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大手メディアは総力を挙げて、何が何でも全て「小沢憎し」と「脱原発潰し」に狂騒して、総選挙で「未来の党」を始め、脱原発の勢いを躍起になって削ごうとしている。おそらく投票日までこの状態がずっと続くのであろう。いわゆる「反小沢」と称される評論家オールキャストを引っ張り出してのコメントの論拠も無茶苦茶を通り過ぎて滑稽ですらある。吠え続けなければ不安で仕方ないのであろう。小沢氏と組んだばかりに、未来党党首の嘉田氏もこのバッシングのあまりの凄さにびっくりしているのではないだろうか。
元々、大手メディアは今まで自分たちが長年享受してきた利益や利権を侵すことのない政党や勢力に対しては、小沢氏に対するような、なりふり構わぬ偏向報道をする必要は全くないわけである。ところが自分たちの利益を侵すどころか、自分たち(会社や経営幹部)の存在すら根底から覆す可能性のある小沢氏は恐ろしいのである。ましてや、検察と二人三脚で先に総攻撃をしかけたが、とどめを刺せなかった小沢氏は、存在そのものが恐怖なのだ。その反撃が加わると想像するだに、恐怖もより一層増幅するであろう。
「維新の会」に対する報道の仕方との差を見れば、明らかである。石原氏や橋下氏が彼らの報道を批判し毒づいても、口喧嘩を楽しみながら戦うことができる。彼らにとっては石原・橋下は、視聴率の上がるニュースの大事な素材なのである。彼らとどんなに激しくやり合っても、常に自分たちが優位に立てることを知っているので、気楽なものなのだ。彼らはいつでも石原氏や橋下氏の口を塞ぐことができる情報を手にしている。見え隠れさせるだけで、十分に効果があったことは実証済みである。
一方、また小沢氏が政権をとったり、政権の中に入ったりしてしまうと、自分たちが裏でやってきたこと(風の吹かしたこと)が、今度こそは暴露される可能性が高く、安住の地を失うことに恐怖を覚えているように見える。さらに小沢氏であれば、現行のクロスオーナシップに手を突っ込んで、彼らの命綱である「情報発信」の寡占を根底から揺さぶる作戦に出ることは目に見えている。小沢氏はこの大手メディアのやり口をしっかり見てきた。しかも自分自身が標的にされながら。
2009年民主党に政権が移ったが民主党内に小沢氏の政治力や影響力に恐怖を感じる政治家たちがたくさんいたのは、大手メディアにとって幸いなことであった。メディアはすかさず、彼らを最大限利用した。2009年の政権交代前に小沢氏の秘書を逮捕し、政権交代直後に小沢氏の秘書たちを起訴した。年が明け直ぐに元小沢氏秘書の石川議員を逮捕、4月には鳩山前首相を狙い撃ちし、鳩山・小沢を二人セットで引きずりおろすことに成功した。大半の政治家は大手メディア報道に同調した。おかしいと発言した政治家はごく少数だった。
大手メディアは自分たちに大きな影響力があることを、小泉政権の時につくづく感じたに違いない。風は自分たちが吹かすことができると。今回の選挙では小沢氏が政権に近づくことはなんとしても阻止しなければならないのである。彼らにとって一番危険な人物の小沢氏ももう70歳である。あと4〜5年小沢氏の行動を阻止できれば、その後は安泰と考えている可能性が高い。他の政党の「脱原発」の主張なんてただの飾りとしか思っていない。唯一人小沢氏が「脱原発」を実現しそうな政治家であることを知っているからこそ、何としても「小沢」を止めなくてはならないのである。
大手メディアたちはもう贖罪や反省なぞできないところまで毒を食ってしまっている。やめることができずに、「小沢憎し」と「脱原発潰し」で攻撃を続けるしかないのだ。しかし、大手メディアも「小沢憎し」では一致するが、「脱原発潰し」読経産は確信犯、朝毎は揺らいでいる(朝はほんとに情けない)。有権者はそのことをよく理解して投票しなければならない。それにしても政党といいメディアといい本当に腐臭が漂う輩が多すぎる。
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