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「ウォルフレン氏〜人間を幸福にしない日本というシステム」 〈小沢一郎への「人物破壊」〉 週刊ポスト01/01・11号 
http://www.asyura2.com/12/senkyo141/msg/537.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 12 月 21 日 00:20:00: igsppGRN/E9PQ
 

http://ameblo.jp/heiwabokenosanbutsu/entry-11431284296.html
週刊ポスト2013/01/01・11号 :大友涼介です。


 言葉だけは同じ「政権交代」であっても、日本が変わるかもしれないという3年前の期待感や高揚感はまったく感じられない。今回の”政変”が残したのは、やはりこの国は変われないのかという脱力感だった。
 20年以上にわたる日本研究で知られるK・V・ウォルフレン氏は、この選挙結果に「日本というシステム」の完成を見た。

◆「官僚」を誰も制御できない

 自民党勝利の前から、「政権交代」は起きていた。それが私の実感である。野田佳彦首相時代に、すでに「官僚独裁主義」は完全復活を遂げていたからだ。彼は財務省の言いなりとなって消費増税を断行し、各省庁の希望通りに公共事業を復活し、民主党がマニフェストに掲げた「脱官僚」や「コンクリートから人へ」といった改革への期待を裏切った。

 今回勝利した安倍自民党は、単にその流れを引き継いだに過ぎない。官僚にとっては、野田政権よりさらに扱いやすいだろう。民主党は、官僚とどう付き合っていけばいいかという経験則がなく、それをつくり上げる時間もなかったが、自民党は様々な方法やレベルでそれを熟知している。つまり、より官僚と馴れ合いの関係になるということだ。

 フランスには、「物事は変われば変わるほど、同じであり続ける」という諺がある。これこそ日本に当てはまる言葉だと、かねて大勢の友人が言っていたが、私は今回の選挙結果を受けて、改めてそのことを確信した。

 日本の権力システムが、多くの人々に自分は不幸だという意識を抱かせている。そのことに着目し、私が『人間を幸福にしない日本というシステム』を書いたのは1994年のことだ。それから約20年が経って画期的な政権交代が起き、私自身、一度はこの諺は間違いだったのかと思ったこともあった。

 しかし、その思いは残念ながら裏切られた。この度私は前著を大幅改稿し、『いまだ人間を幸福にしない日本というシステム』を上梓した。つまり、そうした社会的変化があったにもかかわらず、「日本というシステム」の根幹は全く変わることがなかったのである。それどころか、今回の自民党の勝利によって、このシステムはさらに強固になった。

 システムとは、国家や法律とは別に、日本人の生き方を、またこの国の支配構造を決定する仕組みのことをいう。日本にはシステムを構成する権力者たちが多数いるが、この国は彼らによって押されたり、引き戻されたり、漂わされることはあっても、率いられることはない。権力の中心が不在であること、それが「日本というシステム」の本質である。

 この権力システムの代表が、官僚である。官僚たちは、業界団体に天下りした元官僚たちや、高度に官僚化された巨大な系列グループ(かつての財閥)の企業経営者とともに、この国の「管理者」として振る舞ってきた。また本来、権力を監視すべきメディア、特に有力新聞の編集部も、官僚の味方をすることでシステムの一翼を担っている。

 日本の官僚グループは、限られた範囲内で思い思いに行動する。省庁や業界といった各管轄の中で、官僚主導の「小国家」がそれぞれ形成される。日本の行政システム全体は、そうした小国家の連合から成り立っている。

 日本の官僚制度に関して私がもっとも興味をそそられ、また一番恐ろしいと思うのは、それを誰も支配していないということだ。官僚を如何にコントロールするかは、現在世界に共通する課題だが、たとえば米国では、いかに優秀な官僚グループであろうとも、大統領の任期である4年ごとに顔ぶれが変わる。だが、日本では逆に政権が代わっても、官僚だけが変わらずに管理者の地位に居続ける。また、欧米では官僚の権限は法律で制限されているが、日本ではそもそも法律を考えるのが官僚であり、彼らの暴走を止める手立ては何もない。

