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幻のTPP参加表明 次のXデーは来月下旬か:総選挙をコケにした暴挙:日本は既にTPP交渉に参加する他ない事態に!!
http://www.asyura2.com/12/senkyo141/msg/671.html
投稿者 あっしら 日時 2012 年 12 月 24 日 05:06:33: Mo7ApAlflbQ6s
 


 他のことにかまけて少し遅れ気味の記事転載だが、転載した日経新聞の記事を読んでびっくり、“日本支配層の腐敗ここに極まれり”というものである。

 TPP交渉に参加するかどうかは、原発問題・消費税増税問題と並んで、総選挙で誰もが認める重要争点であったはず。

 しかし、記事に書かれている「11月末から12月上旬にかけ、TPPを巡る日米政府間の事前協議は水面下で進んだ。「あとは野田佳彦首相の決断待ち」。7日を前に経済産業省、外務省、農林水産省などの担当者に張り詰めた空気が流れた。しかし首相は動かず、参加表明は幻になった」という経緯が事実であるなら、野田首相が衆議院を解散した16日よりずっと前の7日までに、米国が事前協議で日本政府に対しTPP交渉参加OKの“内示”を出していたことになる。

 そうであれば、総選挙でTPP交渉への参加の是非をめぐって行われた論戦は、茶番劇でしかなかったことになる。なぜなら、日本は、その時点で、TPP交渉に参加しなければならないことが決定していたと言えるからである。

(日本がTPP交渉に参加しなく済むのは、90日間ルールがある米国議会の承認が得られなかったときか、豪州もしくはNZが事前協議でNOの結論を出したときしかない)

 記事は寝言のように、「あとは野田佳彦首相の決断待ち」と書いているが、1年以上も前に、対外的にはTPP交渉への参加表明をしており、既参加国すべてから事前協議でOKを貰えば、日本はTPP交渉に参加するしかないのである。

 首相が決断することがあるとしたら、国内向けにその事実を言うことである。
 わかりやすく言えば、「昨11年11月に参加表明をした後、既参加国から事前協議を通じて“参加資格審査”を受けていたが、それがようやく終わり、いよいよ交渉のテーブルにつくことができるようになった」という国内向けの“参加表明”である。

 TPP交渉への参加を表明したからこそ、既参加国が事前協議に応じたのである。
 そうであるなら、すべての参加国から事前協議でOKを貰った後で、TPP交渉への参加はやめますという話は国際的信義をずたずたにする暴挙であり、国際社会とりわけ米国が絡む問題であることを考えればムリであり、否応なく交渉に参加するしかない。

 記事の内容が事実なら、「聖域なき関税撤廃であればTPP交渉に参加しない」と叫んで大勝利した安倍自民党は、重大情報を秘匿したまま衆議院の解散に踏み切った野田首相を告訴しなければならない。

 安倍“再政権”は、既に11月中旬の解散を決めていた野田政権が11月下旬から12月初旬にかけて加速させた日米事前協議の結果を受け、どうであれTPP交渉に参加しなければならないという状況を引き継がなければならないからである。

 安倍氏が告訴しなければ、安倍自民党も“共犯”で、予め知っていながら、「聖域なき関税撤廃であればTPP交渉に参加しない」と詐欺師的言動を行い票と議席を掠め取ったたことになる。
 安倍氏は、「日本が国際信義を守るため、前政権が諸外国との協議を経て決まったことを反故にするわけにはいかない。政府は粛々とTPP交渉に参加し、国益を最大限守る」というような言い訳だけで済ますことはできない。
 安倍自民党が野田氏を告訴しない限り、合作ないし共演と見なされてもしかたがない。

 むろん、日経新聞の記事がでっち上げということで、野田氏が日経新聞社を告訴する道もある。

 記事には、「日本は自動車分野で米国に有利な規制緩和を打診したもよう」ともある。
 記事から推し量るに、米国からTPP交渉への参加OKの“内示”をとっくにもらっているのだから、政府は、「日本は自動車分野で米国に有利な規制緩和を打診したもよう」と書かれていることについて、どういう規制緩和を提示したのか具体的に説明する義務があるだろう。


 TPPという重要テーマの交渉への参加という肝心な話が、日経新聞のコラム風囲み記事に秘め事のように載っている日本はあまりに異常である。


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[底流]幻のTPP参加表明 次のXデーは来月下旬か

 7日早朝の首相官邸。金曜日の定例閣議を前に、経済関係閣僚がひそかに集まった。議題は環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の進め方。事前協議の結果、米国と折り合える可能性が出てきていた。

 11月末から12月上旬にかけ、TPPを巡る日米政府間の事前協議は水面下で進んだ。「あとは野田佳彦首相の決断待ち」。7日を前に経済産業省、外務省、農林水産省などの担当者に張り詰めた空気が流れた。しかし首相は動かず、参加表明は幻になった。

