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誰も通らない裏道
2012/12/17
平成の大政翼賛 〜 改憲勢力455議席という時代の到来
「これだけの事故が起きて、それでも変わらないというのであれば、この国はダメだと思います」
(京都大学原子炉実験所助教 小出裕章)
今回の選挙結果で私がなによりも驚いた、というよりも恐ろしいと感じたのは、自民(294)、公明(31)で再議決に必要な3分の2の勢力を獲得したことではない。
これに民主57、維新54、みんな18、国民新1を加えると455議席になることだ。
私は11月22日のエントリーで、「いま野田がやっているのは、選挙後に、より自公と連立しやすくするための、いらない連中の振り落としと見ることもできる。」と書いたが、民主の残留組は元々自民と組むことに違和感のない、まさに自民党野田派といった面々だ。
これに元々タカ派丸出しの維新、さらに与党志向のみんな、国民新を入れると、実に衆議院480議席の94.7%が自民の政策に違和感のない勢力となる。
一方、「確かな野党」は共産党のキャッチフレースだが、それを拝借すれば、衆議院で「確かな野党」は未来、共産、社民、大地のトータル20議席しかない。
では自民の政策とは何か?
まず原発は推進。
改憲。
・自民党憲法改正草案
そして消費税増税ということになる。
ところで、今回の選挙結果に一番安堵しているのは、原子力ムラの面々だろう。
何しろアベシンゾーは福島第一原発破局事故のA級戦犯(総理大臣時代に原発の破局事故は起こらないようにしているので対策は考えてなのだから、お仲間中のお仲間だ。
福島やその近県では、日本の法律に照らせば住んではいけない地域が広大にある。そこに住む人びと(小出裕章氏は1千万人近くになるのではないかと指摘している)は民主党政権時においては棄てられた存在だ。
自民党はその政策を間違いなく継続する。
そして放射能汚染による被害など何もないというスタンスをとり続けるだろう。
福島第一原発の事故処理、既存原発の廃炉、放射性廃棄物の最終処分場探しとその処分方法、、、
あらゆる面で行き詰っている原発政策をそれでも継続すればどうなるか? もはや想像もつかないが、旧ソ連ではチェルノブイリ原発一基の事故で5年後に崩壊したという事実は、歴史の教訓として記憶しておいてもいいだろう。
最後に。
今回の総選挙をもって、2009年3月(小沢秘書の架空事件での逮捕)から始まった既得権益勢力による「政権交代潰し作戦」は完了した。その最大の功労者は、総力をあげて世論操作をしたマスメディアである。
http://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2012/12/450-2348.html
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