 官僚たちはメンツを保つため、あるいは正確な内容が明らかになれば決して国民に支持されないような計画を推し進めようとして、メディアを通じて虚偽の説明をする。しかも日本の新聞の大半は、国民に政治の、そして究極の現実を伝えることが自らの使命だとは考えていない。そうして「偽りの現実」が流布する。

 大蔵省(当時)が先導して1980年代に発生し終息した「バブル経済」で、政治エリートたちが本当の経済状況を隠蔽した姿勢と、福島第一原発事故後にも原発に固執した官僚たちが、放射能に関する正しい情報を伝えようとしなかった姿勢には、何の変化も見られない。

 あれほどの悲惨な事故が起きたにもかかわらず、官僚たちはなお原発という既定のプログラムをそのまま継続するのみで、高レベルの政策変更を行おうとしなかった。官僚組織には、それぞれ行き届いた集団的な記憶があって、それは個人の記憶よりはるかに価値がある。だからこそ、官僚は過去の自分たちに過ちがあったと示唆するような政策変更ができない。「原子力ムラ」とは、そうした記憶の集合体であり、彼らに脱原発という発想は生まれようがなかった。

◆小沢一郎への「人物破壊」

 政権交代で民主党が叫んだ「脱官僚」の本当の意味は、ここにあった。小沢一郎氏の理念とは、この「人間を幸福にしない日本というシステム」からの脱却だった。だからこそ彼は、官僚と、業界団体と、そしてメディアと対立した。

 そうして起きたのが、検察官僚らによる冤罪起訴と、彼らと手を組んだ有力新聞による小沢氏への徹底した「人物破壊」である。小沢氏に対する攻撃は、1993年の自民党離党・新生党結成以来20年の長きにわたって続いてきたが、政権交代がさらに拍車をかけた。これほど長期かつ大規模に個人を標的にした「人物破壊」は、世界に類を見ない。

 解散の直前、小沢氏の無罪が確定したが、「人物破壊」によって、すでに彼の政治的影響力は相当削がれていた。

 一方、彼を排除した民主党は、その時点で「日本というシステム」の抜本的改革を有権者に公約し、信頼を集めたはずの政党から、官僚の言いなりとなり、システムを継続する政党へと、変質してしまった。

 震災復興の失敗はその象徴である。

 民主党は震災後、官僚独裁主義を克服して、被災地のインフラ整備や、太陽光発電投資などの新たな国家政策を打ち出すべきだったのに、官僚にイニシアチブを奪われ、自民党時代のような旧来型の公共事業が復活してしまった。

 私は、いまこの国で行われているのは、「震災復興」ではなく、「戦後復興」の継続だと考えている。

 日本で戦後目標となった経済の再建は、終戦後は確かに道理に適ったものだったが、それが自動的に生産能力の拡大政策に切り替わり、戦後60年以上経った今も、変わることなく続いている。官僚たちは、「国が無限の産業発展を続ける」という集団的記憶をいまだに守り続けているのだ。

 日本はすでに過剰設備の状態にあるが、誰も「我々はすでに十分に成長したのだから、今度は違う政策を試してみようではないか」とは言わない。震災はそれを転換する大きなきっかけとなるはずだったが、その機会は残念ながら失われてしまった。

 その後を引き継ぐ自民党の考えも、もちろん同様である。安倍氏は「日本は経済再生のためにお金を使うべきだ、公共投資が必要だ」と繰り返し説いている。だが、そのお金はどこに流れていこうとしているのか。国会議員たちが自分たちの選挙区向けにまったく必要のない橋やトンネルにお金をつぎ込む。これまでに慣れ親しんだ「戦後復興プログラム」そのものではないか。

◆「もちつもたれつ」

 かくして、本気で改革の舵取りをしようとする政治家を押しのけて、自動操縦装置任せで目先の利益に左右される政治家が選ばれた。そして、「日本というシステム」の一翼を担ってきた自民党政権が復活したのだから、この選挙結果は確かに悲劇というほかない。

