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2012年12月24日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆総選挙に大惨敗していながら、だれも責任を取らない民主党は、もはや政党の体を成していない。野田佳彦代表を支えてきた主流派は、これからもなお主流派で居残り続けようとして。これは、参議院議員選挙で負けたにもかかわらず、菅直人元首相が、責任を取って退陣することもなく、政権にしがみ続けてきた構図と似ている。いま、野党に転落しているのに、意識だけは、与党気分が抜け切らないでいる。
こんな惨状にありながら、民主党を根底から立て直そうとする気概のある政治家が見当たらない。それどころか、党勢が勢いのあるときであれば、代表選挙に自ら名乗りを上げて、代表=首相の座を奪い合ってもおかしくない政治家たちは、みな、火中の栗を拾いたがらないで、逃げ回っている。やむを得ず、海江田万里元経済産業相や馬淵澄夫元国土交通相が、引きずり出されることになっている。これに危機感を感じて焦っているのが、主流派であるというから、呆れる。まだ、ボロ船に落ちぶれ果てていても、その現実を認めようとせず、主流派であることに恋々として、ボロ船を牛耳ろうとしている。実に滑稽な話だ。民主党は、どこまでも、度し難い。
◆本来、政党というのは、立党の精神、理念と哲学、実現しようとする目標と目的、それを実現するための政策がなくてはならないのだが、結党当時から「党綱領」を持たない民主党は、「選挙互助会」「救命ボート」として、烏合の衆の寄合所帯のまま今日に及んできた。
否、正確に言えば、創立者である鳩山由紀夫元首相は、「友愛民主党」を結党したつもりであった。しかし、「自由・平等・博愛」の一角をなしている「博愛=友愛」の精神を参加者の大半が理解していなかった。このため、結局、鳩山由紀夫元首相が、結党時、「この政党は、10年間の時限政党だ」と明言していたよりも、数年長生きしてきたが、事実上の「解党状態」に陥り、いよいよ、本当に「解党=死滅」の時を迎えている。
時限政党である民主党が、解党=死滅した後に、次に出てくるのは、どんな政党なのかを、鳩山由紀夫元首相に会ったら、聞いてみたいところだが、その鳩山由紀夫元首相は、いまのところ、新しい政党を結党しようとする元気さや、挑戦の気概を示していない。これは、何とも、侘しい。
◆やはり、大政党を率いて行こうとする政治家は、カリスマ性を含めて、強いリーダーシップを発揮できる統率者でなくてはならない。それは、一言で言えば「将帥」である。この総帥の名に相応しい政治家が、いまの民主党にいないのであれば、潔く「解党=死滅」すべきである。そして、所属議員の全員が、取りあえず、「無所属」となる。
そのうえで、次期総選挙までの間に、新しい時代を切り開く「立党の精神」「理念と哲学」「実現しようとする目標と目的」「それを実現するための政策」をしっかり組み立てて、新たな将帥の下に馳せ参じる同志を糾合して、再出発するしかない。
暗黒の星雲は、誇らしい星を誕生させる胎内のようだと言われている。しかし、幸いなことに、いまは小なりと言えども、地球に新時代を切り開こうとしている「日本版・緑の党」と言っても過言でない「日本未来の党」(嘉田由紀子、阿部知子共同代表=小沢一郎元代表が支える)がすくすくと育ち始めている。
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