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http://ameblo.jp/shimarny/entry-11434695100.html
2012-12-25 18:10:05NEW Shimarnyのブログ
嘉田代表も旧生活議員も衆院選の結果を受けて、日本未来の党という政党が既存政党の中で最も存亡の危機に立たされていることを認識しているのだろうか。
両院議員総会で行うべきは大敗を喫した衆院選の選挙結果の分析と反省しかない。
はっきり言って悠長に人事案で揉めるなど裏切り行為でしかなく怒り心頭である。
多くの支持者から、今回の衆院選の分析や反省そして次回の参院選への叱咤と激励など応援メッセージが届いているだろうがどのように考えているのだろうか。
大惨敗した今回の選挙の総括が無くして次回の選挙に勝利など絶対にあり得ない。
[25日 朝日]小沢氏共同代表の動議、嘉田代表が拒否 未来の党
http://www.asahi.com/politics/update/1225/OSK201212250027.html
日本未来の党の嘉田由紀子代表は25日、党両院議員総会で旧「国民の生活が第一」出身議員らにより可決された動議を「受け入れることはできない」とする談話を発表した。
談話では、動議は「嘉田代表が提案した(阿部知子副代表を共同代表とする)役員人事案について了承しない」「小沢一郎議員に共同代表就任を要請する」とのもので、嘉田氏は両動議について「代表が動議採決に明確な反対を表明し、当事者である小沢一郎議員が欠席する中で強行に採決された」と批判。両動議の採決結果は無効とし、阿部氏の共同代表案について「撤回することなく、引き続き党内で合意を得られるよう努力する」としている。
嘉田氏は24日夜、記者団に「小沢共同代表を受け入れたら、私の政治生命が終わる。(起用は)社会的な抵抗が大きすぎる」などと述べ、旧生活側の動きにも「小沢さんという首謀者がいないクーデターだ」と不快感を示していた。
日本未来の党は61議席から9議席という選挙結果をどう捉えているのだろうか。
議席の減少幅からいえば民主党や社民党を凌ぎ既存政党の中で断トツの大負けだ。
つまり、民主党が解党的出直しと叫ばれている以上に、日本未来の党は党存亡の危機に立たされているという実感が必要であり懸命な立て直しが必要なはずである。
しかし、この選挙で大敗した原因を分析することも反省して改善することもない。
ただ、嘉田代表の県知事兼務に支障が出るという理由から共同代表を置くことと、幹事長など決まっていない残りの党要職ポストの配置だけなのである。
これは、嘉田代表の大敗結果に対する認識の甘さと分析の誤りに全て原因がある。
嘉田代表が選挙後の敗戦の理由に挙げた「時間が取れなかった」や「政策が浸透しなかった」などは、そもそも認識した上での結党したのであり言い訳でしかない。
しかも、小選挙区から当選を果たしたのは小沢氏と亀井氏の2人だけなのである。
つまり、小沢氏と亀井氏が合流しなければ小選挙区で0議席だったということになり、「時間があれば」とか「政策が浸透すれば」とか以前に、嘉田代表では日本未来の党への支持すら集めることができなかったのである。
敢えて言えば、嘉田代表は「小沢ファンと嘉田ファンが分極化してしまった」ことも敗因に挙げていたが、そもそも「嘉田ファン」など何処に存在するのだろう。
衆院選の日本未来の党の全国比例区の得票率を下記に並べてみれば明らかである。
●全国比例区における日本未来の党の得票率
北海道 3.13%
東北 9.02%
北関東 5.99%
東京 6.86%
南関東 6.25%
北陸信越 4.86%
東海 7.16%
近畿 4.94%
中国 4.03%
四国 3.45%
九州 3.91%
得票率が高かったのは、小沢氏の地盤の東北と河村市長の地盤の東海、そして関東の立候補者の努力の結集が関東地方の比例底上げに繋がったことがわかる。
もし、嘉田ファンが滋賀県を地盤に存在すれば近畿の得票率が相対的に高くなるが、結果として相対的に低くなっており嘉田ファンなど無きに等しいのだ。
つまり、この結果は小沢ファンが大半で嘉田ファンがいないことを証明している。
そして、「卒原発」も国民の生活が第一が掲げた「10年後に原発ゼロ」の支持者が日本未来の党に移っただけであり、ほとんど効果が無かったといえよう。
やはり、どう転んでも新規の支持なしで小沢支持の半分を失っただけなのである。
参考記事:小沢氏は中道左派で第二の日本改造計画を示すべき、国民は民主党政権の失敗で左派政党にNO
http://ameblo.jp/shimarny/entry-11431126931.html
これらより、明らかに嘉田代表の選挙戦の敗因分析は選挙結果のデータに基づいておらず、感覚的な分析だけで止めており間違っていると言えるだろう。
つまり、嘉田代表が間違った分析のままで人事案を出すことは、同じ選挙結果を招いて過ちを繰り返すことに繋がり日本未来の党が崩壊することを意味する。
小沢氏が表に出てこないのは、この選挙の大敗を糧にして自分で考えて行動することで小政党の代表として嘉田代表の器量を大きくさせるためであろう。
嘉田代表の初陣が61議席から9議席で大惨敗した結果を忘れてもらっては困る。
果たして、嘉田代表は阿部副代表を共同代表に昇格させることで本当に参院選を勝てると考えているのだろうか。本当に日本未来の党の政策を多くの国民に浸透させることができると考えているのだろうか。
「無知の知」ほど恐ろしいことは無い。首長の経験だけに固執することなく器量を大きくするため、多くの意見が反映できる仕組みを構築すべきだろう。
小沢氏と連絡が取れないのは代表としての器量を試しているのである。それを心得ずに「小沢さんと連絡がとれず御隠れになっている」などと失礼極まりない隠語を咬まして公にする当たりが非常に残念である。
本意がわからないようでは、国政政党の代表として失格の烙印を押されるだろう。
一方、旧生活議員から出された「小沢氏の共同代表案」もあまりにも拙速すぎる。
果たして、今回の選挙結果の総括なしに全て小沢氏に頼りきって良いのだろうか。
所属議員がどうして選挙で負けたのか、どうして国民に支持されなかったのか、どうすれば選挙に勝てるのか、どうすれば国民に支持されるのかを全員で共有できなければ、この状況を打開することはできないだろう。
これら分析と反省を踏まれば次期参院選に勝つための人事案もできるはずである。
小沢氏が表に出てこないのは、各々の所属議員が選挙結果を十二分に分析して議論して同じ鉄を踏まないよう反省して一致結束して参院選に挑むためだろう。
「国民の生活が第一」で、党議拘束を設けなかったことを忘れてもらっては困る。
嘉田代表も旧生活議員も最終目的は日本未来の党の政策を実現することで同じだ。
嘉田代表は「要職に起用しないのは小沢氏との約束」とか「小沢共同代表を受け入れで政治生命が終わる」とか「要職起用は社会的抵抗が大きすぎる」とか「首謀者がいないクーデター」とかあまりに器量が狭すぎる。
日本未来の党の政策が実現できるなら死んでもよいくらいの器量が必要であろう。
旧生活議員は「小沢氏が要職に就かなければ党内はまとまらない」とか「選挙の戦い方に通じた小沢氏を共同代表に起用すべき」とか人事で口を挟むより、まず大敗した分析と反省するため総括を求めるべきだろう。
小沢氏抜きで一致結束できる政党に成長しなければ参院選など勝てるはずがない。
次期参院選に勝つため有権者に耳を傾けて結果を総括して再出発するべきである。
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