 安倍氏は、彼自身がいかに改革を志向していたとしても、官僚にとって野田氏よりも扱いやすい人物となるだろう。私は『週刊ポスト』前号の「日本史上最高のリーダーは誰か」という問いに、田中角栄、中曽根康弘、そして小沢一郎の3氏を挙げた。それは、彼らが確固たる信念を元に、官僚と対峙する覚悟と能力を備えていたからだ。だが、安倍氏にはそうした信念がない。「中国とは友好な関係を築きたい」と現実的な発言をする一方で、靖国神社参拝のようなシンボリックな行動を標榜する点に、信念の欠如による矛盾や混乱を感じる。そうした曖昧な姿勢では、旧来の自民党と官僚の関係は到底変えられまい。

 日本の政治決断の仕組みについて、日本の政治学者・丸山真男はこう述べている。

 <決断主体(責任の帰属)を明確化することを避け、「もちつもたれつ」の曖昧な行動関係(神輿担ぎに象徴される!)を好む行動様式が冥々に作用している。(中略)無限責任の厳しい倫理は、このメカニズムにおいては巨大な無責任への転落の可能性を常に内包している>(『日本の思想』岩波新書、1961年)

 この指摘はまったくその通りだが、より正確には「責任」ではなく「説明責任」を問われないことが問題なのだ。官僚たちは、日本の方向性を変える政策を決定する必要があるかどうかに関しても、説明を求められない。たとえば原発再稼働では、官僚も政治家も電力会社も、誰も原発を継続することに「説明責任」を持たなかった。一方で官僚らは一部の有力新聞を使って、いまなお原発が必要だという「偽りの現実」を国民に植え付けようとした。

 そのおかげで、原発が再稼働されたのは事実である。しかし、そのとき同時に、希望も芽生えた。「原発がなければ大停電が起きて生活に支障が出るぞ」などと国民を脅迫する政治手法を目の当たりにしたことで、日本人の政治への信頼は戦後最大レベルで失墜した。説明にエビデンス(証拠)は提示されず、それどころか政府にとって都合の悪い情報を隠してきた。そうした政治に対する怒り、そしてそれが続いていく恐怖が、それまで政治活動に関わることのなかった”普通の日本人”を突き動かすことになった。それが官邸前の大規模な脱原発デモの本質である。

 今回の選挙で、そうした政治的に目覚めた人々の動きが投票結果に結び付かなかったことは残念でならない。それは、大多数の国民がいまだに正しい情報を持っていないからだ。脱原発デモに大メディアはまったく関心を示さず、国民にも広く認知されたとは言い難かった。

 しかし、09年の総選挙で大きな政治変化が可能であることを日本国民は目の当たりにし、脱原発デモによって「偽りの現実」から脱却しようとする流れも発生した。

 鍵となるのは若者たちだ。日本の若者はいまだに、政治に関する正しい情報を持たず、官僚にとって都合のいい無関心な状態に置かれている。彼らが目覚め、新聞を疑い始めた時に、本当の変化が始まる。「人間を幸福にしない日本というシステム」から脱却すべきであることをすべての日本国民が知るときは、決して遠い将来ではないと信じている。


 

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コメント
 
01. JohnMung 2012年12月21日 00:30:11 : SfgJT2I6DyMEc : mCP3iVzdPY

 みなさん、こんばんは!

 今夜午前1時時台に、作家 山本一力氏が〔わが心の人〕~ジョン・マン(中濱萬次郎)と題して、中ノ濱(現.高知県土佐清水市中浜)出身の万次郎について、話されます。高知県土佐清水市は、小沢一郎氏の盟友・平野貞夫氏(日本一新の会代表、元参議院議員)の出身地で、小沢一郎氏が「ジョン万次郎の会」に関わりがあるのもその背景に平野氏と盟友であることがあると拝察します。

