http://www.asyura2.com/12/senkyo141/msg/463.html
Tweet |
野田氏を取り上げてもいかほどの意味があるのかというレベルまで墜ちたヒトだが、日本政治全体にも関わることなので一言。
民主党野田代表(首相)が、同志を引き連れ(巻き込み)、わざわざ、とてつもなく深い崖であることは知りながら飛び降りたのが、今回の解散・総選挙である。
その結果の歴史的大惨敗について、野田氏はあらぬ言い訳をしたそうである。
野田氏は、「来年1、2月も考えたが、年を越せば(結果は)もっとひどくなる。年内にやるしかなかった」と語ったそうだが、総選挙の“猶予期間”は来年9月までと長い。
来年の1月か2月は、逆に、編成した予算の成立を目指す重要な時期であり、そこでの解散を口にすること自体が、内閣総理大臣として失格と言える。
さらに意味不明なのは、「(来夏の)衆参同日選はやってはいけないと思っていた」というものだ。
それは、公明党のためならわかるが、支持政党なしの票をどれだけ獲得できるかにかかっている民主党にとっては、投票率も上がり、好ましい条件と言える。
何より、安倍自民党は、「消費税増税対策」として、4月〜6月にかけて景気が浮揚ないし浮揚傾向にあると思われるだけの財政出動をやろうとしている。「三党合意」の消費税増税なのだから、野田・民主党政権が、同じ政策+低所得者対策を実施して、消費税増税も悪いことばかりではないという事実を目にもの見せていれば、今回の総選挙よりは少しましな結果(100議席近く)を得られたはずである。
大笑いの言い訳は、「社会保障・税一体改革関連法が成立した直後の解散も考えたが、「(衆院の)『1票の格差』や(赤字国債を発行するための)特例公債法案の問題があり見送った」というものである。
今回の解散は、党首討論会で“定数削減”を突きつけ、それにYESと言わせ、“定数是正”も「特例公債法案」も短日日の内に成立させた。
社会保障・税一体改革関連法が成立した直後に、「特例公債法案」と“定数削減”を解散の条件にしても、同じように法案が成立することは小学生でもわかることである。
腐った人間がまともに戻ることは難しいとよくわかる話である。
※ 関連投稿
「[衆議院解散劇の裏を読む]米国も絡む日中関係に規定され動いてきた日本の12年後半政局」
http://www.asyura2.com/12/senkyo140/msg/769.html
「茶番劇!?石原氏は、息子も出馬した総裁選での安倍勝利を予め知っていた可能性:無視されたままの党首討論会「石原重要証言」」
http://www.asyura2.com/12/senkyo140/msg/780.html
「野田さんに恨み節…辞任は当然・負の遺産同情も:負は野田消費税増税:70名以上の離党者を出した代表を首にできなかったツケ」
http://www.asyura2.com/12/senkyo141/msg/350.html
=========================================================================================================
「年を越せば、もっとひどく」首相、決断の理由
読売新聞 12月19日(水)8時15分配信
野田首相が18日、首相官邸で川上義博首相補佐官と会談した際、今回の衆院解散・総選挙について「来年1、2月も考えたが、年を越せば(結果は)もっとひどくなる。年内にやるしかなかった」などと、年内の衆院選を決断した理由を語っていたことが分かった。
首相は「(来夏の)衆参同日選はやってはいけないと思っていた」とし、衆院選と参院選の時期を離すことを考慮したと説明。社会保障・税一体改革関連法が成立した直後の解散も考えたが、「(衆院の)『1票の格差』や(赤字国債を発行するための)特例公債法案の問題があり見送った」と述べたという。
最終更新:12月19日(水)8時15分
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/noda_cabinet/?1355884334
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK141掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。