http://www.asyura2.com/12/senkyo141/msg/711.html
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嘉田氏は辞任し、小沢氏は「国民の生活が第一」を復党すべきだ。卒原発・反TPPを確実に実行するためには小沢氏の政治力が不可欠。面目躍如たる“豪腕”が求められる。
http://blog.livedoor.jp/hisashi_teacher/archives/54317519.html
2012年12月25日06:42 高橋央の『日本教育白書』
次の一件についてはすでに拙ブログにて愚見を晒しているが、改めて一言申し上げておこう。
▼未来、人事先送り;旧生活側が反発、分裂含み▼
http://digital.asahi.com/articles/TKY201212240571.html
< 日本未来の党は24日夜、東京都内の党本部で衆院選後初めての両院議員総会を開いた。代表の嘉田由紀子滋賀県知事が阿部知子副代表を共同代表に昇格させる案を提示したが、旧「国民の生活が第一」の出身議員が小沢一郎・前生活代表を共同代表に起用するよう要求し、結論は出なかった。>
小生が気になったのは、嘉田氏による次の発言である。
いや、気になったというよりも、むしろ怒りを感じたと表現するほうが正確だ。
同記事に以下のように述べられている。
< 嘉田氏は総会後、記者団に「小沢共同代表を受け入れたら、私の政治生命が終わる。(起用は)社会的な抵抗が大きすぎる」と語った。嘉田氏の人事案が了承されなかったことで未来は「生活」と「非生活」による分裂含みの様相になってきた。>
“私の政治生命が終わる”という言葉を本当に発したとすれば、これは小沢氏を支持する勢力に喧嘩を売っているのも同然である。
どうして小沢氏を表に立てることで、嘉田氏の政治生命が尽きることになるのか。
裏に反小沢勢力の支持でもあるのか。
そもそも、そのような小沢氏の支援を受けて国政政党の党首就任を引き受けたのは嘉田氏ではないか。
それを、選挙で大敗北を喫したからといって、まるで汚れたゴミのように小沢氏を使い捨てしようとする嘉田氏の姿勢は、傲慢以外の何物でもない。
もちろん、裏で小沢氏がそのよう指示している可能性は否定できない。
自分を嫌う大マスコミの攻撃を最大限押さえ込むために、あえて自分が人身御供となり、一切の批判を引き受ける。
それを以て、苦労して結党した日本未来の党の結束を強めようとしているとも考えられる。
一方、その小沢氏自身が昨日の両院議員総会を欠席しているということは、ある意味何らかの意思表示をしているとも推測できる。
つまり、もはや嘉田氏が率いる日本未来の党には愛想を尽かした。
つい先日、旧来型左翼の筆頭である社民党との連携を表明したことも関係あろう。
社民共産系のオールド左派を毛嫌いする小沢支持層はあまた存在する。
このままでは“万年野党”の可能性が出てきているのだ。
だからこそ、総選挙後の最初の総括の場ともなる総会をあえて欠席した。
この場合、小沢氏が狙っているのは「国民の生活が第一」の復党である。
自分の弟子たちを引き連れて、再び古巣に戻る。
そして、そこで自身のコアな支持者の協力を取り付けて、来夏の参院選で議席拡大を狙う。
半年も経てば自民党の勢いが弱まることは必至であり、その隙を狙う。
そのためには、日本未来の党はもはやお荷物でしかない。
あくまでも小沢氏や亀井氏、そして森ゆうこ氏などの知名度と馬力を最大限発揮できるような体制構築が喫緊の課題となるのだ。
小生としては、後者、つまり「国民の生活が第一」の復党が一番現実的であると愚考している。
このまま嘉田氏が日本未来の党の代表を務めるようであれば、確実に旧来型左翼の万年野党に転落してしまう。
これでは、卒原発も反TPPも実現不可能になってしまう。
政治とは、あくまでも権力闘争である。
それは一種の“いくさ”なのだ。
きれいごとの理想論や机上の空論ばかり述べ連ねているようでは、絶対に勝ち抜くことができない。
勝たなければ、政策を実行することなど不可能なのだ。
マキャベリスティックに物事を考え、戦略を展開していく能力が政治家には必須なのだが、残念なことに嘉田氏のような典型的な理論左派にはそれが欠落している。
だからこそ、小沢氏のような百戦錬磨の“豪腕”が不可欠なのだ。
それにもかかわらず、嘉田氏は小沢氏を切り捨てようとしている。
もはや正気の沙汰ではない。
むしろ、小沢氏を切り離すことによって自ら政治生命を終わらせているようなものではないか。
嘉田氏はおとなしく代表を辞任し、滋賀県知事としての職責を真っ当すべきだ。
それが嫌ならば、首長を辞職し、来夏の参院選挙に挑むべきである。
そもそも、二足わらじでは絶対にうまくいかない。
そして、小沢氏は「国民の生活が第一」を復党し、嘉田氏とは袂を分かつほうが賢明だ。
そのほうが、小沢氏本来の政治力を発揮できる。
何よりも、今回の総選挙で離反してしまった“小沢票”を大幅に取り戻すことができる。
“民主主義は数”ならば、まずは選挙で勝つことを考えなければならない。
勝たなければ、卒原発も反TPPもできないのだ。
あくまでも“時限政党”として結党された日本未来の党であるが、まさかここまで早期に分裂が生じるとは想像だにしていなかった。
なんにせよ、もはや解党の時であることは間違いない。
これを逃すと、来夏の参院選に支障を来たしてしまう。
小沢氏は今すぐにでも「国民の生活が第一」を復党すべきだ。
卒原発・反TPPという政策を確実に実行し、日本国を再興するためにはそれが不可欠である。
―続―
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