 起きておられる方は、四国の端っこの小さな漁村出身の万次郎が数奇な運命に遭遇し、その中で成長し、幕末〜明治維新にかけて果たした役割等について、聞いてみませんか。

 阿修羅政治選挙板を閲覧されるみなさんへ

 私は4月下旬頃以降、「JohnMung」のペンネームでコメント欄に書き込みをしています。管理上の事情でしょうか、
 同じPCを条件を変えずに使用していながら、私のIDが度々変えられるので、私自身のコメ書きに同一人であることを示すために、「JohnMung」のペンネームを使用するようにしました。

 ところが、数日前から、元々「新自由主義クラブ」のペンネームでコメント欄に書き込みをしてきた方が、「ジョン・万次郎」なるペンネを使ってコメ書きを始めています。この方と「JohnMung」のペンネを使う私とは、まったく異なる人格です。私は、事情を知らない方に、取り違えさせる攪乱行為であるとみています。

 阿修羅では、私よりもずっと先輩で、よく知られている「日高見連邦共和国」さんも、この「新自由主義クラブ」から、「目高見連邦共和国」という紛らわしい「成りすまし」をされたのです。
 私の場合よりも見分けにくいでしょう。「成りすまし」をされたご本人も阿修羅ではコメ書き常連の他の方々も、私が指摘するまでは気づかなかったようです。
 上記の違いを、よく見比べて下さい。
 では、最初の3文字に絞って「日高見」と「目高見」としたら、どうでしょう。
もうお分かりですね。

 「新自由主義クラブ」がどういうペンネを使おうと、商標登録等の措置をしているわけでもないことから、それ自体をとやかく言えないも知れません。
 「新自由主義クラブ」は、数ヶ月前まで、小沢氏に対する憶測・妄想込みのネガキャンを執拗にやっていました。「日高見連邦共和国」さんも私も「新自由主義クラブ」のコメに反論してきました。その後、「新自由主義クラブ」というペンネのコメを見かけなくなっていました。
 その後、それらしいコメは見かけましたが、「新自由主義クラブ」というペンネは使っていませんでした。
 そして、数日前にまず「日高見連邦共和国」さんに対して「目高見連邦共和国」の「成りすまし」をし、「JohnMung」に対して「ジョン・万次郎」という紛らわしいことをやってきました。

 みなさんはどう思われますか? 同様のことをやられたら、どう思われますか?
 ただ、このことだけは、混同のないように、お願いいたしします。
 「JohnMung」と「新自由主義クラブ」=「ジョン・万次郎」とは別人格であることをご承知置きください。

 このことについては今後しばらく、別のスレにも適宜、貼り付けますので、ご理解のほど、併せてお願いいたします。


02. 2012年12月21日 00:38:52 : lsBPqpLmSA

 投稿、ありがとうございます。
 とても、読み応えがある内容です。
 「人間を幸福にしない日本というシステム」を購入して読みます。
 

03. 2012年12月21日 01:25:34 : Pj82T22SRI

田中角栄は巨額の汚職で豚箱に入ったが影響力は消えなかったし

マスコミに責任転嫁しても意味はない

問題の本質は、彼が絶えず権力のために変質を続けていったということ

そして最後はポピュリズム政治家に堕してしまったということ

国民はそれほど愚かではない


04. 2012年12月21日 01:31:14 : Pj82T22SRI

>人間を幸福にしない日本というシステム

客観的に見れば、中韓はもちろん、欧米英も含め、海外の大部分の国より、現実には遥かに経済的、政治的に、恵まれている

しかし脳内セロトニン分泌不足と他人依存の国民性が、過剰な悲観と不幸をもたらしているのだろう



05. Panbet 2012年12月21日 02:15:03 : 4eawpyhzNkpGg : XuJKjmqkLA

3年前のあの歓喜と熱気はどこへやら。
 官僚、ゾンビ集団自民党、強欲資本主義者、庶民を洗脳する”暴力装置”マスコミ、ジャパンハンドラーズと隷米派たちの罠に落ち、日本は再び、そこかしこからうめき声が聞こえる悲しい国になってきました。でも参議院選挙に勝利し、夢と希望をもう一度取り戻しましょう。もうこれが最後のチャンスかもしれませんから。小沢さん、亀井さんたちを最後まで、守り立てよう。


