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戦争を知らない人たちが戦争を出来る国を作ろうとしている
2012.12.12 Wednesday
国防軍を作り、平和憲法を破棄すると言っている人たちが支持を集めています。
冗談かと思ったら本当らしく驚いています。
以前、テレビ番組で自民党の安倍氏はこういう趣旨のことを言っていました。
「集団的自衛権というのは例えば、日本のタンカーを守るために行動している米軍が攻撃されたら、自衛隊が助けるということです。」
一見もっともに聞こえるけどもちょっと待ってほしい。
これって、平時なんですか?平時に宣戦布告もなしに日本のタンカーが攻撃されるなんてことあるんですか?
戦時を想定しているんじゃないですか?例えば太平洋戦争の時に、疎開する子供たちを乗せた船が米軍の攻撃で沈没したとかそういうことを想定しているんじゃないですか?
戦争をしないと言っている国のタンカーにいきなりミサイルを撃ち込んでくる国なんてあるんですか?それまでに緊張状態があるんじゃないですか?それを話し合いで解決しましょうというのが日本の外交方針だったんじゃないですか?それをやめるということですか?
原発を推進しますといっている人たちが支持を集めています。
これも冗談かと思ったらどうやら本当らしく驚いています。
使用済み核燃料はどうするんでしょう?
なんで将来世代にツケを残せないといって消費税は増税するのに
核のゴミは将来世代に残すのでしょう。
不思議でなりません。
以前、自民党の町村氏はこういう趣旨のことを言っていました。
「例えば、自動車だって事故が起きて何千という人が亡くなっていますが、皆さん自動車を使い続けているでしょう」
一見、もっともらしく聞こえますが、僕は全く違うと思います。
自動車事故で人が亡くなっていくのは事実です。でも事故が起きた土地に住めなくなりますか?その処理に何十年という時間がかかりますか?
もし自動車事故が起きたらその土地に何十年と住めなくなり、事故処理に莫大な時間がかかるとすれば、人は自動車に乗らなくなるんじゃないですか?
リスクとメリットのバランスが全く違います。
いずれにしても、こういった勇ましい発言をなさる権力者の皆さんは決して犠牲になりません。
戦争の前線で戦うこともありませんし、原発事故の現場で汚染水と格闘しながら被曝することもありません。自分のかわいい子供や孫たちがそういった最前線に送られることもありません。
いつでも最前線に送られるのは私たち庶民です。そして弱いものから、貧しいものから犠牲になっていきます。できればやりたくないと思っていても稼ぐためと被曝労働や戦場に向かうのです。
戦争を支持する人たちはパレスチナやアフガニスタンやイラクの現実を見たのでしょうか?原発を推進する人たちは福島の事故現場の作業を目の当たりにしたのでしょうか?チェルノブイリの子供たちの声に耳を傾けたのでしょうか?そこで何が起こっているのか、どれだけの悲劇が起きてたのか、起きているのか知っているのでしょうか?
現実を知らない、あるいは見ようとしない人たちが机上の理屈だけでことを起こそうとしていることが僕は気持ち悪い。
そして何よりも戦争の悲惨さを知らない人たちが、戦争を出来る国にしようとしていることにものすごく危機を感じます。
これは僕がイラクで聞いた話です。
バクダットで普通に暮らしていた家族の家に米軍の爆弾が落ちてきました。走ってお父さんいる所に逃げてきた4歳の女の子の頭に飛んできたコンクリートの破片が直撃しました。その子の後頭部は吹き飛びました。そのまま倒れる女の子にお父さんが駆け寄ります。頭の後ろ半分がなくなって脳みそが辺りに散らばっていました。お父さんは泣きながらその脳みそをかき集めて、一生懸命女の子の頭に戻しました。でも女の子は生き返りませんでした。あとにはお父さんの泣き叫ぶ声だけが聞こえていました。
僕はいかなる戦争も反対します。
そして日本が戦争をする国になることにも反対します。
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