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2012年12月10日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆小沢一郎元代表の政治の師匠・田中角栄元首相が「選挙の神様」と呼んで尊敬した自民党の選挙担当者だった「兼田喜夫」という選挙のプロが作成した「選挙 票固め十カ条」の「第1条」には、こう書かれている。
「選挙は、戦い、戦いは作戦、作戦の基本は、候補者のイメージアップ(相手候補のイメージダウン)
事前活動、緒戦、中盤、終盤を通じ、綿密周到な計画と陣営の訓練が肝要。投票の〆切まで全力を尽くせ」
当たり前のことを言っているのだが、この当たり前のことを実行するのは、難しい。だが、「敵陣営」は、死にもの狂いになって、こちらの候補者の「イメージダウン」を仕掛けてくる。いわゆる「ネガティブ・キャンペーン」である。
◆この「ネガティブ・キャンペーン」については、今回の総選挙で、マスメディアが、どうも「小沢一郎潰し」に懸命になっているのを感じる。「暗黒人民裁判」まで仕掛けて、小沢一郎元代表を政界から抹殺しようと謀ってきたのに、東京高裁(控訴審)が完全無罪判決を下したのが、悔しいらしい。
「国民の生活が第一」を解党して、日本未来の党に合流した小沢一郎元代表の「イメージチェンジ」を図ったので、面喰ったはずである。頭の中で、計算が狂ったのだ。
米国CIAの機関紙になり下がって、「JCIA」(日本中央情報局)を気取っている読売新聞の大記者・橋本五郎特別編集委員が、日本記者クラブでの各党党首記者会見の場で、日本未来の党の嘉田由紀子代表(滋賀県知事)に質問したなかで、奇妙な聞き方をしていたのが、どうも怪しい。
「嘉田代表、小沢問題をどう消化しているのか。小沢さんの傀儡ではないのか」
この小沢問題というのが、意味不明であった。マスメディアがこぞって「暗黒人民裁判」を煽り立ててきたにも関わらず、「完全無罪」になったのが、問題であるとでも言いたかったのか、それとも、米CIAの機関紙として、読売新聞だけが、問題にしている「小沢問題」なのか、何を聞いているのか、よくわからなかった。
ニュースキャスター辛坊治郎アナウンサーが12月8日の朝、読売新聞系の日本テレビの報道番組「ウェークアップ!ぷらす」で、日本未来の党の森ゆうこ副代表とのやりとりで、感情的になっていた。この攻撃的な物の言い方は、尋常ではなかった。小沢一郎元代表の側近中の側近なので、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いと言った感じであった。
これらを冷静な目で見ていると、米CIAの機関紙としての読売新聞は、自民党を勝たせたいばかりに、小沢一郎元代表がバックにいる日本未来の党に対する「イメージダウン作戦」を進めているとしか思えない。
とすると、読売新聞はじめ、マスメディアが行った総選挙序盤の「情勢調査」の結果についても、信憑性がますます疑われる。
「自民、単独過半数の勢い」「衆院選序盤本社情勢調査 民社100議席割れも」「維新50前後か」「民主、閣僚らも不振」(朝日新聞12月6日付け朝刊).
「自民 過半数超す勢い」「衆院選情勢 本社10万人調査」「民主、苦しい戦い」「維新、第3党うかがう」「政権批判 自民に追い風 各世代・地域に支持浸透」
(読売新聞12月6日付け朝刊).
◆これらの「情勢調査」の結果に関連して、東奥日報が12月8日付け朝刊で、「苦境の小沢氏/誤算の埋没、低迷」という見出しをつけて、以下のように報じた。
「日本未来の党に合流した小沢一郎前衆院議員が苦境に陥っている。嘉田由紀子滋賀県知事を代表に担いで新党結成に踏み切ったが衆院選で埋没し、支持率が低迷しているためだ。思わぬ誤算に、小沢氏は急きょ選挙戦術の見直しを迫られた。現有勢力を大幅に割り込めば求心力の低下は必至で、周辺では早くも来夏の参院選に向けた戦略を再検討すべきだとの声も上がり始めている。
『そちらに行くことはできなくなった。あらためて日程を調整する』。6日朝、日本未来に所属する沖縄県選出の前衆院議員側に、小沢氏周辺から電話が入った。小沢氏は同日昼に事務所を訪れる予定だった。
共同通信など報道各社はこの日、衆院選の情勢調査を一斉に報道。『自民、公明両党300議席うかがう』『日本未来などの第三極は伸び悩み』などと伝えていた。
小沢氏は公示日の4日に愛媛県久万高原町で演説して以降、公の場での発言を控えたまま。周辺は『体調を崩した』と説明するが、与野党には「選挙戦術を再検討しているのではないか」との見方が広がる。
小沢氏は、清新なイメージの嘉田氏が『脱原発』を訴えれば女性を中心に既成政党への批判票を引き寄せられると分析。『日本未来が数十議席は獲得できる』(周辺)とみていたという。
しかし共同通信が4、5両日実施した電話世論調査では、小選挙区、比例代表合わせて15議席前後にとどまり、公示前の62議席から激減するとの結果だった。第三極同士の票の奪い合いも影響しているとされ『第三極が勝手に候補を立てて争えば自民党を利するだけ』(小沢氏)との懸念が的中してしまった格好だ。
このため選挙後の連携も視野に小沢氏は、社民党や新党大地などとの衆院選での選挙協力を強化する構え。嘉田氏の国政進出も選択肢に、来年の参院選で巻き返すシナリオを描き始めたとみられる。
だが比例代表名簿の順位付けをめぐって表面化した小沢系議員と嘉田氏周辺の主導権争いが再燃する可能性も否定できない。
小沢、嘉田両氏は今のところ互いに友好ムードの醸成に腐心するが、党関係者は『日本未来も、民主党と同じ寄り合い所帯だ。状況によっては一気に遠心力が働くこともある』と危ぶむ。(共同通信社)」
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
日本未来の党は、伝統的な地盤、看板、鞄ではなく、「環境学者」嘉田由紀子代表の「清新さ」が最大の強み、勝利の女神を微笑ませる
◆〔特別情報@〕
読売新聞はじめ、マスメディアが行った総選挙序盤の「情勢調査」の結果が12月6日付け朝刊で一斉に報道された日、日本未来の党の嘉田由紀子代表(滋賀県知事)が「党名がまったく浸透していない」と嘆いていた。自民党が優勢、民主党が苦戦と報じられたのに日本未来の党についてほとんど無視された形だったからだ。だが、その陰で、三重県桑名市の市長選挙の結果が、インターネットの世界で大きな話題となり、日本未来の党に「希望の光」を放ち始めていた。なぜか?
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