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毎日新聞 12月11日(火)15時18分配信
16日投開票の衆院選で毎日新聞は8〜10日に実施した電話世論調査と取材結果を併せて、25人が立候補した県内7選挙区の情勢を分析した。自民が全区で優位な戦いを進めており、「1勝6敗」と大きく負け越した3年前の前回選からの復調傾向がうかがえた。しかし、その動向が選挙結果を左右する無党派層は7割以上が、小選挙区の投票先をまだ決めていないと回答し、情勢は流動的な側面も大きい。有権者の関心は「景気対策」「年金・医療・介護・子育て」に多く集まった。
◆1区
◇岸田氏、無党派にも浸透
前回選では次点の民主(当時)菅川氏に約8000票差まで詰められた自民岸田氏は、固い保守地盤をフル回転させて自民支持層をほぼ固めたのに加え、維新、公明支持層、さらに無党派層にも浸透してリード。全ての世代で支持が厚い。
公示直前に急きょ、党本部が主導して擁立した民主野中氏は、民主支持層への浸透が6割にとどまり、知名度向上に懸命。民主の政党支持率も1割で、4割に迫る自民に差を付けられている。
第三極を狙う未来菅川氏は、民主を離れたことで期待する無党派層への支持が1割強で、未来支持層への上乗せを目指す。最も重視する争点を「財政再建」と答えた層にも一定の支持があった。
共産大西氏は、各党との違いを訴え支持固めを進めている。【寺岡俊】
◆2区
◇自公支持層固める平口氏
返り咲きを狙う自民平口氏は、自民支持層の7割強、公明支持層の6割を固めて優勢。30代〜70代以上から幅広く支持を得る。最も重視する争点で「景気対策」を挙げた人の半数、「外交・安保」と答えた人の大半の支持を集めた。自民の政党支持率も4割に迫り、組織の引き締めを図る。
4選を目指す民主松本氏は、民主支持層の8割を固めたが、8割が投票先を「まだ決めていない」とする無党派層に浸透し切れていない。政権の実績を訴えて懸命にアピール。30代と50代の男性で平口氏と競るが、女性の支持が及ばない。
維新辻氏は、維新支持層の7割をまとめたが、期待した無党派層への浸透で遅れている。広島に縁のない「落下傘候補」として公示直前に出馬したため、知名度アップが課題。
共産中森氏は二大政党と第三極に対して存在感を出そうと懸命。【加藤小夜】
◆3区
◇河井氏、支持全域に浸透
前回は比例単独候補として当選した自民河井氏が全域に浸透し、選挙戦を優位に運んでいる。自民支持層の8割を固め、無党派層からも2割の支持を得ている。終盤戦に向けて、推薦を得た公明支持層への浸透を図る。40代と70代の支持は5割に迫る。
2期目を狙う民主橋本氏は、民主支持層をほぼ固めた。無党派層への浸透では河井氏を追っている。市区部での支持は中丸氏と分け合う。年齢別の支持は20代と50代が2割前後だった。
国政初挑戦の維新中丸氏は、公明支持層からも一定の支持を得ており、無党派層の多い市区部では1割強の支持を集めた。年齢別では30代の支持割合が3割、次いで60代が2割だった。
共産藤井氏は共産支持層を固め、幅広い年齢層から支持を集めている。【植田憲尚】
◆4区
◇中川氏に安定した支持
公募で選ばれた自民中川氏が先行し、再選を目指す民主空本氏が追いかける展開となっている。互いに支持基盤を手堅くまとめたが、政党支持率では民主が1割に届かなかったのに対し、自民は3割近くを得ている。
父秀直氏の地盤を継いだ中川氏は全ての年代で安定した支持があり、30代男性から6割強、40代男性では4割の支持を集めた。最も重視する争点で「景気対策」「TPP」と答えた人の支持が高い。
前回選で秀直氏に競り勝って初当選した空本氏は、40代の支持は中川氏と競り合う。無党派層での支持は中川氏を上回っており、巻き返しのため浸透を図る。
共産中石氏は共産支持層を固め、二大政党への批判票を集める。【中里顕】
◆5区
◇復活期す寺田氏に勢い
自民に逆風だった前回選では比例復活できなかった自民寺田氏に勢いがある。政党支持率が回復した自民支持層をほぼ固め、維新や未来支持層にも食い込んでいる。男女を問わず全ての年代で支持が厚く、優位な戦いを見せている。
過去2回、寺田氏と接戦を演じた民主三谷氏は、民主支持層をほぼ固めたが、無党派層への浸透は3割。50代女性の支持で寺田氏を上回る。過去の選挙戦では保守層の一部も取り込んだが、今回は伸び悩んでいる。
終盤戦に向けて、態度を決めていない無党派層が多い大票田・呉市内での浸透がカギになりそうだ。
共産尾崎氏は知名度アップや党勢拡大に務めている。【吉村周平】
◆6区
◇小島氏が亀井氏に先行
2度目の国政挑戦となる自民小島氏が12選を目指す未来亀井氏に先行する展開。
前回選は支持基盤の引き締めにも苦戦した小島氏は今回、自民支持層の8割を固めた。県内の自民候補で唯一、推薦を得られていない公明の支持層にも浸透を図る。年代別では30代と70代以上の支持が厚い。
亀井氏は未来支持層をほぼ固め、候補を立てなかった民主支持層の6割の支持を集める。無党派層の支持は小島氏を上回ったが、かつて所属した自民支持層は1割強。
票田の尾道、三原両市での支持拡大が今後のカギとなる。
共産の花岡氏は共産支持層の7割を固めた。【豊田将志】
◆7区
◇小林氏、組織力でリード
初当選を狙う自民小林氏は組織力で勝り、29歳の若さもアピールしてリードする。重要視する争点として「景気回復」に期待する層の支持を広く集める。従来は国政選挙で中立の団体からも推薦を受け、維新支持層の一部も取り込んでいる。無党派層への浸透が支持拡大のカギだ。
4期目を狙う民主和田氏は労組など支援母体に加え、将来の社会保障に不安を持つ30、40代の女性支持を背に追いかけている。急な解散で出遅れたが、県連代表を務める民主の支持層はほぼ固めた。無党派層への浸透では小林氏と競う。
維新坂元氏は「落下傘」候補だが維新支持層の6割を固め、みんなの支持層にも一定浸透。無党派層への広がりは今一つ。50代以上の支持拡大が課題だ。
共産の神原氏は共産支持層を固めた。【稲生陽】
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◆立候補者(届け出順)
◇広島1区
大西理 46 共新
岸田文雄 55 (6)自前=[公]
野中幸市 49 民新
菅川洋 44 (1)未前=[大]
◇広島2区
中森辰一 60 共新
松本大輔 41 (3)民前=[国]
平口洋 64 (1)自元=[公]
辻康裕 43 維新=[み]
◇広島3区
河井克行 49 (4)自前=[公]
橋本博明 42 (1)民前
藤井敏子 59 共新
中丸啓 49 維新
◇広島4区
中石仁 50 共新
空本誠喜 48 (1)民前=[国]
中川俊直 42 自新=[公]
◇広島5区
三谷光男 53 (2)民前=[国]
寺田稔 54 (2)自元=[公]
尾崎光 60 共新
◇広島6区
亀井静香 76 (11)未前=[大]
花岡多美世 55 共新
小島敏文 62 自新
◇広島7区
坂元大輔 30 維新=[み]
和田隆志 49 (3)民前=[国]
小林史明 29 自新=[公]
神原卓志 56 共新
12月11日朝刊
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