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安倍新政権の課題
1945年の太平洋戦争終戦以来、最大の危機を迎えているのが今の日本であり、それに対処する役割を担っているのが安倍新政権です。どちらかと言ったら、今までは戦後の蜜月期におんぶにだっこで、問題解決を先延ばししてきました。その結果が国債、地方債の1000兆円を超える積み上がりですし、東京一極集中と少子高齢化でした。
既に起こってしまった福島第一原発事故、そして、それによる広範囲での低線量被曝。全国にくまなく立地する50基以上の原発。そして、今後数十年続くはずの地震活動期。
福島県は12月28日、県外へ避難する時の住宅支援である「借り上げ住宅」の新規受付を打ち切るということです。明らかに、政権交代期の権力不在をねらったものです。安倍政権はまずこのことについてどうするかを決める必要があるはずです。
負担をどう分け合うかが今後の大きな問題です。ノブレス・オブリージュの精神が求められているのだと思いますが、どう考えられているのでしょうか。直訳すると「高貴さは(義務を)強制する」を意味し、日本語では「位高ければ徳高きを要す」となるということです。現状は、強欲の世紀で、権力者ほど利益をむさぼるという構造ができてしまっています。これに立ち向かうには、権力者としての自分自身とも向かい合わなければならず、とても難しいことでしょう。でも、これをやらなければ社会全体が崩壊してしまうほどの危機に日本は直面しています。
原発の持つ影響は、ある意味、人口増加と同じような危機を人類にもたらそうとしていると思います。このことは、アメリカの権力層も理解されていて、原発からの脱却を模索しているはずです。それは、ある意味、軍事力による覇権からの脱却でもあるはずです。第一次世界大戦、第二次世界大戦と戦争に明け暮れた世紀から、新しい、別の世界へ踏み出すことが求められているはずです。
デフレを制御することや少子高齢化社会を生きることなど、世界的に前例のないことをやることを求められています。それだけ、現代社会の意味をどう捉えるかが問題になるはずで、既にくまなく張り巡らされている情報網、それはある意味情報収集網でもあり、世論コントロール網でもありますが、これをどう使うのか、それが現代社会の形を解釈するカギになると思います。
ともかく、安倍新政権は新たな一歩であり、過去を繰り返すよりも過去に学んだうえで、前を向いて新たな境地へ踏み出すことを求められています。
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<1270>>TC:38277, BC:16252
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