http://www.asyura2.com/12/senkyo141/msg/866.html
Tweet |
http://haru55.blogspot.jp/2012/12/blog-post_28.html
2012年12月28日 政経徒然草
今年、最後のブログになると思う。
ということで今年一年を簡単に総括してみたい。
今年ほど、官僚の力をマザマザと見せつけられた年はない。
消費税増税法案や3党合意なども裏で官僚が蠢き野田政権を完全に傀儡政権化していた。
今回の衆議院選挙においても官僚が裏で動いていた形跡が伺われる。
自分たちの権限と地位が侵されると感じた時の官僚組織の動きは思った以上に素早く強力だった。
逆らう者に対しては、マスコミなども総動員し業界団体などとも連携して徹底的に潰しにかかる。
それが怖いため政治家も官僚の意向に沿わざるを得なくなる。
残念ながら、それが日本の政治の実態なのだろう。
ここを変えなければ日本の政治は変えられない。
そう思う政治家もいないことはないが、最後は腰が引けてしまうというのが実情だ。
口では「官僚主導政治からの脱却」と叫んでいても、最後は自分可愛さで腰砕けというのが実情だろう。
そんな中において、叩かれても叩かれても「官僚主導政治からの脱却」を唱え続ける小沢一郎という政治家は、やはり凄い。
安倍政権が発足したが、この政権下において官僚主導政治から脱却できるのか?
多くの国民は無理と思っているに違いない。
しかし現下の経済状態において、国民の最大の関心事は「景気の回復」であり「民主党政権よりは、ましな政権の樹立」であろう。
「余りにも民主党政権が酷かった。」と多くの国民が感じたことが今回の衆議院選挙の結果にも現れている。
しかし、これは民主党政権以前の自民党政権においても言われていたことで、同じことの繰り返しにならないことを祈るばかりである。
世界の政治状況を見ていると、多くの国で政治や経済の混迷が続いている。
国の現実と国民の期待との間に大きな狭間が生じ、行き先を見つけられない状況が生まれている。
政治に求められる課題解決能力が低下していることの現れと見るべきなのかもしれない。
政治における優先課題を決めきれない状況が生まれていると言い換えることもできる。
世界中で政治や経済の混迷が表面化した年でもあったように思われる。
社会の構造が「努力したら報われる。」という時代から「努力しても、どうにもならない。」という時代に変化し、その弊害が一気に表面化した年でもあったように思われる。
政治だけでなく経済においても、もう一度、原点に帰って考え直す時にきたようだ。
成熟した社会においては「人間としての成熟」も求められるはずだ。
そして、それは人間としての感性の問題でもある。
日々の生活の中で「当たり前の幸せ」とは、何なのか?
私たちは、この「当たり前の幸せ」に鈍感になってしまったのではないのだろうか?
あれやこれや考えているうちに今年も終わってしまった。
来年は「当たり前の幸せ」を敏感に感じ取れる感性を取り戻す年にしたいと感じている今日この頃である。
今年1年、ありがとうございました。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK141掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。