06. 2012年12月21日 04:26:16 : RufpgDo1AM
やっぱり革命を経験していない民族は
奴隷根性から抜け出せず、
永遠に奴隷のままなのかねぇ。

このまま日本人はアホだという不名誉が
歴史に刻まれる。

愚民国家日本。

米国と売国奴シロアリ族のために
永遠に絞り尽くされる奴隷民族。

原爆を投下され、原発事故で悲惨な被害を受けても
それでも正しい選択ができない、最低の国民。

次の参院選で、再び自公民維新の売国奴勢力が
勝つようなことがあったら、外国にでも脱出しよう。


07. 2012年12月21日 05:57:00 : Qy6h79MIuA
この本の内容を全日本人が読み、相当数の人が理解し賛同すれば日本は変わる。

もちろん買う。以前のバージョン、人間を幸福にしない日本も横の本棚にある。


08. autree 2012年12月21日 07:14:10 : IU40H1rzDMbbE : Hu2Fy728Yg
今回の選挙で日本官僚システムは最後の仕上げに取り掛かった。前回の参院選での亀井国民新党票100万消失からスタート。今回の未来の党票の大量抜き取り、ムサシのソフト改竄による未来の党立候補者から維新・民主立候補者への票の移行。まだ稚拙な故に国民が不正を疑いうる状況証拠があちらこちらに噴出しているが、選挙の度に習熟向上し顕わになる疑うべき証拠も減じるにつれ、日本というシステムは確固たるものになる。最早、民主主義の根幹を握られてしまったのか。民意を示せる唯一の手段が封じ込まれたままでは、どんな論考も議論も、茶番劇に参加してその気になっているに過ぎないことになる。ついにここまできてしまった。政府、裁判所、検察、警察、そして、選挙管理会。子供・若者(=未来)のために、今からこの問題に関し、最重要テーマとして議論を起こし何としても不正を暴き、糾弾してゆかねばならないのではないか。

09. 2012年12月21日 07:45:22 : mTVgTHp4vk
勉強!勉強!勉強!で追いまくられて育った若者の「政治無関心」を責めてもダメだ。
そんな教育環境を何の疑いもなく容認してきたのは大人ではないか。
勉強(暗記)だけを重視する教育から「個性を伸ばし、考える力をつける」教育へ転換しなければならない。
オリンピック、ノーベル賞等世界的に認められた人達は「ガリ勉」教育の成果ではない。
「世界トップの人達」に「世界最低の総理大臣」が「国民栄誉賞」を「授与」するのは醜い光景だ。
重ねて云う。
「個性を伸ばし、考える力をつける」教育へ転換しなければならない。

10. 2012年12月21日 08:27:56 : 4Q80R8Zler
09>様
>勉強!勉強!勉強!で追いまくられて育った若者の「政治無関心」を責めてもダメだ。

今の40歳以下の若者はゆとり教育で頭が空っぽ 勉強なんてしてませんよ!
ゆとりがあっても考える力も全く育たなかった

日教組に毒された文科省の日本解体計画大成功っていうわけです

安倍さんが大改革してくれますよ。前回安倍さんの時から良い方に変わっている(この3年は停滞しましたが)


11. 2012年12月21日 10:11:14 : N6i7Cb324I
権力に素直な長いものには巻かれよと云う日本人の国民性は健在である。いまやマスゴミもペンと映像を武器に大きな権力である。

江戸時代は武力政治だつた。明治以降は所謂官憲が国民に睨みをきかした。戦前は巡査のサーベルをみると、みな恐れて隠れたものだ。

この奴隷根性を払拭するには、価値観がなくなる驚天動地な社会変動(例えば天皇制廃止)とかがない限りムリである。


12. 2012年12月21日 13:35:09 : GCziX3ujBY
ウォルフレン氏がここで黙っていないわけはない。
しかし、小沢支援の本まで書いた彼も、日本を見放したような気がする。

