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官僚政治を撃て
2012年12月 3日 (月)
公約を破棄し、公約にない増税を企てた民主党議員には衆院選に立候補する資格はない
読売新聞と産経新聞は、国民は小沢一郎の政治活動に食傷気味だという。これはなんという暴論であろうか。断じてそうではない。国民が食傷なのは、選挙のときだけ国民受けを狙った公約を撒き散らし、その公約が常に反故にされ続けてきた自民党の政治や選挙に対してである。
これまで腐敗自民党はどれほどの美辞麗句を並べてたて、そして国民の期待を裏切ってきたか計り知れないほどである。半世紀にもなろうとしている行政改革も財政改革も、この国の自立も、全く実現できず、常に官僚組織と一体となって国民を愚弄し続け、先送りしてきたのである。
小沢一郎が率いた民主党は、この悪弊たる日本の政治構造を打破しようと自民党と鮮明に区別できる政権公約を公表し、政権交代を主導してきたのである。しかし、この読売、産経の記事にみられるような政治的道義も正義も喪失した大マスコミの世論誘導によって、小沢一郎の政治改革、財政改革、そして閉塞した日本経済の建て直しは妨害されたのである。
社会の木鐸との自尊心があるマスメデイアならば、決して容認できない政治家の行動とは、国民に約束した公約を破棄し、公約には無かった政策を国民の了承なしに強行することに尽きるであろう。国民に信を問う選挙公約は破られてもよいという理屈は、民主主義国家においてはあってはならないことである。それを主張せず、未だ政治改革が達成されない小沢一郎を国民は食傷しているという論理や価値観はどこに由来するのか?
自民党政治と同様に、変質民主党が犯したこの行為は、国民を欺く悪質な背信行為である。そして民主政治を否定するものでもある。しかも読売、産経以下の大マスメデイアは、衆人環視の中、否、白昼堂々と変質民主党政権が犯したこの背信行為を全く批判しなかった。むしろ下野した腐敗自民・公明との談合で決められた消費税増税を歓迎する論評を公開するに及んでは、国民を愚弄する立場からの論評であり、反民主主義的言論と言わざるを得ないであろう。このことを理解できない言論は最早、言論とはいえない。
国民への背信を主導した野田佳彦が率いる民主党は、来るべき衆院選用に公約を発表したという。この公約とは一体何物なのか。再び国民を裏切り、愚弄する公約ではないという保証があると言うのだろうか。マスメディアはこの裏づけを確認しているというのだろうか。国民に対して言い逃れできない嘘をつく政治家や政治集団は、その政治生命にとってそのことが致命傷でなければならない。
それは国民の負託を受けるべき人間としての最低限の資格を喪失したことを意味するからである。それ故選挙公約を平気で放棄するような人間に、再び選挙公約を発表する権利も資格もないと断ずるべきである。それを主張することこそ、正常な言論である。
この20年来の多くの国民の願望は、官僚組織と一体になって腐敗した自民党政治からの脱却であった。この国民の負託を腐敗自民・公明両党と結託して根底から覆し、旧態依然たる官僚主導政治へ逆行させた変節民主党の罪は重く、これからの政治を語る資格も権利もないというべきであろう。
それ故、民主党の変節に加担した議員は嘘の上塗りに過ぎない今回の衆議院選挙には立候補する道義的な理由も根拠も全く存在していない。
マスメデイアの大罪―政権交代を歪めた元凶
マスメデイアの大罪(2)―憲法違反の選挙制度の下で国民に衆院選を強要することは正義か?
マスメデイアの大罪(3)−世論調査という名の政治誘導
http://n-takayama.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-0ef7.html
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