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2012年12月29日 中日新聞
「日本未来の党」分党を正式表明する嘉田由紀子知事と小沢一郎氏の共同会見が開かれた二十八日、一連の結党からの経緯に、県内からは冷ややかな意見が相次いだ。原発政策を争点化したことには評価する意見もあった。未来が分党で政治団体となったことで、知事職と政党役職の兼務が解消された形だが、県議の中には、自主的に党代表を降りたわけではないとの声もあり、嘉田知事は厳しい県政運営を強いられそうだ。
「やはりという印象」と冷めたまなざしを向けるのは長浜市西浅井町塩津中の社会福祉法人副理事長山田一之さん(57)。「急に国政政党をつくったのは、唐突で選挙前の票集めにすぎないと思っていた」と結党当時を振り返り、「終わってみれば、小沢さんに嘉田さんが振り回されただけ」と話した。
彦根市のパート従業員瀬崎英美さん(47)も「予想通りの結果」ときっぱり。「結党の時から、小沢さんと嘉田知事はうまくいかないと思っていた。小沢さんは結局裏に隠れきれない人で、さらに印象が悪くなった」と話した。「知事はまず、県民のことを考えて」とも続けた。
彦根市の会社員井尻敏男さん(37)は「結局、何がしたかったのか不明確なまま分党した。政治家はみんな適当だなと思った」と不信感をあらわにした。
一方、未来に期待していた住民からは、分党を残念がる声も。福島第一原発事故のため昨年五月に福島県南相馬市から避難してきた大津市木戸の青田勝彦さん(71)は「自民などが原発や消費増税を衆院選の争点から隠す中、前面に主張した未来には期待していた」と評価。「党がなくなってしまうことは残念で、当分原発への反対意見をまとめられなくなるのではないかと不安がある」と声を落とした。
一カ月での離合集散劇に、知事と党首兼職に批判を強めていた滋賀県議らは、冷ややかな目線を送る。
二十六日に兼務解消を求める決議案を提出した最大会派自民代表の三浦治雄県議は「党ではなくなったが、国政への意欲を失ったわけではないだろう。知事職に専念するかどうか、今後も厳しくチェックしていく」とくぎを刺した。
みんなの党の蔦田(つただ)恵子県議は「有権者を裏切り、政治不信を招いた責任は大きい」と嘉田氏の姿勢を批判した上で、「決議に基づいて自主的に辞めたのではなく、意図せず党代表ではなくなっただけ。県政に温かく迎え入れることはできない」と、今後も追及する構えを見せた。
(梅田歳晴、中尾吟、生田有紀、塚田真裕)
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