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2012年12月07日 在野のアナリスト
三陸沖で大きな地震がありました。東日本大震災の余震かどうか、まだ分かりませんが、震災の記憶は蘇ってきます。いつ何が起きても不思議ではない、そのことだけは間違いないのでしょう。
未来の比例名簿提出遅れの問題をとりあげます。飯田代表代行が、当日に名簿順位の変更などを行い大混乱しましたが、飯田氏は小沢シンドロームにかかっているようです。意味じくも嘉田氏が「小沢氏を利用しようとする人」が小沢氏と反目し、党が割れると述べていますが、まさに飯田氏がそれです。小沢氏を取りこむと、メディアからの苛烈なバッシングが起こり、耐え難いストレスがかかります。そのストレスから逃れようと、原因をとり除こう。自分が悪いことをしているのではないか、小沢氏に権力を奪われるのではないか、そういう疑心暗鬼に陥って、自分が主導権を握ろうとして動き、逆に、メディアから余計に攻撃されるということをくり返します。その内、小沢=悪と考えるようになり、小沢反対派に転じるのが、小沢シンドロームとされるものです。
本来、飯田氏は国政が初めてなのですから、選挙は任せればいい。しかしそうすると、選挙で勝てば小沢氏の力が強まり、代表代行と云っても、小沢派が大量に合流している今、お飾りになりかねない。飯田氏が焦れば焦るほど、メディアの思う壺だということに気付けていないのでしょう。
特に産経新聞が行っているのも、小沢シンドロームで括れます。見出しは過激に、未来のネガティブなものを掲げますが、記事の最後に中立的な内容を書き、公平性を保っているような描き方をします。見出ししかみない読者への効果的な手法ですが、一部気がかりなのが、今回の比例名簿の記事です。午後5時をすぎて、名簿が持ちこまれた公選法違反ではないか? とするものがあります。
しかし産経の主張は、単に状況をまとめるとそういう可能性が否めない、というだけであって、封筒がもちこまれた現場も、それが帰りに空になっていた、という目撃情報もない。云わば空想の類です。空想でよいならどんな記事でも可能であり、それでは虚構新聞と同じレベルです。
菅前首相が、小沢氏のイジメを告白していますが、電話に出ない、連絡がとれない、なんて話は、自民党が派閥抗争をしていた時代に比べると、子供のけんかですらありません。菅氏は権力を握った途端、その権力を奪われるのでは? 主導権を握られるのでは? そう小沢シンドロームにかかり、排除に動いた。結果的にそれは、政治家としては敵わない、という恐れがそうさせます。
飯田氏が、小沢シンドロームにかかったとなると、未来も分裂懸念を抱えます。ただ、それが飯田氏の個人的な問題なのか、それは嘉田氏の決断にもよるのでしょう。しかしこの病巣は意外に深く、またストレスの排除ですっきりする、という治療にも似た心理的な要因により、中々その傾向から脱せない、という面を含みます。小沢氏に仕切らせないぞ、そんな肩肘張っていると、益々ストレスがかかり、この症状を重くしますが、今後の飯田氏の動向が一つの鍵なのでしょうね。
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