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民主惨敗でも焼け太りする輿石幹事長の厚顔なる野望
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/2178
週刊文春 2012年12月27日号
衆院選で惨敗を喫し、政権を失った民主党。「A級戦犯」の野田佳彦首相をはじめ、党勢凋落の共同責任を負う党幹部たちが政治的影響力を失う中、ただ1人“焼け太り”しているのが輿石東幹事長だ。
衆院選中は、地元の山梨にこもりきり。数少ない選挙応援では、藤村修官房長官の名前を「イソムラ」と間違えて連呼し、周囲をあきれさせた。選挙の責任者であり、ナンバー2でもある幹事長は引責辞任することになるが、民主党参院関係者はこう明かす。
「輿石さんは表向き神妙にしているが、側近には『解散に反対した俺が戦犯扱いされる理由はない。責められるべきは独断専行で解散を強行した野田首相と、協力した岡田克也副総理や安住淳幹事長代行たちだ』と不満を漏らしている。前々から辞めたがっていた幹事長職は返上しても、謹慎するつもりは全くない」
幹事長は辞めても、参院民主党のトップである議員会長職は譲らず、ポスト野田体制でも首脳陣の一角を占めるだろうという見立てである。辞めていく野田首相に付き合っている暇などないという心境のようだ。
確かに、衆院で中政党に転落した民主党にとって頼みの綱は参院。最盛期より所属議員は20人以上減ったが、それでもなお88議席を有する参院民主党は第1党だ。日銀総裁の同意人事などで、ほかの野党とうまく連携すれば、政局の主導権を握ることも可能だ。参院各党と太いパイプを持つ自分以外に、司令塔が務まる人間はいないという自負が輿石氏の背中を押しているようだ。
また、衆院で惨敗したことで、より参議院の発言力が増し、「野田氏の後継代表も参院を大事にしないと党運営ができない」(同前)ことになり、参院を束ねる輿石氏の影響力が強まることになる。
「落選した人には申し訳ないが、参院側は『参院選では振り子の論理が働く。かえって戦いやすくなった』と考えている。国会で存在感を示し、好感度の高い新代表を担いで参院選に臨めば、自民と互角以上の勝負ができるというのが輿石さんの読みだ」(同前)
輿石氏の目標は、参院選後も民主党が第1党の座を守ること。議長は第1党が出すのが慣例で、自分に三権の長のイスが回ってくるという計算からだ。惨敗に打ちひしがれる首相を尻目に、民主党の“子泣き爺”はちゃっかり机の下でそろばんを弾いている。
文「週刊文春」編集部
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