13. 2012年12月21日 20:21:58 : dNSX2gAVpA
今後自殺者は増えることだろう。
もう、この国は、あきらめるしかないのか。

シロアリたちが笑っている。


14. 2012年12月21日 21:49:52 : mKXpYRuEZI
菅さんが首相だったときにいつだったか
政治の目標を
国民全体の幸福といわず
最小不幸社会の実現と言ったのは
今考えると意味深だったなあ

若者たちにしてもこの就職難で
公務員や大企業などの長いものに
自ら巻かれようと必死になっているのをみると
これからどうなってしまうんだろう
という気持ちになりますね


15. 2012年12月22日 00:46:49 : ov37WlPpzI

ウォルフレン氏の「人間を幸福にしない日本というシステム」を大幅に改定した本、「いまだ人間を幸福にしない日本というシステム」が今月の25日に出版されるようです。

阿修羅で最近よくある下手な陰謀論でもなく、宮台のような評論家的で無味乾燥な理屈でもない、ウォルフレン氏の冷静な分析には、いつも関心します。


16. 2012年12月22日 04:13:43 : BwoqHdgktw
「言うは易し、行うは難し」ナノダ(涙)
小沢一郎氏ひとり支えきれずに、気がつけば「日本型システム」に深く取り込まれ、その間それなりに利得を得、いまや氏の挫折と退場を危惧しているのですから。小生など50になって「オザワ」を見直し、注目し、少しずつ支援するようになった、ホントだらしない世代だったと思います。・・・宮台?ウーン(笑)
(丸山真男「日本の思想」を筆頭に、その著作を読んだ世代より)

17. 2012年12月22日 07:24:46 : SCzti5pLb6
何を寝ぼけた事を言っている。

経済は低迷していると言っても
これは日本のみならず
世界的な先進国の状況も同じ。
それでも
世界有数の経済規模を誇り
治安もおおむね良好
国民の教育程度も高い。
天皇や指導者を誹謗しても
強制収容所に容れられない
政治犯も居ない。
国を卑下してもって生きていける。
こんなに良い国がどこにある。

現時点で
欧米も中国もロシアもアフリカも
暴動やら内戦やら凶悪犯罪やら食糧不足やら
で大変でしょう。
 振り返って日本国内はどうです?。
大震災の後遺症の大問題が沢山あるにしても
他国の援助金を当てにしなくても復興できる経済力があるではないですか。
復興が遅いと言っても
あれだけの被害ですから歯車のようには動きません。
戦後の焼け跡からの復興のように徐々に変わって行くと思います。
日本は昔からそうやって生き延びてきました。
世の中何でもマイナスにばかり考える人たちが多すぎます。
活性化も復興も
前向きの人達が頑張っているからこそ可能です。


18. 2012年12月22日 09:56:41 : GCziX3ujBY
>>17
どうやら彼の著作は一冊も読んでいらっしゃらないと推察します。

この人の指摘は、日本の治安や経済の問題ではないのです。
日本の国民を否定しているわけでもありません。
明治来の日本の官僚システムがどのように国民を騙しコントロールしているか、なぜ日本人が精神的な幸福を感じられないでいるのかの徹底的な分析です。
あえて言えば、ヨーロッパの高度な知性が見ぬいた日本の構造の病理です。


19. 2012年12月22日 21:45:30 : iGxLtcvUr2
まさに日本の構造の病理,そのとうりですね

しかもそうとうな重病です


20. 2012年12月24日 07:08:41 : 24xNCzjVE6
>>18 >ヨーロッパの高度な知性が見ぬいた日本の構造の病理です。

ウォルフレンに限らず欧米諸国の識者は、日本には権力中心がないと感じることが多いようですね。

イギリスに3年間滞在した経験からすると、欧米諸国民は選挙に非常に真剣に臨みます。それに比べる、日本国民が選挙に臨む姿勢はひどく安易です。どうしてこんな違いが生じているのか? その大きな原因の一つは、国民の官僚集団に対する信頼の度合いの違いだと自分は考えてます。

日本人はこれまで「官僚集団がシッカリしていれば、国民は幸せになれる」と無意識に思い込んでいたので、「政治家なんか適当に選んでおけばいいや」と思っていたのではないでしょうか? 

