http://www.asyura2.com/12/senkyo140/msg/376.html
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■ 自民党の安倍総裁は 憲法を改正したうえで自衛隊を国防軍とすることを提唱
自民党の安倍晋三総裁は25日のテレビ朝日番組で、衆院選の政権公約に盛った「国防軍」設置に関し「(自衛隊を)軍として認める。
そのための組織も作り、交戦規定にのっとって行動する。シビリアンコントロール(文民統制)も明記する」と述べた。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2501A_V21C12A1MM8000/
■ 安倍は自衛隊を国防軍にする理由を報道番組で説明 その理由は自衛隊員の生命を守るため
安倍は自衛隊を国防軍にする理由を報道番組で説明しています。
その中で安倍は、国防軍にする理由は、自衛隊員の生命を守るためだと説明しています。
『何故かというと、もし捕虜になった時、ジュネーブ条約上なら捕虜として軍としてちゃんと待遇される。そうでなければただの殺人者だから。』
http://dametv.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-cce9.html
この安倍の主張はまったくもって正しいものです。
以下、詳しく説明しましょう。
■ 国際条約上、自衛隊員では捕虜となった時に捕虜の待遇がされない テロリストとして惨殺される事態もある 自衛隊を軍とする最大の理由はここにある
有事の際に軍人が捕虜となった場合、ジュネーブ条約のもとでは捕虜として生命の安全が保障されます。
ここで最大のポイントは、その対象が軍人だけであることです。
ジュネーブ条約では、捕虜待遇の対象が「紛争当事国の軍隊の構成員及びその軍隊の一部をなす民兵隊又は義勇隊の構成員」(第四条(1))に限定されているのです。
※ 「捕虜の待遇に関する千九百四十九年八月十二日のジュネーブ条約」は、下記を参照してください。
http://www1.doshisha.ac.jp/~karai/intlaw/docs/gc3.htm
ところが自衛隊は軍ではないため、自衛隊員は「軍隊の構成員」とはならず、捕虜としての扱いがされずにただの大量殺戮者、テロリストなどとして惨殺される可能性が高いわけです。
そして当然ながら現在日本に軍はないため、日本はこの捕虜待遇条約に批准していません。
以上のような事態を是正し、自衛隊員が捕らえられた場合に他国に捕虜として待遇させ、自衛隊員の生命を守るためにこそ、自衛隊の国防軍化は必須なのです。
すなわち、
@ 憲法改正をし、自衛隊を国防軍としての位置づけに変更する
A その際、安倍が主張するようにシビリアンコントロール等のガードもきちんと明記する
B 捕虜の待遇に関するジュネーブ条約に批准し、国防軍構成員の捕虜としての生命を保証させる
以上が必要なわけです。
安倍の主張がすべて正しいわけではありませんが、この自衛隊の国防軍化に関する限りは主張が真っ当です。
自衛隊員の生命を守るためにできる限り早く、この施策を進める必要があります。
■ 国防軍に反対する人は、自衛隊員が殺害されたときにどう責任を取るのか
以上のように国防軍化は、国際条約である捕虜の待遇条約に批准するためには必須であり、自衛隊員の生命を守るための極めて重要な課題です。
これに反対する人たちは、万一の有事の際、自衛隊員が捕虜として待遇されずに殺害されたときに、一体どう責任を取るつもりなのでしょうか?
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