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いよいよ衆議院選挙が告示されて、各党の党首・候補者たちが街頭で熱く自身の政策や信念について語り始めた。今回は政党数が異常に多いこともあり、有権者たちの多くはどの政党を選んで良いのか、どの候補者を選ぶべきなのか迷っている。
そのような状況だから各局は選挙に関するコーナーで、有権者の選択の便に供すべく、どの党がどのような政策を訴えているか懇切丁寧に解説している。当然のことのように思えるのだが、なにか釈然としないー特に今回はーものを感じるのは私だけではあるまい。そう感じる原因は、前回の政権選択以降の経緯にあると考える。
各政党が様々な名称の公約集を発表した。名称自体にこだわる必要は無いと思うが、問題はその実現可能性だ。せっかく立派なことばかり言っていても、全く実現されないのでは何もならない。各党の主張する政策によって選択をすると言う場合、この点があまり重視されていない嫌いがある。
私は、政策など二の次だなどと言うつもりは毛頭無い。ただいくら選挙前に美しい言葉で聞き心地の良いばかり言っていても、全然守られないのでは何もならない。だからこそ有権者は言っている人や党に目を向けるべきではないか。
その党もしくは候補者がこの3年間何をしてきたか。公約を守れないまでも、精一杯努力をした結果であったか。仲間や国民を裏切る行為をしてこなかったか。不本意な行為に及んだ場合でも、素直に反省謝罪をしそれがその後の行動に反映されたか。故意に嘘をついてこなかったか。
この国は驚くべきことに、政治家がー金の問題では大騒ぎするのにー道徳的な罪を犯してもほとんどとがめられない。国民に公で約束したことが反故にされても、ネットで非難されるぐらいで済んでしまうのである。これこそが今の根深い政治不信の原因であり、国のモラル全体に計り知れない悪影響を及ぼしている。政治家が公で約束したことを、「ろくに努力もせずに」破った場合は刑事罰に処すべきであろう。もしそういった国民側のセーフガードが無いのなら、政治家の約束を信じる危険を冒せという方が無理である。
だから我々はー重ねて政策がどうでもいいなどと言うつもりはないが、党や各候補者がこの3年間何をやってきたかを最重視して決めるべきだと思うのである。
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