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12月12日(水) 旧保守主義と新自由主義が手を結んだ最悪政権の樹立を許してはならない
総選挙の結果、悪夢のような政権が誕生するかもしれません。旧保守主義と新自由主義が手を結んだ最悪の政権です。
そのような政権が登場すれば、日本の未来はメチャクチャになるでしょう。それを選び取るようなことになっても良いのでしょうか。
選挙の情勢調査によると、自民党が300議席を超える勢いだそうです。もし、安倍さんが政権についた場合、竹中平蔵さんと手を組んで竹中さんを日銀総裁にするかもしれないと言われています。
このような情勢の中で、日本維新の会も自民党への接近を計りつつあります。その維新の会は、旧保守主義の典型のような石原さんと新自由主義を掲げている橋下さんに率いられています。
竹中さんは、この維新の会の候補者を選抜するための選考委員会委員長を務めたブレーンです。石原さんは憲法を改正するなら安倍自民党に協力すると言い、橋下さんは安倍さんに維新新党の党首をお願いしようとしたほど親しい関係にあります。
衆院の定数は480議席で、過半数は241議席です。このままの情勢では、自民党単独でこの壁を越えてしまうでしょう。
もし320議席を越えれば、三分の二の壁も突破できます。自民党と公明党の両党を合わせて三分の二以上になれば、自公政権は参院が反対しても衆院の三分の二で再議決することができ、法案を成立させることが可能になります。
野党が参院で多数を占めていても、抵抗できません。自公が320議席以上になれば、事実上「ねじれ」は解消されます。
しかも、これに50議席以上になると予想されている維新が加わるかもしれません。連立政権に参加しなくても、軍事力の強化や戦争への道を整備する法案、労働の規制緩和や教育への政治介入、基本的人権の制限などの悪法であればあるほど、維新はその成立に協力するでしょう。
維新の協力が見込まれるとなれば、自公政権内での公明党の立場は微妙になります。タカ派的な政策に反対すれば、孤立してしまう可能性があるからです。
公明党よりも維新の会の方の議席が多くなれば、小選挙区で公明党の票をあてにしなくても良くなります。いずれ自民党は選挙協力や連立の相手を公明党から自民党に乗り換えるかもしれません。
そのような可能性が生まれれば、公明党も強く抵抗できなくなります。タカ派的な政策に対する歯止めの役割を公明党に期待することは難しくなるでしょう。
かくして、軍事力の強化と戦争への道を準備する昔ながらの保守主義的路線と、規制緩和によって資本の支配を確立し、貧困化と格差を拡大する新自由主義政策とが混在する最悪の政権が登場することになります。このよう勢力に支えられて安倍さんが思いのままに突っ走ることになれば、金融と経済は大混乱に陥り、国民の生活はさらに苦しくなり、周辺諸国に警戒され、日本は国際的に孤立することになるでしょう。
そのような進路を選び取ることになっても良いのかが、今度の選挙で問われています。選択すべきなのは、個々の政策であると共に、将来のビジョンと日本が進むべき道なのです。
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