http://www.asyura2.com/12/senkyo140/msg/701.html
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マスコミで自公300議席の予想が出ていますが、実感とはほど遠いです。
しかし、現実はそうならざるを得ません。
まだ投票先を決めていない人が56%いますが、彼らが、危機感に迫られて未来の党へ集中すると、自民圧勝という結果をもたらします。
不思議なことに、未来へ集中すればするほど自民圧勝が揺るがないのです。
というのは、候補者数を見れば、一目瞭然です。
http://senkyo.yahoo.co.jp/
未来系(未来+社民+大地+新党日本+山本太郎)の候補者
小選挙区143人
比例単独は20人
重複が139人
小選挙区単独が4人
小選挙区+比例は163人。
自公が480のうち300をとっても、残りが180あります。
未来系が全勝しても163です。残りが共産と民主とみんな。維新は自公と同一と考えています。
みんなの党は、脱原発ですが、三大争点で中途半端です。
三大争点でおおむね一致するのは、未来系と共産の5党です。
そこは目をつぶって、みんなの党は小選挙区+比例が69人ですから、未来系とみんなの党が連携して全勝しても、232人。過半数に足りません。
共産が前回並みなら9人ですから、未来系+みんな+共産でMAX241です。
じっさいにはこのように完璧な結果にはならないので、脱原発系にものすごい風が吹いて、未来へ票が集中しても、自民系圧勝なのです。
結果によって、自公or自公維or自公維民のパターンが変わるだけです。
ようするに、自民系の圧勝が選挙前から確定しているのです。
もし、未来系が400ほど候補者を立てていれば、激変したことでしょう。
それに、比例が少なすぎます。
未来系に票が集まれば、小選挙区で当選してしまい、比例候補がなくなるので、比例の未来票は自民へ譲られてしまいます。
比例で未来の党と書けば自民票となるという仕組みです。
このようなケースは、2005年自民党で1議席、2009年民主党で2議席生じています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/第44回衆議院議員総選挙
http://ja.wikipedia.org/wiki/第45回衆議院議員総選挙
2009年、民主党は比例の候補者が足りないため、2議席の当選が、自公へ譲られているのです。
有権者が民主党を当選させたいと思って入れた票が自公を2人も当選させているのです。
投票先を決めていない56%が未来へ集中すると、小選挙区は圧勝するでしょうが、比例がまったく足りず、未来票が自公を当選させてしまいます。
つまり、未来へ集中すればするほど、自民系の圧勝がゆるぎないものとなるのです。
とすれば、状況が変わるかどうかは、共産党が鍵だということになります。
共産党の候補者
小選挙区299(ほぼ全て!沖縄2区が空白区)、
比例単独が23人
重複が12人
小選挙区単独が287人
小選挙区+比例が322人。
すごい選挙戦略です。勝つ気なし。小選挙区で落ちれば比例復活はありません。
それにしても、共産も未来系も、比例が少なすぎます。
数少ない比例候補を有効に生かさなければ、自公政権が誕生します。
共産党が、未来系と連立政権を組むことを明らかにした場合、MAXで脱原発系が勝つケースは、
小選挙区 共産299、未来系1または共産295、未来系5
比例 共産23、未来系138
合計 461です。
小選挙区単独で未来系と共産が競合している場合は、比例復活がないので、どちらかが落選です。
みんなの党も連携できるなら、もう少しシミュレーションが楽になります。
しかし、共産が連携せずに自民系の過半数阻止はありえません。
このようなMAXが起きることは、だれも想定していません。現実にはあり得ないでしょう。
しかし、数字上は可能性があります。現実に起きることのできる奇跡の範囲内です。
これに近づく投票行動は、小選挙区が共産優先、比例は共産、未来系に分けるということでしょうか。
共産は小選挙区単独が多いためです。
未来系は、ほとんどが小選挙区と比例の重複ですから、小選挙区で共産に譲っても、比例で当選できます。
投票先を決めていない56%は、自民、公明、民主、維新に入れたくないから困っているのです。
彼らの目に、共産党は候補者として見えていません。
共産党アレルギーもあるでしょうし、死票だからと思っていることもあるでしょう。
さて、日本国民は、どのような選択をするでしょうか?
56%が共産党へ入れなければ、何をどうしても、自民系圧勝です。
56%のうち、一部が最後の最後、目をつぶって共産党へ入れれば?
入れるところがないから棄権? じゃあ原発再稼働されて、消費税が上がって・・・
こんな強烈で身近な争点は初めてのことでは?
投票先がないのに、棄権もできない。
自民圧勝という結果が変わるには、共産党の大化け以外には可能性がありません。
しかし、共産党が独自路線から協調路線に転じるかどうか・・・
共産党に、日本を変える気があるかどうか・・・
共産党に、国民の思いを受け止める気があるかどうか・・・
どう見ても、今回は多くの国民の願いと共産党の主張が重なるのに、それでも共産党へ入れられないのはなぜ?
ここを超えられるかどうかが、すべてだと思います。
次回があるという声もありますが、そうではないでしょう。
今全力を尽くさずに次回はないでしょう。
共産党が変わることが日本の今後に必要であるように思います。
長年、脱原発の主張をぶれずに続けて来たのは共産党だけです。
なのに、脱原発へ行動をとろうとしないのでしょうか。
いざというとき行動しない党を、多くの党員や支持者が支えるものなのでしょうか。
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