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2012/12/13 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
「『光明星3』号衛星の打ち上げに成功」――きのう(12日)、北朝鮮が誇らしげに発表した事実上の長距離弾道ミサイル発射。予告通りの飛行ルートをたどり、衛星軌道に乗ったとみられることが確認された。この成功で「米本土全域が射程圏内に入った」(軍消息筋)との話もあり、金正恩は鼻高々である。
情けないのは野田政権だ。「10〜22日」としていた発射予告期間を「“技術的問題”で29日まで1週間延長する」という北朝鮮の“リーク”に浮足立って右往左往。韓国情報筋からの「ミサイルが一時発射台から取り外された」というマユツバ情報をうのみにして、政府内では「発射は当面ない」との見方が広がっていた。
藤村官房長官はミサイル発射後、「実はさまざまな情報を総合、分析したところ、引き続き北朝鮮は近日中の発射可能な態勢との認識を共有していた」なんて取り繕っていたが、「(発射を)意識していなかった」と認めている政府関係者もいる。藤村の“後出しジャンケン”は明白だ。
きのう、沖縄の米軍基地「キャンプバトラー」と「キャンプシールズ」で米軍のミサイル迎撃態勢を取材していた軍事ジャーナリストの世良光弘氏がこう言う。
「“意識してなかった”なんてノンキなこと言っているのは、日本政府だけですよ。米軍は北朝鮮が4月にテポドン2の改良型とみられる長距離弾道ミサイルを試験発射した時点で警戒レベルを引き上げている。もちろん今回も“発射延期”の発表後も警戒レベルを下げず、全軍態勢で監視を続けていました」
◆情報衛星もブタに真珠
北朝鮮がフェイントをかけて発射した理由として、「サプライズを演出しようとした」「ミサイル防衛システムの迎撃を防ごうとした」などさまざまな臆測が飛び交っている。しかし、政府が発射を見抜けなかった「間抜けの構造」が問題なのだ。
「政府の内閣官房情報調査室は数年前から職員を増強し、北朝鮮の監視態勢を強めてきました。昨年は情報収集衛星レーダーを搭載したH2Aロケットを打ち上げました。これは夜間や曇天でも地上を撮影する能力がある優れもの。なのに判断を見誤ったのは衛星写真を分析、解析する職員のインテリジェンス能力に問題があるからでしょう」(霞が関関係者)
選挙のために官房長官が「さっさと打ってくれれば」と軽口を叩く国だ。ノドンが飛んできたら日本は一発でアウトだ。
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