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第三極として大躍進を狙う日本維新の会だが、党内の不協和音が絶えない。比例代表の東京ブロック1位の石原慎太郎代表(80)と近畿ブロック1位の東国原英夫前宮崎県知事(55)はいまだ顔合わせができておらず、選挙期間中は一切面会しない。昨年4月の東京都知事選で激戦を繰り広げたこともあり、以後は交流はゼロ。“大同小異”の大号令でスタートした維新だが、主張の異なる2人だけに、選挙後に維新の火種となる可能性も出てきた。
維新の会近畿ブロック代表の東国原氏が5日、なぜか都内でマイクを握っていた。石原代表と都知事選を戦って以来約1年8カ月ぶりの都内での街宣活動だった。東国原氏は、この日3カ所目となるJR上野駅前の演説で石原代表について初めて語った。「もう“暴走老人”の石原さんと橋下さんの突破力で、中央集権国家の統治システムを壊さないといかん。そのためならこのハゲ、ひとハゲも、ふたハゲも脱ぐ覚悟です」と聴衆を笑わせた。
一方で、移動直前に東国原氏を直撃したところ石原氏との微妙な距離感があることをにおわせた。「維新の候補になってから石原さんにはお会いしていないし、選挙期間中にも会う予定もない。選挙で2人とも当選すれば、(会うのは)国会が初でしょう」。演説では「(昨年4月の)都知事選でノーサイド」と絶叫したが、石原氏と再会したときの握手については「う〜ん、考えておきます」と即答はしなかった。
霞が関の役人主導政治の解体については意気投合しているが、2人は基本政策でズレがある。TPP参加で、石原氏は反対に近い意見を持つが、宮崎牛やマンゴーなど宮崎県の県産品強化の実績を持つ東国原氏は「日本の産品の質を上げて、世界と互角に戦える環境づくりをするべき」としてTPP参加を肯定する。
また、11月29日に維新の会は公約を発表したが、出馬を迷っていた東国原氏は前日28日に維新関係者と面会して、公約原案を確認。その時点で東国原氏は「納得できる内容ではない」として、破談の可能性もあった。その後、維新幹部で会議をして税収から地方の財源とする「地方共有税の設置」が公約の項目に加えられた経緯があった。
東国原氏は9日も都内で選挙活動をするが、石原氏、橋下氏と3人が同時に並び立つことはない。東国原氏は「石原さんは死ぬまで政治に携わるとおっしゃっていた。中央集権国家を打ち破って、突破したあとになくなっていただきたい。その“しかばね”を踏みこえて、我々が次のステージに進んでいきますから」と冗談ともつかない言葉を残した。【寺沢卓】
[2012年12月6日8時48分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20121206-1056213.html
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