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「彼らは見るには見るが認めず、聞くには聞くが悟らない、こうして回心して赦されることはない」
2012-12-17 03:49:14
カルディコット博士のセミナーからスタートすることになった医師達の会合より帰宅してから、選挙結果をなんとなく眺めています。テレビがない環境で。そうすると、予想通りなのですが、自民党が大勝しています。思っていたよりも維新もかなり票が伸びていて、改憲も徴兵制も原発再稼働も何でもできそうな時代になりました。きょうの都内は妙に明るくて、僕がことし見た東京の光景の中で、最も被爆を意識させないような状態でした。ただ、僕には違和感だらけでしたが、まあこれが今の日本のリアルと思います。
日本の国民大衆の感覚ですし、小選挙区制度というシステムの場合、第一党の民主党が滑り落ちると第二党の自民党に票が過剰に集まるのは当然の話です。雪崩をうってそうなるのが、この選挙制度の根幹システムですから。結果は何らおかしくありません。
実は維新は、思っていたよりも票を伸ばしているのも、ある意味で納得した事象がありました。さっき、メキシコステーキ(全部輸入食材と富山米)屋で食事をしたのですが、、東京の若い子達が、十人程度で飲み会しながら、女子相手に話をつづけていました。典型的な東京の今どきの、しかもおそらく家がよさそうな子たち。彼らが口々に「維新がいいよ。」としゃべり倒していたのも聞きました。見た目と勢いがあると言いながら、橋下市長のパフォーマンスに惹かれ、石原に自分たちの祖父みたいな感覚を感じているような言い方でした。こういう若者たちが、維新というワードを、マスコミ報道とシンクロして推奨している感覚なのでしょう。僕自身の感覚が、良くも悪くも高すぎたのだと思います。大衆、特に若者の認識はそんなものではまるでありません。彼らは、ちょっとした飾り付けで反応しています。本質はありません。
これで、この後、自民がこけた場合の極右受け皿もできました。この結果は想定通りの話です。自民が今後こけた場合、更なる極右グループに政権はスライドする可能性が高く、今後十年スパンで、ライトウイングの強い体制の日本になることはほぼ間違いありません。そうすると、反原発も、放射能防御も言説として、さらに認められない社会環境に置かれる可能性も否定はできません。
まあ、こうした事を多数の日本国民が選択したということは、間違いありません。ごく少数の側の人間として、どういうように対応すべきなのか、この国(「東京で」ではなく)で僕は生存していくことが可能なのかという事を自分が問い直す状態になったんだなと、僕は思っています。現実を受け入れて、対処法を考えないと、本当に殺されます。納得しろなんて言いません。結果は受け止めて、日本は、僕らが思うような社会ではないという現実を踏まえて、あなたも僕も立派に非国民で、どんどん追いつめられる社会となったと。それを認識しないと、相手に殺されます。現実を認めなさい。ある意味、逃げ方も考えなきゃならなくなりましたから。予想通りですけど。
次には、言論統制は、ある程度、されるに決まっています。民主党でこうなら、自民はさらに進みます。違う因子で自民がうまくいかなかったら(この可能性は大)、さらに極右になります。
まあ、先に戦争かもしれません。なんせ国土の三分の一を毀損しましたから。おそらく領土回復を目的とした、無意識の開戦願望が日本人にあると思います。そういう中で、被爆阻止を訴える≒非国民という構図です。
勝ったのは、被爆を認めない、原発を進めたい人。今の社会の中核がねじれなくそうなったということです。大衆は愚かなんです。
「彼らは見るには見るが認めず、聞くには聞くが悟らない、こうして回心して赦されることはない」(マルコによる福音書3・12)。これが今の日本の現実なのでしょう。進むも地獄。退くも地獄。
国民の多数が、放射能被害を本気で無視するという時代に突入しました。そして、本丸自民が登場したことで、これでこの国に、僕らがいられるのかどうかというところまで、追いつめられたことは間違いありません。
でも、僕は追いつめられる方が好きなので、むしろちょっと興奮しています。ぎりぎりまで追い詰められるとはじめて、活路が拓けるのも実は、僕の人生にもっとも多いパターンです。人間は追い込まれて初めて、その本質に触れるものです。リアルとはそういうもの。本質に触れることで違う目が出ますから。
おととい話した、浮遊する首都圏女子は、きっと僕が体験してきたぎりぎりを回避してしまい、その本質に触れることを意識的にか無意識的にか逃げていたのだと思います。でも、たぶんそういう逃走は、みんなもできなくなります。僕ができないばかりでなくて。
さて、貴女はどうしますか。僕は、貴女の心の声が聴きたいです。
転写終了
政治・選挙・NHK141 阿修羅
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