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中村礼治氏のブログ『ニュース逆さ読み』に興味深い記事を見つけましたので、お知らせいたします。
総選挙はまだ序盤戦。なのに、各党の投票率をマスコミはデカデカとはじき出しています、まるで結果を知っているかのように。そこでマスコミの皮算用が的中するとして、その後の展開に関心を寄せてみるのも一興ではないでしょうか。
げっ。なの分かり切ってる!?
ちょっと待ってくださいよ、お父さん。
分かり切ってるなら、こんなに面白いはずがない。そんなカリカリしないで、一読をお勧めします。きっと笑いだしますから。
※『ニュース逆さ読み』
http://blog.livedoor.jp/nkmrrj04fr/archives/52182855.html
(引用はじめ)
きょうの朝日新聞は「自民、単独過半数の勢い」の見出しで、衆院選序盤の情勢調査結果を伝えている。もしこの通りになれば、選挙後は自公政権が復活することになる。それは次の総選挙で両党の再度の下野があり得ることを予感させるものだ。衆参のねじれが政権を行き詰まらせる可能性があるからだ。長いあいだ戦後政治の主役を張ってきた自民党の退場という時代を画する出来事は一度だけでは足りず、二度目がないと本物にはならないのかもしれないと思う。ヘーゲルが次のように語っているからだ。
「そもそも国家の大変革というものは、それが二度くりかえされるとき、いわば人びとに正しいものとして公認されるようになるのです。ナポレオンが二度敗北したり、ブルボン家が二度追放されたりしたのも、その例です。最初はたんなる偶然ないし可能性の思えていたことが、くりかえされることによって、たしかな現実となるのです」
(『歴史哲学講義』長谷川宏訳)
小泉純一郎が推し進めた郵政民営化も、衆院での二度の可決を経てようやく実現したことが思い起こされる。一度目の可決に参院がノーを突きつけ、小泉は衆院を解散、総選挙で圧勝して二度目の可決に持ち込んだ。郵政民営化をはるかに上回る「大変革」である自民党の退場が一度だけ完了するはずがない、と考えても決して咎められる筋合いはないだろう。
引用したヘーゲルの言葉を受けたとみられる文章をマルクスが書いている。『ルイ・ボナパルトのブリュメール一八日』の有名な冒頭だ。
「ヘーゲルはどこかで、すべての偉大な世界史的事実と世界史な人物はいわば二度現れる、と述べている。彼はこう付け加えるのを忘れた。一度は偉大な悲劇として、もう一度はみじめな笑劇として」と。(植村邦彦訳)
もう与党のつもり、と揶揄されるほどハイテンションな安倍晋三は、その「みじめな笑劇」の主役にふさわしい人物として歴史が用意したのかもしれない。
(引用おわり)
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