 「首相がためらった理由は選挙だ」。関係者は口をそろえる。官邸での会議の前日、報道機関が衆院選の序盤情勢を伝え、自民党圧勝と民主党大敗の予想が並んだ。「参加表明に踏み切れば、仲間をさらに苦しめる」。経済官庁の幹部は首相の思いを推し量る。

 米国の出方にも不安があった。日本は自動車分野で米国に有利な規制緩和を打診したもよう。政府内には関税の扱いなどで日本に有利な条件を引き出すべきだとの声があった。
 参加表明の次の「Xデー」とみられているのは、1月下旬で調整に入った日米首脳会談だ。オバマ米大統領は自民党の安倍晋三総裁との電話会談で、TPPを巡り「率直に話したい」と語りかけた。

 自民圧勝の背景には、TPPに反対する地元農業団体の支持を取りつけて当選した議員も少なくないという現実がある。農家をひたすら保護する「古い自民党」に回帰するのではないか――。そんな警戒ムードも漂うなか、政府内のTPP関係者は新政権発足から1カ月を正念場と見定めている。
(洋)

[日経新聞12月2日朝刊P.5]

 

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コメント
 
01. あっしら 2012年12月24日 05:11:36 : Mo7ApAlflbQ6s : DvLZNEv2EI

記事掲載日の誤り:


(誤)[日経新聞12月2日朝刊P.5]

(正)[日経新聞12月20日朝刊P.5]


お詫びして訂正します。


02. 2012年12月24日 07:12:53 : Hu2Fy728Yg
JA等、国民側が
TPP参加反対をとなえた嘘吐き自民議員達を告発できないのか。
それを受けて、自民が野田一派を告発できるなら、すればよい。
違憲選挙、不正選挙、虚偽選挙
茶番がすぎる。


03. 2012年12月24日 08:33:50 : 2ADuzgt5Mo
自民党には、各県連が「脱原発」や「普天間県外移設」という、党方針と間逆の公約を表明していた事実もあります。票のすり替え云々以前に、この時点ですでに今回の総選挙は「不正選挙」だったと言っても、過言ではありません。

04. 2012年12月24日 09:26:54 : IOzibbQO0w

>>03

野党とはそういうもの

バカが騙されて投票するから、民主党政権なんてものも生まれる


05. 冷徹な人 2012年12月24日 10:52:03 : tcgFDe61JhAvA : 9kq9xPvQbI
>あっしらさんへ

 何が問題なのか、さっぱりわかりません。

> 記事の内容が事実なら、「聖域なき関税撤廃であればTPP交渉に参加しない」と叫んで大勝利した安倍自民党は、重大情報を秘匿したまま衆議院の解散に踏み切った野田首相を告訴しなければならない。

 何の罪で??

 TPP交渉参加の事前協議をやっていることは公表してましたよね。
 民主は、TPP交渉参加を公約に掲げ選挙をした、何が問題なのですか?
 時の政権が、政権をになっている間、ギリギリまで仕事をするのは当たり前では。
 それとも、選挙に負けそうだから、次に勝ちそうな党の公約を尊重して外交をしろとでも言いたいのですか??


06. 2012年12月24日 11:34:34 : KmzW8WKLDg
民主はTPP参加を公約してませんよ。野田氏はやろうとしたけど、党内の反発が強くて腰砕けになったんじゃないですか。

07. 2012年12月24日 11:46:14 : jXaTmXcG3s
 茶番どころか、「知っていながら、日本のマスコミが全て隠蔽」していたことになる。
ダマスコミのやったことは、既に「大犯罪」だな!
佐藤ゆかりの国会質問も茶番だった訳だ。

08. 冷徹な人 2012年12月24日 12:54:33 : tcgFDe61JhAvA : 9kq9xPvQbI
>06さんへ

 民主党のマニフェストなど見たくもないので見ていませんでしたが、確かにTPPの文字がないw
 政権党として、ひどいね。

 ただ、TPPのことだと思いますがw、マニフェスト見ると以下のように書いてました。(まあ、TPP推進と読むんでしょうね)

 民主党のマニフェスト
「国益の確保を大前提として、守るべきもの
は守りながら、多角的・包括的な経済連携
をすすめます。」


09. 2012年12月24日 16:23:14 : jqIobRTNCc
日経は経団連・経済同友会の新聞です。無視して可。

自民党はTPPについて、すでに以下の判断基準を定めています。

@政府が、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する。
A自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。
B国民皆保険制度を守る。
C食の安全安心の基準を守る。
D国の主権を損なうようなISD条項は合意しない。
E政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。

http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11402441958.html

TPPとはアメリカが東アジアに実質的国土(植民地日本)獲得が狙いで日本の将来を押し殺す狙い、最大の標的は日本
http://www.asyura2.com/12/senkyo139/msg/892.html

TPPに参加をすると日本は実質植民地となり自主独立防衛が永遠に不可能となる。
TPP反対・外国人参政権反対・改憲を主張している自民党が日本を守る。

http://nihonseiji.com/party/jimin


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