http://www.asyura2.com/12/senkyo142/msg/170.html
Tweet |
http://www.amakiblog.com/archives/2012/12/31/
2012年12月31日 天木直人のブログ
安倍首相がやたらに突っ走っている。
私はそれを「できるものならやってみろ」という気持ちで見ているの
だが、最近になって見方を変えつつある。
権力を甘く見てはいけないと。
実際のところ、ここ数日の一連の動きを見ていると安倍新政権の動き
は強権的だ。
ことごとく民主党政権下でやろうとした事を否定している。
民主党政権下でできなかった事をやろうとしている。
国防軍創設や集団的自衛権行使の容認などのタカ派ぶりばかりが強調
されているが、危ういのはそれだけではない。
原発新設、オスプレイ購入、村山・河野談話見直し、TPP参加への
転換、中国包囲網への協力など、あまりにも危うい。
私がもっとも驚いたのは12月30日の産経が一面でスクープ報道し
ていた原発事故責任者に対する立件報道だ。
すなわち検察当局が東電経営陣や民主党政権中枢らを聴取して来春に
も立件の可否を判断するという。
告訴・告発の対象には菅首相元首相や海江田民主党代表らが含まれる
という。
これこそが政権交代の真骨頂だ。権力を手放したとたん犯罪人にさせ
られるのだ。しかも恣意的に。
民主党政権下で行なわれた小沢つぶしが、今度は権力に歯向かうもの
全体に及ぶことになるということだ。
原発を推進したのは自分たちであるというのにである。
そういえば12月25日の朝日新聞は一面トップで捜査機関に電話の
盗聴を認めるという、おどろくべき通信傍受法改正の動きを報じてい
た。
いまから思うとこの安倍首相の増長を許したのは白川日銀総裁の屈服
ではなかったかと思う。
すなわちインフレターゲットをめぐる安倍首相と白川日銀総裁の攻防
の終り方だ。
もしあの時、自分の考え方は違うが、安倍首相がそれが正しいと言ってそれを日銀に求めるのな従わざるを得ない、そう啖呵をきって辞任すれば世間の半分は拍手喝采したに違いない・・・
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK142掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。