http://www.asyura2.com/12/senkyo141/msg/912.html
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昨日中国のCCTV新聞チャンネルで安倍政府の批判。人民日報にも同趣旨の論文。⇒
「日本が歴史問題でずる賢く立ち回ることこそ本当の「自虐」」
http://j.people.com.cn/94474/8074030.html
CCTVを見た人の感想は「警戒しているが、期待している面も」。私は、6年前の第一次安倍政権で、中国政府が曖昧に・紳士的に振る舞ったことが、今日の日本政治の総右翼化を促した、中国は安倍や麻生に利用されて、日本政治を右翼一色に染め上げる手伝いをさせられたと思う。
6年前に安倍は中国を騙しておいて、国内では第二の憲法である教育基本法を破壊した。今回も中国を騙しておいて憲法そのものを破壊しようとしていると忠告しておいた。そのために、参院選までは外交の裏で、猫撫で声を出して中国に擦り寄ってゆくだろうとも。
人民日報の論文はそれを既に承知しており、安倍内閣による「村山談話(植民地戦争反省)」継承宣言に騙されてはならぬと警告している。
その根拠は、「村山談話」継承とセットで語られた「河野談話(慰安婦謝罪)」を取消す方法の検討、ならびに「宮沢談話(歴史教科書での植民地戦争反省)」の否定が安倍のライフワークであり、それを実現させるために下村を文化相に据えたことで類推できる。
安倍内閣の官房長官談話の内容が以上である限り、それは「ずる賢く立ち回る」やり方であり、「自虐史観の是正」というイデオロギーとは裏腹の結果しか生まないと人民日報は指摘している。言い換えると、安倍や下村の「自虐史観の是正」活動そのものが『自虐』になるのだと。
人民日報「中韓との関係緩和によって経済の苦境を脱し、来年7月の参院選で勝利するためなのだ。なんと緻密な計算か!」「思い上がって、他者の知能指数と実力を見くびったことが運の尽きだった。こうした小賢しさはどこから来るのか?日本の政治屋達自身が最もよくわかっている」
人民日報「その国の歴史教科書に書かれた通りに、その国の国民は歴史を認識する。歴史問題においてずる賢く立ち回ることこそが、本当の「自虐」だ。日本が誤った歴史観を固守したまま「普通の国」の列に加わり、アジア諸国の寛大な許しと尊重を得ることは永遠に不可能だ」
中台韓だけでなくフィリピンを除くASEAN各国からの友情を失い、孤立し、危険視されるだけでなく、それが日本製品に対する嫌悪感を発生させて経済すら立ち行かなくなるという『自虐』を日本人が欲しているとは思えない。だが、安倍や下村はそんな犠牲を国民に強いてでも戦前を肯定する。
※「三大談話」:
1982年の「宮沢談話」は教科書の内容は隣国を刺激してはならないと表明。
1993年の「河野談話」は日本軍による慰安婦強制連行についておわびし、
1995年の「村山談話」は日本の侵略と植民地支配についておわびした。
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