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毎日新聞 12月28日(金)22時53分配信
衆院選で、小選挙区と比例合わせて641万余りの票を獲得した日本未来の党が「分裂」を発表した。結党からわずか1カ月。党内から「成田離婚」と自嘲する声も上がったが、同党が掲げた「卒原発」などに共鳴し票を投じた有権者の思いはどうなるのか。28日夜、首相官邸前であった「脱原発」を訴える抗議行動の参加者からは「裏切られた」「がっかり」といった声が相次いだ。
小雨の降る中でも「原発反対」のコールはやまない。「子供を守れ」「福島返せ」と書かれた手作りのプラカードがぬれても、脱原発を求める声は響き続けた。
1人で参加したという相模原市の無職男性(59)は未来の分裂に「がっかりした。裏切られた思いだ」と話した。選挙から半月もたたないうちの分裂に「取った票をどう思っているのか」。
結党後間もなく、嘉田由紀子氏が「小沢(一郎)さんを使いこなす」と言った時には「難しいのでは」と不安に思っていた。予感が的中し「やっぱりか」と感じたという。未来が受け取るはずだった政党交付金もほとんどを生活の党が引き継ぐ。「お金は小沢さんに渡してもいい。一からまたやり直して」と語った。
父親に誘われて参加したという東京都世田谷区の会社員女性(37)も「しがらみを断ち切れなかった民主党にない新鮮さ」に期待し、未来に票を投じた。党の分裂に「これ以上細かく分かれたら、どこがどんな党なのか分からなくなる」と困惑する。「脱原発の声は上げ続けるが、どの政党にこれからは託せばいいのか……」と戸惑いを隠さなかった。
「いずれ(分裂)すると思っていたけれど、これほど早いのかと驚きました」。そう話した江戸川区の女性会社員(42)は迷った末に小選挙区、比例とも未来に投票した。「嘉田さんに好感が持てた。原発ゼロまでのプロセスも明確だった。(分裂は)党内に脱原発の思いに対する温度差があったのだろう」
杉並区の自営業女性(42)は「政治にはがっかりすることだらけ」とあきらめた表情。「原発事故を起こした国なのに、原発推進派が政権を取り、脱原発派は分裂した。私は自分のできることをやっていきます。これからも(脱原発を訴える)デモに通い続けるでしょう」と話した。
小選挙区、比例ともに未来に投票したという北区の自営業、野口聡一さん(44)は「議席が稼げなければ別れると思っていた。小沢さんは今までも党を壊してきたし、亀井(静香)さんも癖がある。小沢さんのイメージは悪いが、もうちょっと議席を取れると思っていた。争点が原発の是非でなく、分散してしまった」と冷静に受け止めていた。
一方、東京都町田市の会社員、梅沢義光さん(59)は結党時から疑問を抱いていた。「いろいろな思想、思惑を持った政治家が集まっていて、投票先に選べなかった」。昨年6月にインターネットで抗議行動やデモのことを知り、できる限り足を運んでいる。「政治家は結局、財界の言いなり。国会の外で声を上げ続けなければ、社会が国民の望まない方向に進んでしまう気がする」と強調した。【青島顕、安高晋、川崎桂吾、水戸健一】
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