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2012/12/19 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
テレビ報道に流されるIQの低い人たち
最近、再び「B層」という言葉が脚光を浴びている。ひと言でいうと、「マスコミ報道に流されやすい知能程度(IQ)の低い人たち」のこと。今回の無党派層もこの手合いとされる。差別的だと誤解されそうだが、いま企業はこのB層に悩まされている。
「B層」とは元来、05年の小泉郵政選挙の際、宣伝企画を行った広告会社が作った言葉だ。
言葉は刺激的だが、「IQが比較的低いため、具体的なことはよく分からないが、小泉純一郎のキャラクターを支持した層」のことを指す。
当時、「改革なくして成長なし」「聖域なき構造改革」とワンフレーズポリティクスをやったのも、浮動層であるB層を狙った戦略だった。
そして今、このB層が日本をダメにしていると警鐘を鳴らしているのが、哲学者の適菜収氏だ。
著書「日本をダメにしたB層の研究」(講談社)は、発売後すぐに重版がかかる人気になっている。
同書では、現在のB層の典型的な特徴をこう記している。
まず、こんなキーワードに左右されやすい。「期間限定」「数量限定」「食べ放題」「産地直送」「有機栽培」「長期熟成」「秘伝」「匠」「隠れ家」「クーポン」「カロリー〇%オフ」……。そういえば、夕方のニュース番組は、こればかりやっている。
次に、合言葉はコストパフォーマンスだという。かつて売れたバンドが食い詰めた揚げ句の「再結成」に喜び、「女子会」ブームに乗る。すべて広告代理店が大衆を誘導するためにつくったブームだ。
◆ツイッター並みの思考力を変える手はあるか
この軽薄層が企業をむしばみ始めている。広告会社の営業課長Aさん(39)は、まさにこの「B層部下」に苦しめられている真っ最中だ。
「震災直後は〈絆〉、オリンピック中は〈選手に感動をもらった〉、自己啓発書を読めば〈気づきを得た〉など、日常から浅はかな発言が多い部下と感じてはいました。しかし、ある会議で依頼主が宣伝手段を提案された時、〈それはちょっと刺さりませんね〉と口走ってしまった。いま私は、彼の商談に同行する際、『救心』を飲むようになりました」
不動産会社のマネジャーBさん(36)はこんな具合だ。
「育休明けの女性復帰率が低い職場ですので、社内で『女性復帰支援プロジェクト』が立ち上がりました。すると、子供どころか、結婚してもいない男性部下が〈僕、女性活用とか詳しいですし、関心があるから〉となぜか手を挙げた。仕方なくメンバーに加えましたが、ネットで検索した本当かどうかも分からない他社事例を持ち出してみせ、議論をかきまぜるだけ。こういう知ったかぶりが一番困る」
B層部下はどう扱うべきか? 若年層の生態に詳しいライターの持丸千乃氏がこう言う。
「彼らの知識はしょせん、ツイッターの制限である140字程度のものでしかないのです。つけ上がらせないためには、たとえば、流行だけで反原発を唱えだしたら、〈じゃあ、代替燃料について君の考えは?〉と知識を問うのではなく、意見を述べさせる質問をしてください。おそらく言葉が続かないでしょう。B層の問題は職場内で済めばいいが、必ず相手先企業にも迷惑をかけています」
平均的に国民の質が落ちてきている。今回の総選挙でも、それが証明された。国の将来までこのB層が握っているとすれば怖い。
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