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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121215/plt1212151451000-n1.htm
2012.12.15 ZAKZAK
日本の将来を決める第46回衆院選が16日、いよいよ投開票される。報道各社の世論調査では、自民党の政権返り咲きと、民主党の惨敗は揺るぎそうにない。また、個別選挙区に目を向けると、民主党を中心に大物・著名議員が「当選ライン」ギリギリでのたうち回っている。夕刊フジでは、そんな大接戦区のうち28を厳選し、最終情勢を探った。ぜひ手元に置いて、開票速報を吟味してほしい。
「自民党圧勝といわれるが、そこまでの熱気は感じない。無党派層による衆院選への関心が下がっているだけに、連合など支持団体のひと押しで、接戦区で民主党が盛り返す可能性もある」
選挙分析に定評のある政治広報システム研究所の久保田正志代表は、終盤の傾向をこう語った。ただ、選挙に強かった民主党の現職閣僚や閣僚経験者らが接戦を強いられるほど、民主党への猛烈な大逆風は間違いない。
象徴的なのが、新潟5区の田中真紀子文科相だ。これまで、父・田中角栄元首相が築いた最強個人後援会「越山会」をベースに盤石だったが、今回は、自民党から元山古志村長の長島忠美氏、「日本維新の会(維新)」からは過去2回の衆院選で真紀子氏と争った医師兼弁護士の米山隆一氏という強敵2人が出馬した。
久保田氏は「横並びの接戦だ。真紀子氏が3位に転落している調査もある。各候補が支持層を固め終わり、無党派をどれだけ取り込めるかがカギだ」と話した。
ほかにも、城島光力財務相(神奈川10区)や、中塚一宏金融相(同12区)、藤村修官房長官(大阪7区)、樽床伸二総務相(同12区)、下地幹郎郵政担当相(沖縄1区、国民新党)は「やや劣勢」だ。
閣僚経験者や民主党幹部はどうか。
福島第1原発事故でのひどい対応を指摘される菅直人前首相(東京18区)や、沖縄・尖閣沖中国漁船衝突事件で弱腰外交を主導した「影の宰相」こと仙谷由人元官房長官(徳島1区)が「やや劣勢」だ。
久保田氏は「菅氏が乗った選挙カーが事故を起こし、頭を12針も縫うなど運気もよくない。仙谷氏は、序盤に比べてリードを広げられている。四国では、民主党の比例復活は1議席だろう。接戦の愛媛3区などの結果次第で、仙谷氏は比例復活も危うい」と話している。
また、古都・京都で「前原誠司政調会長よりも選挙に強い」(京都府政関係者)といわれ、序盤では優勢だった民主党の山井和則国対委員長(京都6区)も、維新と自民党に挟撃されて接戦を強いられている。
維新は、石原慎太郎代表と橋下徹代表代行の政策や発言のズレが目立っていることもあり、小選挙区で苦戦の連続だ。
民主党を離党して維新入りした山梨1区の小沢鋭仁元環境相は、民主党が「刺客」を立てたうえ、「山梨のドン」こと輿石東幹事長が支持層の引きはがしに躍起になっており「やや劣勢」。「山梨1区と、石関貴史氏の群馬2区を落とせば、維新は東日本の小選挙区で全滅する可能性が高い」(久保田氏)危機的状況という。
維新は西日本では、本拠地・大阪で息を吹き返しつつある。全国に派遣していた地方議員を呼び戻すなどの引き締めが効果をあげているのだ。民主党の辻元清美氏らと争う、維新の松浪健太氏(大阪10区)は「やや優勢」となった。ただ、大阪以外の地域では広がりを欠いており、国会議員団幹事長の松野頼久氏(熊本1区)も「やや劣勢」だ。
嘉田由紀子代表(滋賀県知事)の「日本未来の党(未来)」は、さらに苦しい。
小沢一郎氏(岩手4区)は、比例重複立候補を拒否しており、小選挙区で敗れれば即、政界引退につながる。読売新聞は14日、最新調査をもとに小沢氏と自民党候補が「もつれる」展開と報じた。岩手1−3区には、小沢氏の威信をかけて未来の候補者を擁立した。背水の陣は奏功するか。
意外な大物も苦戦している。広島6区の亀井静香氏だ。久保田氏は「亀井氏が自民党を離党して7年。地方議員も代替わりし、力は落ちている。番狂わせがあり得る」と話す。未来の女性候補は全敗危機だ。
一方、自民党の有名候補が接戦を演じている地域もある。
加藤紘一氏(山形3区)は無所属新人に詰め寄られ、「ヤンキー先生」こと義家弘介氏(神奈川16区)は、民主党前職を相手に横一線だ。久保田氏は「加藤氏には世代交代の波が直撃し、義家氏は思ったほど知名度がなかった」と分析している。
文字通り、勝敗はフタをあけてみなければ分からない、か−。
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