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2012/12/8 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
3年前の政権交代のための約束マニフェストを全部反故にした理由に財源がないと弁解していたが国民の税金を自分に流用したから政策実現ができなかったのではないのか
衆院選の序盤情勢で新聞各紙が野田民主党の「劣勢」を伝えたが、逆風選挙とは裏腹の金満選挙にはビックリする。
有権者に配る法定ビラは、どの陣営よりも上質な紙だし、新聞を広げれば、各候補者の“キメ顔”写真の広告が載っている。テレビをつければ、野田首相が「やりましょう! 前に進めましょう!」と呼びかけるCMがガンガン流れてくる。
カネはうなるほど残っているようで、民主の公認候補には「1人最大2000万円の選挙資金がバラまかれた」(政界関係者)なんて話が飛び交うほどだ。
それでも「民主激減70前後」(毎日新聞)という壊滅的な劣勢に立たされているのだから、救いようがないが、これだけ潤沢な選挙資金は一体どこから出てきたのか。ぜひとも知りたいところである。
民主党は政権交代後の3年間で、総額500億円以上の政党交付金を手にした。前回選挙で国民をペテンにかけて、圧勝し、国民から血税をせしめたワケだが、豊富な選挙資金の原資は交付金だけなのか。ここが怪しいところだ。なにしろ、民主党なんて、ちょっと前まで労組が母体のビンボー政党だったのである。
◆1000円カットの男が高級ヘアサロン通い
それが今やどうだ。民主党幹部に野党時代のつつましい面影はどこにもない。
日教組上がりの旧社会党代議士だった輿石幹事長は常に風呂敷包みを片手にぶら下げ、山梨から夜行列車で永田町に通っていたそうだが、政権与党の幹事長となった今は運転手付きの黒塗り高級車で往来する。
安住幹事長代行も野田内閣で財務相に抜擢されてから、立派なスーツを着るようになり、サイズが合わない背広の中で体が泳いで、「ちびっ子ギャング」とバカにされていたのがウソのような変身ぶりだ。靴がいいのか、背丈まで大きく見えるようになった。
「野田首相も見違えましたね。野党時代はヨレヨレのスーツに白いスニーカーで駅前演説をし、首相就任時も『吉野家にもサイゼリヤにも行く』と庶民派をアピールしていたが、今は同僚議員との会合でも高級料理店を使う。政策と同じように金満ぶりまで自民党政権時代と似てきた。就任前後で、ここまでガラリと生活スタイルが変わった首相は珍しいと思います」(政治評論家・山口朝雄氏)
以前は10分1000円の激安チェーンで散髪していたのに、野田が公示前日に向かった高級理髪店のカット基本料は1万3800円だった。エラくなったものではないか。こんな「成り上がり」たちが、庶民に大増税を強要したのだから、心底、ハラが立ってくる。
◆与党のウマみを味わい尽くした民主の腐敗連中
野田が怪しいのは、生活スタイルの豹変だけではない。背後にはウサンくさい連中との交際や献金疑惑がつきまとう。
過去の政治資金収支報告書をめくれば、在日韓国人からの献金や、元暴力団男性の関連会社からの献金やパーティー券購入などが出てくる。これらの負の人脈は、松下政経塾の後輩、前原国家戦略相と見事なまでに一致している。
前出の山口朝雄氏は「与党になれば、必ず怪しげな連中が近づいてくる。だからこそ付き合う人物を厳しく律しなければいけないのに、民主党政権にそのケジメは感じられない」とアキレていたが、捜査当局だって甘すぎる。
小沢一郎は暴走検察にあれだけ執拗に狙われ、民主党結党時の大スポンサーだった鳩山由紀夫も「故人献金疑惑」で散々、追及を受けた。結局、小沢は追放され、鳩山は引退に追い込まれた。
結果、民主党は政権交代時の理念を失い、支持者にも見捨てられたわけだが、なぜか野田や前原の周辺に当局の捜査は及ばない。
マニフェストを放り投げ、財務省に魂を売って増税を強行した連中は当局のお目こぼしを受け、盾突いた連中は情け容赦なく潰されたように見える。実に不公平で奇怪なプロセスではないか。
復興予算19兆円の使い道だって悪質だ。被災地にはロクに予算が回らず、全国の官庁施設の防災化などにバケていた。もちろん、本予算だって似たようなものだろう。「ムダをあぶり出す」はずが、アッサリあきらめ、「財源がない」「だからマニフェストは実行できない」と居直ったのが、民主党なのである。
◆当局は税金私物化を徹底的に洗い出せ
こうして見ていくと、「ハハーン、これが与党のウマみか」と思えてくる。
財務省の下僕となり、各省庁の言うことを聞いて、その見返りにさまざまな恩恵を受ける。その過程でいつの間にかスーツが上質なものに変わっている。政党には豊富な資金が集まる。税金の流用・私物化みたいなものだ。
「官房機密費だって、相当なウマみとなっているのでしょう」とは、神戸学院大教授の上脇博之氏(法学)。官房機密費の情報公開訴訟の原告のひとりだ。
「民主党は野党時代には自民党政権に『官房機密費の使途を公開しろ』と激しく迫ったのに、いざ政権に就くと、使途について固く口を閉ざしてしまった。この3年間の機密費の支出は35億円以上。民主党には、反増税だったはずが、いつの間にか賛成に回って最後まで党に残った議員も多い。増税政局の切り崩し工作に機密費が使われたという疑惑も浮かびます。麻生政権が政権交代選挙の投開票日の2日後に、機密費2億5000万円を請求して受領。今も全額が使途不明のままですが、この調子だと、野田政権も下野直前に機密費の金庫を空っぽにするかもしれません。キチンと公開すべきです」
民主党は二言目には「財源がない」と言ってきたが、本当は自分たちでチョロまかしていたんじゃないか。そんな疑念すら浮かぶのである。
韓国では大統領が代わるたび、司法当局が前政権の汚職を徹底解明する。日本の当局もぜひ見習って欲しいものだ。
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