しいのですが、それでも不正選挙騒ぎが今一つ盛り上がらないのは、悪政であれ、政府が一丸となって政策を遂行する様を国民が望んでいるからではないでしょうか? 日本国民は対立が嫌いで、政治家が足の引っ張り合いをする姿などもう見たくないのでしょう。
その心情は理解できますが、これは真に危険な状況です。戦前の「一億玉砕」にも似た狂気と諦念がないまぜになった終末的な様相を呈しています。安倍内閣は皆が想像する以上にたちが悪く、この国に止めを刺す公算が大です。
惨敗した民主党にはもちろん、期待などできません。代表選で海江田氏が勝利しましたが、現執行部と野田旧執行部のメンバーが分裂含みで「内ゲバ」を繰り広げる始末で、左翼的体質が色濃く残っています。
生活の党が支持したのは海江田氏で、野田の一派とは犬猿の仲です。海江田氏のグループはまだマシで、連携するとしたらこちらなのですが、産経はその辺りをごちゃ混ぜにして野合批判しており、勇み足もいいところです。
生活の党は、他党と無理に連携しようとせず、地道に自党の支持者を広げてゆくべきです。どの道、自公は当面政権を手放す気はないのですから。(安倍が衆参同時選挙を仕掛ける可能性もありますが、次もバカ勝ちできる保証はありませんから、現状では考えにくい展開です)
来年の参院選でたとえ反自公勢力が勝利したとしても、安倍政権は衆院で強行採決して押し切ってしまうでしょうから、余り歯止めにはなりません。非常に厳しい状況で、国民は各自で真剣に生活防衛を図る必要があります。
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