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株式日記と経済展望
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確かに日本の国力は落ちてきた。その状況を見透かして、中国や韓国、
ロシアは日本にケンカを仕掛けている。 ジャーナリスト落合信彦
2012年12月16日 日曜日
◆中国の品格なきデモや韓国の反日ヒステリーは二流国の証し 10月30日 SAPIO
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121030-00000018-pseven-int
「アラブの春」以降、アラブでイスラム原理主義が台頭する状況はもはや「アラブの嵐」状態。そんな中、イスラエルがイランに対して攻撃を加える可能性が高まっている。イスラエルがイランへの攻撃に踏み切れば、日本とて影響を受けずにはいられない。中東情勢から日本が学ぶことはあるのか。ジャーナリストの落合信彦氏が解説する。
* * *
世界情勢は将棋盤のように複雑だ。ある一箇所でバランスが崩れれば、その影響は全体に波及する。ロシアはイランを助けるだろうし、アメリカはイスラエルを支援せざるを得なくなる。
この紛争による混乱に乗じて、中国が行動を起こす可能性も高まっている。例えば尖閣諸島への上陸は、平時であれば国際社会から非難を受けるが、中東で戦争が起きていれば話は違ってくる。日本はその時、ならず者国家と自分自身の力で対峙しなければならない。
中国で反日デモが起きても、大多数の日本人は東京の中国大使館の前で同じことをしようとは考えない。それはそれで素晴らしいことだ。一党独裁の中国と、やや稚拙ではあるが民主主義国家の日本は全く違う。大人の品格ある国家として対応すればいい。日本人はスポーツの試合でも相手国の国歌斉唱の際にブーイングなどしない。相手を尊重し、自国に誇りを持つ。その姿勢はもちろんこれからも失ってはならない。
ただし一方で、相手が一線を越えたらいつでもケンカができる姿勢を見せなければならない。中国の品格なきデモや韓国の反日ヒステリーは二流国の証しだが、「日本が反撃しない」とわかっているからエスカレートしている側面はある。
尖閣を巡って中国の海軍と向き合うような事態になった時、日本にブリンクマンシップ(瀬戸際戦略)を取る能力はあるだろうか。極限まで緊張を高め、その結果として相手の譲歩を引き出す手法だ。50年前のキューバ危機で、ジョン・F・ケネディは第三次世界大戦勃発ギリギリまで緊張を高め、ソ連のフルシチョフから譲歩を勝ち取った。その時と同じことが日本にできるかが問われるのだ。
私は20年以上、日本には諜報機関が必要だと言い続けてきた。「ケンカ」をするためには情報がいるのだ。ケネディもただ単にフルシチョフと我慢比べをしたわけではない。搦め手では大使ルートでアメリカの諜報機関がソ連の弱みを握っていることを伝え、脅しをかけていた。
日本人の武器は頭のよさのはずである。お行儀の良い賢さだけでなく、インテリジェンスの世界で通用する賢さを身につけなくてはならない。そのために残された時間は少ない。
確かに日本の国力は落ちてきた。その状況を見透かして、中国や韓国、ロシアは日本にケンカを仕掛けている。国家の危機だが、これはチャンスでもある。日本では総選挙が近づいてきたが、有権者の一人ひとりが深く考えるべきだ。政治家の甘い言葉に騙されていないか、大新聞・テレビの無責任な報道に踊らされていないか。そして、国を守るためにはどういった投票行動が必要なのか。
日本人はお上に唯々諾々と従いがちだ。それでも耐えながら結果を残すのが美徳とされてきた。しかし、激動の世界の中で「政治家はバカだが国民は一流」というスタイルでは生き残れない。規律正しくありながらも、言うべきことは言い、ケンカすべき時はケンカをする。その覚悟が求められるのは、国家も政治家も個人も同じなのである。
(私のコメント)
残念ながら日本の外交と防衛はアメリカに丸投げであり、日本独自に外交や防衛をすることは事実上出来ない。いちいちアメリカにお伺いを立てているのが実情であり、アメリカが超大国で覇権国家であるうちはそれでもよかったのでしょうが、アメリカが世界の覇権国家であるのは2008年で終わってしまった。黒人のオバマ大統領が選ばれたのは、それを象徴するような出来事だった。
それまでは、軍事力だけではなく金融で世界を支配するという金融立国を目指していましたが、金融立国の主体であったゴールドマンサックスを始めとして投資銀行が倒産の危機に直面してしまった。所詮金融で世界を支配すると言うのは幻想であり、経済の主流は実物経済しかありえない。しかしアメリカは既に製造業を外国に依存するようになり、農業や鉱業などの産業しか残っていなかった。
アメリカの弱体化を見透かして中国が海洋進出を試みるようになり、南シナ海は中国の内海化している。昔ならアメリカの第七艦隊が風を切って航行してきた海なのですが、中国のミサイルや潜水艦によって近寄れなくなってしまっている。アメリカ空母の香港の寄港すらままならなくなっている。黄海もアメリカの空母は航行できなくなり中国は一つ一つ領海を広げてきている。
尖閣諸島のある東シナ海も、尖閣を領有する事で台湾や沖縄に圧力をかけ領有するつもりだろう。まるで18世紀のままのような国家であるのが中国であり、国際社会は中国のチベット領有やウイグル領有を認めてきた。そして民族の浄化を行い漢民族化が進んでいる。冊封と朝貢と言う言葉は曖昧ですが、現代用語で言えば覇権に当たるのだろう。独立自治は認めるが宗主国に逆らう事は許されない。
21世紀に入って中国は覇権に目覚めて領土拡大を目指しているようだ。それに対してアメリカも日本国を武装解除して冊封体制に組み込んで来ましたが、中国の覇権とアメリカの覇権がぶつかり合うようになって来た。朝鮮半島の38度線はアメリカと中国の覇権の境界線ですが、中国の台頭とアメリカの衰退により東アジアで波乱が起きようとしている。
日本はアメリカから押し付けられた憲法で軍事力が禁じられているからアメリカにお任せするしかないのですが、朝鮮戦争やベトナム戦争の時のようにアメリカと中国の戦争を高みの見物していればいいのだろうか。ソ連も冷戦に敗北する事で東ヨーロッパや中央アジア諸国やバルト三国が独立しましたが、東アジアでアメリカと中国が戦争してアメリカが負ければ日本はアメリカから開放されて真の独立が得られるのだろうか?