その結果、日本はろくな政治家がおらず、優秀な官僚集団に操られる政治家ばかりになってしまっているのだと思われます(吉田茂・岸信介・田中角栄は、その数少ない例外でしょう。小沢一郎はそれなりだと思われ。)。

官僚集団を指揮監督する立場にあるのは、本来、総理大臣以下の政治家ですが、その政治家が官僚以下の気力・能力しかない連中が選ばれているので、実際には官僚集団を指揮監督できず、逆に操られてしまっています。つまり官僚集団が実質的な権力を握っているのです。

そして、各官僚は自分を一生面倒を見てくれる所属省庁に忠誠心を持っており、日本国に対して忠誠心は持っていません。そのような官僚の集まりである各省庁が、それぞれの省益の確保のために、それぞれの権限を行使しているのです。

以上が、日本に権力中心がない理由ではないでしょうか? つまり日本国民が官僚集団を信頼してきたせいで、官僚集団が実質的に権力を握っているところ、欧米人から見れば権力中心が存在しないように見える、ということだと思われます。欧米人は特定の個人に権力と責任があることを明確にしたがりますが(民主主義貫徹のためにはそれが不可欠)、日本ではそうなっていないので、権力中心がないと感じるのだと思います。

これまでは官僚が優秀ならうまくいきましたが、日本人が置かれている状況が大きく変化したので、今後は政治家が、官僚を指揮監督できるような優秀な人物である必要があると思われます。日本国民も選挙に真剣に臨まなくてはならない時代が到来したということです。

今後とも日本国民が安易に選挙に臨み、その都度痛い目を見ることを繰り返しているうちに、国民意識が「もう官僚集団に頼ってもダメだ。やはり優れた人物を政治家に選ばなければならない」と言う方向に次第に改革されるだろうと自分は予測しています。もし改革されなければ、第二次大戦がそうだったように、日本国が二度も三度も滅び、そのうち日本人は雲散霧消してしまうと予測しています。

詳しくは、拙ブログをご高覧賜われば幸いです。。http://blogs.yahoo.co.jp/miranda_bacy/8044898.html



21. 2012年12月24日 07:43:15 : 24xNCzjVE6
>>18 >ヨーロッパの高度な知性が見ぬいた日本の構造の病理です。

ウォルフレンに限らず欧米諸国の識者は、日本には権力中心がないと感じることが多いようですね。自分もそう感じます。以下、ウォルフレンの見解を自分なりに補足してみます。


イギリスに3年間滞在した経験からすると、欧米諸国民は選挙に非常に真剣に臨みむが、それに比べる、日本国民が選挙に臨む姿勢はひどく安易です。どうしてこんな違いが生じているのか? その主な原因の一つは、国民の官僚集団に対する信頼度合いの違いにあると考えられます。

日本国民はこれまで「官僚集団がシッカリしていれば、国民は幸せになれる」と無意識に思い込んでいたので、「政治家なんか適当に選んでおけばいいや」と思っていたのではないでしょうか? 

その結果、日本ではろくな政治家がおらず、優秀な官僚集団に操られる政治家ばかりになってしまっているのだと思われます(吉田茂・岸信介・田中角栄は、その数少ない例外でしょう。小沢一郎はそれなりだと思われます。)。

官僚集団を指揮監督する立場にあるのは、(民主主義の下では)総理大臣以下の政治家ですが、その政治家が官僚以下の気力・能力しかない連中が選ばれているので、実際には官僚集団を指揮監督できず、逆に操られてしまっています。つまり日本では、官僚集団が実質的な権力を握っているのです。

そして、各官僚は自分を一生面倒見てくれる所属省庁に忠誠心を持っており、日本国に対しては忠誠心は持っていません。そのような官僚の集まりである各省庁が、それぞれの省益のために、それぞれの権限を行使しているのです。


