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2012年12月7日 政経徒然草
日本をダメにしている元凶がマスコミにあるのではないかと感じる今日この頃だ。
特に政治に関しては酷すぎる。(酷いではなく、酷すぎる。)
○○新聞の政治部論説委員とか政治評論家とか政治アナリストとかの肩書き云々を問わず、そして政治学者と呼ばれる識者も含め、テレビに出てくる顔ぶれはいつも同じで、言うことも似たり寄ったり・・・。どのメンバーも「小沢が嫌い」という点は共通しており、彼らが日本の政治を歪めてきたことも間違いのない事実であろう。
では、どこが問題なのかと問われれば、彼らが信念と矜持を持ち合わせていないことである。国民を馬鹿にしていることである。そして「人間の好き嫌いで判断しようとすることである。」
国民と同じ目線で語ること。インターネットなどの他のメディアの情報も真摯に受け入れること。
「国民の声」を真摯に受け取ろうとする姿勢がない限り、国民は、ますます彼らの言葉を信用しなくなるだろう。頭に「御用」と付く人種の人たちは、信用しないほうがいい。
マスコミが、もっとしっかりしていれば、日本の現状が、もう少しマシになっていたのではないのかと思う今日このごろである。
昨日の世論調査が話題になっているようだが、その中でも民主党の予想獲得議席数は民主党執行部にとっても衝撃的な数字だったに違いない。
どう転んでも惨敗することは確定的なのだが、少なくとも100議席を切ることないだろうというのが大方の彼らの予測であったに違いない。
しかし、民主党の議員の皆さんは、御目出度い人たちばかりである。
野田氏や前原氏のグループも選挙で惨敗すれば所属議員が激減することは間違いないだろう。
グループを形成できるほどの人数が残るのかさえ、わからない状況だ。
こんな状況になることも予想できないで選挙に突っ込む彼らの頭の構造が理解できない。
数人のグループでは、誰にも相手にされなくなることも理解できなかったのだろうか?
まあ、そんなことはどうでもいい心配だが、重要なのは、かれらに「なぜこんな状況に陥ったのか?」という原因を究明する姿勢が少しもないことだ。
彼らもまた「国民を馬鹿にしてきたこと」の大きなツケを支払う立場に追い込まれている。
もう一つ民主党の問題を挙げるとすれば「選挙対策を疎かにしてきた。」ということである。内閣改造を行う度に、党の選挙対策委員長も交代させてきた。一貫した選挙対策が取られていないし、実務に強い議員を配置してこなかった。
一方、自民党は2010年以降、一貫して河村建夫選挙対策局長が選挙を取り仕切ってきた。この差が、今回の選挙の予想にも反映されていると見るべきである。
過去に選挙の責任者として勝利したことのない安住氏が選挙を取り仕切るようでは、結果は見るまでもないだろう。
裏方での地道な活動が選挙結果にも繋がるということが理解できない議員たちが選挙を取り仕切って勝利できるほど選挙は甘くない。
このことは「日本維新の会」にも当てはまることだが・・・。
そのことの重要性を一番理解しているのが小沢さんである。
民主党が何故、政権を取ることができたのか?
それは、小沢さんが一貫して民主党の選挙対策を取り仕切り地道に支援団体を開拓したり地方組織の強化に努めたからに他ならない。
そう言う意味から言えば、もし自民党が大勝した場合、一番の功労者は河村建夫選挙対策局長なのかもしれない。
表に出ないが裏で一生懸命頑張っている。
そういう議員にスポットを当てて見てみることも、重要なのではないかと思う今日この頃である。
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