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2013-01-02 07:45:52 生き生き箕面通信
おはようございます。 生き生き箕面通信1473(130102)をお届けします。
・自民党の独走を許しておくわけにはいかない
株価が上がり、円が安くなってきたことから、国民の間に「ホッとした」ような空気が広まっているように感じます。それは「安倍首相はなかなかやるじゃないか」といった評価ともつながっているようです。
「日本は経済を活性化させ、すべての課題を解決する」というのが、自民党の”売り”です。シナリオは一見、上々の滑り出しのように見えます。安倍政権は、勢いに乗り、行け行けどんどんと調子がいい。
反対に、「反原発」「反消費税」「反TPP(環太平洋経済連携協定)」を掲げて闘った勢力は、衆院選での議席数に関する限り”大敗北”という結果を受けてしょぼんとしてしまっているように見受けられます。選挙制度の欠陥から議席数に大きな差がついたという面があるのは事実です。いずrにしても、いつまでも下を向いているわけにはいきません。下を向いている間にも、安倍政権は、アメリカ政府と日本の既得権益勢力との強力な後押しのもとに、積年の課題を一挙に片づけてしまおうと走り始めました。
とくに目立つのが、原発推進です。安倍首相は、「原発の新規着工もあり得る」という趣旨の考えを示しました。「フクイチ」(東京電力福島第一原子力発電所)の事故直後は、「原発ノー」の世論が高まりました。しかしそれから2年近くの間に、原発ムラの面々はゾンビのようにしっかりとよみがえりました。なにしろ、時の最高権力者、総理大臣が「原発の新設も選択肢」というのですから、世界も驚きの目で見守っています。
ドイツでは、原発ゼロの路線を見送る動きが強まった時に「フクイチ」が起き、国内のあらゆる政治勢力、経済界が一致して「原発ゼロ社会」へ一気にカジを切りました。日本は、あれだけの事故を起こしながら、逆に原発にしがみつく。「箕面通信」で何度も触れているように、核のゴミ(使用済み核燃料)の処分法に解決のメドすら立っていないにもかかわらず、目の前の経済効果だけを理由に「原発を動かす」というのです。核のゴミという負の遺産は、次世代に押し付けです。それを私たちの世代が行おうとしているのです。安倍政権の政策を許していては、次世代に申し訳がたちません。
権力を握っている既得権益勢力がこのように”横暴”に振る舞えるのは、私たちの努力不足が反映した結果でもあります。
昨日、元旦に開かれた小沢一郎氏の新年会で、小沢氏は「このまま自民党の一人勝ちをゆるすわけにはいかない」と、今年夏の参院選で反攻に転じる決意を示しました。
早急に必要なのは、心ある人々が結集することです。バラバラでは力にならない。「3本の矢」の例えを、100本、1000本と束ねましょう。そしてもう一つ急ぎたいのが、「反……」というネガティブ・キャンペーンではなく、「めざすべき日本の姿」を明確にすることです。火種は全国で埋もれ火のようにエネルギーを溜めています。必要なことは、結集して燃え上がらせるリーダーです。マスメディアの既得権益擁護のキャンペーンにまどわされない目で、どこへ結集すればいいか、自分の頭で判断する判断力です。この春までに、連帯して闘える態勢を整えましょう。
自民党にいいように打たれっぱなしになるわけにはいきません。下を向いたままでは、パンチを浴びるだけです。明後日から仕事再開です。それぞれがそれぞれの場所で仕事をしましょう。次世代に生きる人々のことを考え、いい仕事をしましょう。
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