以上が、日本に権力中心がない理由ではないでしょうか? つまり日本国民が官僚集団を信頼してきたせいで、官僚集団が実質的に権力を握っているところ、欧米人から見れば権力中心が存在しないように見える、ということだと思われます。欧米人は特定の個人に権力と責任があることを明確にしたがりますが(民主主義貫徹のためにはそれが不可欠)、日本ではそうなっていないので、権力中心がないと感じられるのだと思います。

これまでは官僚が優秀ならうまくいきましたが、日本人が置かれている状況が大きく変化したので、今後は政治家が、官僚を指揮監督できるような優れた人物である必要があると思われます。日本国民も選挙に真剣に臨まなくてはならない時代が到来したということです。

今後とも日本国民が安易に選挙に臨み、その都度痛い目を見ることを繰り返しているうちに、国民意識が「もう官僚集団に頼っていてはダメだ。やはり優れた人物を政治家に選ばなければならない。」と言う方向に次第に改革されるだろうと、自分は期待しています。

最近、そのような国民意識が高まってきましたが、まだまだ全国民的な意識になっていません。もし全国民的な意識改革がなされなければ、第二次大戦がそうだったように、日本国が二度も三度も滅び、そのうち日本人は雲散霧消してしまうだろうと予測しています。

日本国民がなぜ「官僚がシッカリしていれば大丈夫だ」と思い込んできたのか、その理由は別記したいと思います。

詳しくは、拙ブログをご高覧賜われば幸いです。
http://blogs.yahoo.co.jp/miranda_bacy/8044898.html


22. 2012年12月24日 07:49:30 : 24xNCzjVE6
>>20 ×
>>21 ○

失礼しました。


23. Dances with Wolves 2013年5月20日 23:10:03 : FuHNLAx2XV1L2 : GuzS4mq4Qg
大変参考になります。少しだけ私なりの補足をさせていただきます。
>権力の中心が不在であること、それが「日本というシステム」の本質である。
ということについて、確かに一見「不在」又は「空白」が有るようには見えますが、そこには放射能のような無色無臭透明な生き物が居るように見えます。例えば私の住む町内会会長は、地区の消防団の会長も長年務めており、今年2回目の藍綬褒章を貰います。皇居で叙勲後、ホテルでパーティーをするそうです。戦後、「備忘録」を大急ぎで(寺崎英成等の協力の下)つくり、東京裁判を731部隊と同じく逃れ、戦争責任を一切取らず、無関係を装い、いち早く転身して生き抜いてきた生物が居るのではないでしょうか?その生き物は個人ではありません。前例の町会長のように多くの日本人の心に住み着いています。ハーバート・ビックス氏の指摘を受けるまでも無く、戦犯というものが存在するならギルティであったべき空虚な生き物です。平安時代は藤原氏、江戸時代、明治時代も激変の中生き抜いてきました。それは常に実権を持たない、時の権力の「葵の印籠」のような存在として生きてきました。中国では王朝が変わるたびに、前王朝の一族は皆殺しになりましたが、不思議と日本では「神の国」の象徴として生きています。私は過去の歴史的存在価値を認めないわけではありません。しかしそれは博物館に飾っておくものです。欧州にも王族は居ます。しかし彼らは博物館の展示品に過ぎません。国の象徴ではないのです。その空白の存在こそが日本システムの象徴ではないでしょうか?安倍晋三氏、自民党は、その九尾の狐の尻尾の一つに過ぎないのです。維新の会橋下氏などは跳ね返りのチンピラ見たいなものです。在特会も同じです。何時でも蜥蜴の尻尾のように切り捨てられます。勝共連合(統一教会)なども同じ根を持ちます。その空虚な存在(繰り返しますが個人を指していません)は一つのイデオロギーです。マンハイムに由ればイデオロギーもユートピアも共に虚偽の意識です。虚偽の意識を捨て、現実を認めなければ、日本的システムは変えられないのではないでしょうか?

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