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(小沢一郎の見解)「一極集中」を許すか否かが最大の争点
いよいよ12月4日、衆議院総選挙が公示されます。
今度の総選挙は、日本の未来を大きく左右する非常に重要な選挙だと思います。その背景こそが、私たちが「日本未来の党」に合流して、ともに戦おうと決断した理由にほかなりません。
もしこのままの状態で総選挙が行われたら、たぶん自民党が第一党になります。公明党との自公体制になるわけです。そして、日本維新の会は石原慎太郎・前東京都知事の太陽の党と合併した結果、自民党との連携を公然と打ち出してきました。また、野田首相をはじめ民主党の幹部も、自民党との連携ということを公然と口にしています。
そうすると皆さん、日本の政治はどうなるでしょうか。正に、戦前の昭和史にあった大政翼賛会のように、ほとんどの政党が一つになって政権をつくることになってしまいます。それは議会政治、民主主義が全く機能しなくなることを意味します。
しかも、その政権は政策的にも非常に危険です。石原氏はかねてからの持論ですが、原発維持どころか、核武装を主張しています。自民党の安倍総裁もかなりそれに近い主張、考え方を持っているし、野田首相自身、かつて核武装に言及したことがあります。
つまり、非常に右寄りな、危なっかしい政権が、大きな図体で出来上がってしまいます。それは、日本にとって正に不幸の極みです。私たちはどうしても、歴史の過ちを繰り返すようなことをしてはいけない。せっかく国民の皆さんが本当の民主主義というものに目覚め、民主主義国家・日本をつくろうとしている時に、そういう政権を許すことはできない。そういう強い思いがあります。
だから、嘉田由紀子・滋賀県知事が設立した「日本未来の党」に合流して、何としても議会政治を、民主主義を守る勢力をきちんと国会、政界の中に位置づけておかなければならないと考えました。そのために、一緒になって総選挙に臨もうと決断をしたわけです。
これはただ単に、第三極がどうのこうのという話ではないのです。このままでは、総選挙後には第三極ではなくして、私たち「未来の党」を除いて一極そのものになってしまうのです。どうか皆さん、よくよくそれを見極めていただきたいと思います。私たちは、国民の皆さんが必ず日本の未来のために、正しい判断を下してくれるものと確信しております。
日時:2012/12/3(月)18:54
差出人:衆議院議員 小沢一郎
発行:衆議院議員小沢一郎事務所
(ニコニコチャンネルブログメルマガより)
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