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2012/12/17 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
小沢が影響力を失えばこの国は一気に右傾化する
「まさか、ここまで大敗するとは……」
さすがに小沢一郎も、こう絶句しているに違いない。
「未来の党」が獲得したのは、わずか9議席にすぎなかった。小選挙区を勝ち上がったのは、小沢一郎と亀井静香の2人だけだ。61議席あった公示前勢力を6分の1に減らしてしまった。
ショッキングだったのは、比例の東北ブロックでも1議席しか取れなかったことだ。小沢王国であり、原発事故の足元なのに「未来の党」が掲げた“卒原発”も効果を発揮しなかった。
それもこれも、小沢が“選挙戦略”を誤ったからだ。最大のミスは、代表の嘉田由紀子知事を選挙戦の前面に立て、自分は裏に引っ込んだことである。
「未来」の苦戦が伝えられ、最後の1週間、慌てて街頭演説をはじめたが、いくらなんでも遅すぎた。
もっと早く選挙巧者の小沢が先頭に立っていたら、これほどの大敗はなかったはずである。
「なぜ、小沢氏は最初から前面に出なかったのか、大失敗ですよ。大手メディアは、極悪人のように報じているが、小沢氏が街頭に立つと人が集まる。やはり小沢ファンは多い。口ベタだけど、話に説得力があるから聴衆も納得して聞いていました。もっと小沢氏が前面に出ていれば、票が集まったはずです。申し訳ないが、嘉田さんではアピール力に欠けた。少なくとも幹事長に就き、選挙を仕切るべきでした」(政治評論家・本澤二郎氏)
最悪なのは、小沢が政界で力を失うことで、日本の右傾化が一気に進むことだ。「ハト派」が多かった旧田中派出身の小沢は、安倍晋三のような「戦前回帰」「軍拡路線」を危惧してきた。
日本はアジア諸国と良好な関係を築くべきだと訴えてきた。
政界の実力者である小沢が失墜すれば、安倍自民党はやりたい放題である。手の内を知られた長年の邪魔者がいなくなったと、ハメをはずして突っ走るに違いない。
もう小沢一郎には、次の一手はないのか。このまま消えてしまうのか。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。
「小沢さんは、まだ諦めていない。次こそ自分が先頭に立って、もう一度“第三極”の結集に動きだすつもりでしょう。さすがに、今回は時間が足りなかった。なにしろ、未来の党の誕生から半月しかたっていない。決戦の舞台を、来年7月の参院選だと考えているはずです。半年あれば、十分に態勢を立て直せると思っている。恐らく、ガタガタになった民主党にも、手を伸ばすはずです」
小沢のことだ。野田首相が辞めた後の民主党と“選挙協力”することだってあり得ない話じゃない。前出の本澤二郎氏が言う。
「小沢氏が巻き返せるかどうか、すべては参院選の争点を〈消費税〉と〈原発〉にできるかどうかだと思う。衆院選は選挙の“争点”が拡散してしまった。もし、消費税と原発が一大テーマになれば、“未来の党”は、自公や維新の対立軸となって、間違いなく議席を伸ばすはずです」
これまで何度も「政治生命は終わった」といわれながら、復活してきた小沢。40年の政治生活をかけた本当に最後の勝負になるはずだ。
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- 小沢一郎に次の一手などない。もうおしまい。完。 仕業屋 2012/12/18 00:01:44
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