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急ごしらえ、未来大敗 小沢系とのあつれき懸念
http://www.asahi.com/politics/update/1217/TKY201212170038.html
2012年12月17日4時46分 朝日新聞
日本未来の党は公示前の61議席を大幅に減らす惨敗となった。脱原発票の受け皿を狙ったものの、公示直前の結成という急ごしらえで浸透しなかった。小沢一郎氏が率いた「国民の生活が第一」と合流した効果もなかった。
未来代表の嘉田由紀子滋賀県知事が「選挙の顔」として全国を回った。未来への投票を「鉛筆一本の勇気」と訴え、脱原発の世論が草の根で広がることを期待した。だが、支持は広がらず、嘉田氏は16日夜、東京都内で記者会見し、「浸透する時間が不足していた」と悔しさをにじませた。
一方で、嘉田氏は小沢氏を無役にして「小沢支配」批判をかわそうとした。だが、選挙公約には生活が進めた政策が多く盛り込まれ、生活出身議員らが主導した比例ブロック名簿づくりでも立候補届け出のギリギリまで混乱。「小沢色」は薄まらなかった。選挙戦終盤では、反転攻勢を狙って方針を転換。知名度の高い小沢氏が国会周辺の脱原発集会に参加するなどしてアピールした。それでも、最後まで急ごしらえの印象はぬぐえなかった。
嘉田氏は「今回の選挙はファーストステップ」と位置づける。来年夏の参院選に向け、原発政策や消費増税で政権批判を強めて存在感を高める構えだ。ただ、衆院で影響力を持てる議席は得られず、巻き返しは難しい情勢になった。党勢を立て直すため、嘉田氏が2014年7月の任期満了を待たずに知事を辞職し、参院選に立候補するとの見方も周辺にはある。
選挙後の人事も焦点だ。未来の幹事長ポストは空席のまま。嘉田氏は会見で小沢氏の処遇について「一兵卒の方向で考えたい」と語ったが、党運営をめぐり嘉田氏と「小沢系」のあつれきが生じる可能性もある。
◇
落選続々 「小沢時代」に幕
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121217/elc12121707300242-n1.htm
2012.12.17 07:28 産経新聞
「国民の生活が第一」から日本未来の党に合流した候補者は相次いで落選の憂き目にあった。小沢一郎元民主党代表は、嘉田由紀子滋賀県知事を代表に迎え党の看板を一新しても勝てなかった。選挙に強いという「小沢神話」の崩壊を印象づけるとともに長く永田町を支配した「小沢時代」の終わりを知らしめた。
「小沢さんは読みを間違えたのかなあ…」
16日夜、選挙区で敗北した、小沢氏に近い前職は放心状態でつぶやいた。他の前職関係者も「未来への合流は失敗だった」と断言。小沢氏に従って合流した前職に「裏切られた」との思いがくすぶり始めている。
小沢氏の求心力低下は7月の生活結成とともに始まった。第三極が連携する「オリーブの木」構想は不発。そこで「脱原発」を旗印に嘉田氏と新党を結成、自らは「またまた一兵卒」となって小沢色を薄めようとしたが失敗。「小沢王国」といわれた岩手県も大きく揺らいだ。
小沢氏は16日午後、都内で嘉田氏と会談し、今後の連携を確認したが、展望は開けそうにない。
◇
衆院選:未来の党、小沢一郎氏 生き残り戦略は誤算に
http://mainichi.jp/select/news/20121217k0000m010273000c.html
毎日新聞 2012年12月17日 02時52分(最終更新 12月17日 03時25分)
「日本未来の党」に合流して生き残りを図った小沢一郎元民主党代表の戦略は誤算に終わった。未来で小選挙区を勝ち残ったのは、強固な選挙基盤を誇る小沢氏(岩手4区)と亀井静香氏(広島6区)の2人のみ。嘉田由紀子代表(滋賀県知事)の清新なイメージで「小沢チルドレン」らの生き残りを図った戦略は「小沢隠し」とみなされ、完全に裏目に出る結果となった。
「小沢王国」とされた岩手県内4選挙区でも、小沢氏とたもとをわかち民主党に残留した階猛氏(岩手1区)、黄川田徹氏(岩手3区)は逆風の中で勝ち残った。小沢氏は最終盤に岩手県に入り、異例のてこ入れをしたものの、未来候補は落選し、地元でも小沢氏離れを印象づけた。【中島和哉】
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