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2012/12/4 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
衆院選が公示され、大げさではなく、民主主義の存続を問う選挙戦が始まったが、呆れるのが選挙戦に入ってからの野田首相のハイテンションだ。
「火の玉になり、民主党政権が継続できるように戦い、比較第1党を目指す」
野田は3日の内閣記者会でこう言った。要するに、「続投」のつもりなのである。ま、選挙だから、口先だけかと思ったら、頭がイカれている野田はどうやら、本気だ。スポーツ紙のインタビューでは「選挙はガンガン燃えますね」「安倍総裁にはバックドロップ」「逆えび固めで泡を吹かせる」「石原さんはスリーパーホールドで眠ってもらう」「嘉田サンは周囲にいる(ヒール軍団の)魔界倶楽部を全部ラリアットでなぎ倒したい」とノリノリだった。
マトモな人間であれば、「大丈夫か、コイツ?」と思うが、それはそれとして、こうして野田が続投に意欲を見せれば見せるほど、民主党は票を減らすことを覚悟した方がいい。
当たり前の話だ。今度の選挙は野田不信任選挙みたいなものだからだ。大嘘をついて、増税を強行したペテン首相に退場を迫る。民主党も政権の座から消えてもらう。そういう選挙なのに、ちょっと世論調査が良くなったことでイイ気になった野田は急に色気を見せて、政権にしがみつこうとしている。
この勘違いというか、恥も外聞もない「しがみつき」には吐き気がする。野田がこうして力めば力むほど、国民は驚き、呆れ、民主は負ける。そういう構図だ。この調子だと、民主は小選挙区で全員負けることもあるんじゃないか。野田はそれくらい疫病神なのである。
◆無党派層が動けば民主全員討ち死に
実際、小選挙区の情勢をつぶさに見れば、民主党の「全員落選」はあり得る。今週発売の週刊現代は300小選挙区でサンプル数100人のネットアンケートを行った。その結果、小選挙区で「勝てる」と出た民主党候補者はたった5人しかいなかった。千葉4区の野田佳彦、三重3区の岡田克也副総理らで、玄葉外相、細野政調会長も落選。ま、これはネットの調査で極端な例かもしれないが、もうひとつ、民主惨敗予想のデータがある。ある調査結果だ。データを取ったのは「未来の党」の旗揚げ前。つまり、第三極が乱立し、まだまだ既成政党が有利だったときの数字だ。それでも小選挙区で確実に勝てると出たのは玄葉外相や枝野経産相、野田首相、細野政調会長、岡田副総理、前原国家戦略相ら20人程度だった。
あとはみ〜んなボーダーライン。これがシビアな状況なのである。政治解説者の篠原文也氏はこう言った。
「この20人だって分かりませんよ。今度の選挙は最後まで読み切れないからです。ふつうは選挙が近づけば、無党派層は減ってくる。ところが、今回は公示日になってもなお、投票先を決めていない無党派層が高止まりしている。これは異例なことです。今、世論調査で自民、民主を支持している人も積極的な支持ではなく、消極的な支持です。リードしている候補者自身が『手応えがない』とボヤいている。ちょっとした風で情勢は大きく変わるのです」
無党派層は40%超。その3分の1が「やっぱり、民主はダメだ」と動けば、民主全員討ち死にだ。これは現実なのである。
◆「党首力」で勝つ気のただの「バカ」
それなのに、状況がてんで分かっていない野田は、性懲りもなく、チョロチョロ出てきて、今後も選挙応援に出かけるつもりだ。もちろん、引き続き、安倍総裁に党首討論も呼びかける。つまり、「党首力」で勝つ気なのだから、「バカ正直」ではなく、ただの「バカ」だ。
代表がこうだから、幹部連中も右に倣えで、「テレビはぜんぶ俺が仕切る」とばかりに、しょっちゅうマスコミに出てくる安住。小沢批判を繰り返す前原国家戦略相。TVで復興予算の流用の言い訳をしていた細野。「民主党政権は困難に立ち向かい、決断する政治をやり遂げていきたい」などとホザいていた岡田と、ドイツもコイツも「どのツラ下げて出てくるのか!」と言いたくなる。
彼らには公約破りの悪政、党分裂の混乱、官僚主導を許した無能に対する反省がない。だから、TVに出てきて、エラソーにするのだ。どうしようもない連中だ
。
「野田首相も安住幹事長代行も早大雄弁会出身です。野田さんは松下政経塾だし、安住さんはNHK。舌先三寸で有権者をケムに巻けると本気で信じているようですが、思い違いもはなはだしい。野田民主党に裏切られ、生活を破壊された有権者の怒りをまったく理解していません」(政治評論家・本澤二郎氏)
◆野田一派が露出するほど票が逃げる
野田は2日、首相に就任して初めて“お膝元”の千葉県内を遊説。
「千葉出身では初めての内閣総理大臣でございます」と必死にアピールしていたが、反応は鈍かった。「(消費増税という)重たい政治決断をして参りました」と胸を張ったら、聴衆からは「ウソつき!」とヤジが飛んだ。
柏駅前の街頭演説で「30年代に原発ゼロを目指します」と訴えると、「もっと早くやれ!」と怒号が上がった。
安住は長崎の街頭演説で「今ある第三極で、来年の今ごろまで残っている政党はたぶんない」と訴えたが、聴衆からは「おまえら(民主党)もだ!」という声が飛んだ。
これが有権者の率直な反応なのである。おそらく、この先、野田一派が街頭に出れば出るほど、選挙民の怒りはヒートアップすることになる。しかし、世紀の勘違い首相にはそれが分かっていない。どうぞ、やりたきゃやればいい。こりゃ、選挙結果が楽しみだ。
「野田首相はもう末期的です。頭の中だけで生きていて、現実を見ていない。国民を裏切っておきながら、よくぞ、〈責任〉とか〈継続〉なんて言えるものです。こういうセリフを言えば言うほど、有権者が強烈な嫌悪感と拒否反応を覚える。それが分かっていないのです。野田首相や執行部が露出すればするほど、どんどん票は逃げていく。当選の可能性があった民主党の候補者も苦戦し、落選することになる。野田首相一派のやっていることは、味方の後ろから鉄砲を撃っているようなものです」(政治評論家・森田実氏)
ま、今から「野田隠し」をしたところで遅いだろうから、民主党は一蓮托生で沈めばいい。
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