いわば中国の台頭で東アジアにおけるアメリカの覇権体制が緩んできて、アメリカの動向が注目されますが、アメリカは防衛ラインをハワイからグアム、オーストラリアのラインまで後退させようとしている。だからこそ中国海軍が南シナ海に進出してきたのでしょうが、東シナ海の尖閣諸島がアメリカと中国の覇権争いの主戦場になるようだ。
尖閣は単なる岩礁に過ぎず、何の役にも立たないから放置されてきましたが、中国は70年代にはいって領有を主張するようになった。アメリカが沖縄を直接支配しているときは何も言わずに日本に返還されたとたんに領有を主張するのは非常に分かりやすい。日本自身もアメリカの支配が弱まってきてハワイからグアムまで防衛ラインを後退させる事は日本の独立のチャンスでもあるのですが、中国の支配下に入ったのでは意味が無い。
日本が領土問題を他人事にようにして見ているのは、日本は憲法によって軍事力をもてないようにされてしまったからであり、未だにアメリカの軍事基地が日本全国に展開している。北方領土も竹島も実効支配されても他人事なのは、日本がアメリカの実効支配を受けているからであり、日本政府に解決の主導権は無い。尖閣も同じですが、アメリカが尖閣を中国に譲り渡せば、まさに防衛ラインが沖縄、台湾、フィリピンのラインからハワイからグアムまで後退させた証明になるのだろう。
もし尖閣が中国によって占領されてアメリカが動かなければ、日米安保体制は事実上崩壊した事になる。次は沖縄を中国は領有を言い始めるだろう。そうなれば衰退したアメリカは沖縄からも撤退して行くかもしれない。ソ連が崩壊して東ヨーロッパに革命が起きて独立して言ったように、日本からアメリカ軍が撤退して行けば革命が起きて憲法改正ができるようになるかもしれない。
落合信彦氏が言っていることは、日本が独立国であるかのような主張であり、日本が中国に対抗できるわけが無い。日本の防衛はアメリカの管轄であり憲法上日本には軍隊は無い。だから自衛隊が中国軍と尖閣をめぐって戦争する事は必要が無い。それはアメリカ軍の管轄だからだ。もしアメリカ軍が戦わずして中国に尖閣を譲るのなら日米安保は事実上解消した事になる。日本は真の独立国ではなくアメリカに実効支配された植民地に過ぎないからだ。
落合氏が言っている、「中国や韓国、ロシアは日本にケンカを仕掛けている。」と言うのは事実だが、アメリカが防衛ラインを後退させていることに気がつくべきなのだ。なぜ後退させているかはアメリカが中国に対抗できなくなってきたからだ。中国政府高官が「中国はハワイの領有も主張する事ができる」とクリントン国務長官に言ったのは冗談ではなく中国の本音なのだ。それだけアメリカは中国に舐められて来ている。だからクリントン長官は神経がまいってしまって失神してしまった。
◆クリントン国務長官が一時失神 当面は自宅で勤務 12月16日 朝日新聞
http://www.asahi.com/international/update/1216/TKY201212160033.html
【ワシントン=望月洋嗣】米国務省は15日、クリントン国務長官がウイルス性の腹痛に伴って脳振盪(しんとう)を起こしたため、当面は自宅で静養しながら職務にあたると発表した。米議会下院外交委員会によると、20日に予定されていたリビアでのテロ事件に関する公聴会も欠席する。
クリントン氏はウイルス性の腹痛のため、モロッコなどへの外遊をとりやめ、自宅で静養していた。国務省によると、この腹痛のため脱水症状になって失神し、脳振盪にもなった。定期的に医師の診察を受けて回復しているが、17日からの週は、国務省と連絡を取りながら在宅で職務をこなすという。
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