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“ワケあり”議員18人当落リスト 菅、真紀子氏ら11人に大逆風
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121203/plt1212031826004-n1.htm
2012.12.03 ZAKZAK
政党乱立の衆院選(4日公示、16日投開票)は、永田町の顔ぶれを大きく変えそうだ。特に、不祥事や醜聞が直撃した前職候補にとっては、有権者の厳しい審判が下りかねない。この3年半で、新聞や週刊誌の“主役”となった与野党18人について、選挙のプロに分析してもらったところ、11人が大逆風に見舞われ、落選危機に立たされていた。
注目のリスト(別表)は、2009年の前回衆院選から現在までに、不祥事や醜聞が報じられた著名な前職候補たち。目立つのは、前回民主党から出馬した候補の多さだ。18人中、何と15人が民主党か元民主党で、野田佳彦首相や菅直人前首相の名前もある。
政治評論家の浅川博忠氏は「野田首相も、菅氏も政治献金絡みの醜聞だが、ダメージがより深刻なのは、菅氏だ」といい、こう解説する。
「北朝鮮による日本人拉致事件容疑者の親族と関係のある政治団体への献金に加え、外国人からの献金問題も浮上した。問題発覚後、東日本大震災が発生し、そのひどい対応も問題視されている。これで、トロイカ(菅氏と鳩山由紀夫元首相、小沢一郎元幹事長)全員に『政治とカネ』の問題が指摘され、民主党政権への失望を招いた」
野田首相は「やや優勢」だが、菅氏は「やや劣勢」だ。
現職閣僚も決して無傷ではない。
前原誠司国家戦略相は昨年3月、在日外国人からの献金問題が浮上して外相を辞任した。先月にも不透明な事務所費の計上が明るみに出るなど、カネ絡みの醜聞が続いている。
「大苦戦」という田中慶秋前法相は、就任早々、在日外国人からの違法献金が発覚したうえ、暴力団関係者の仲人をつとめていた過去を週刊誌が報道。体調不良を理由に、わずか20日あまりで閣僚辞任に追い込まれた。
「田中氏は、入閣前から『閣僚にしたら危ない』といわれていた。前原氏も田中氏も、野田官邸の身体検査が甘過ぎる。結果的に、民主党の危機管理体制のずさんさを露呈した。田中氏は年齢的にも挽回は厳しい。当選は極めて難しい」(浅川氏)
東日本大震災での失態は、閣僚経験者を崖っぷちに追い込んでいる。
松本龍前復興担当相は昨年7月の被災地入りで、岩手県と宮城県の知事に対し、「知恵を出さないやつは助けない」「県でコンセンサスを得ろよ。そうしないと、われわれは何もしないぞ」などと暴言を吐いた。
鉢呂吉雄前経産相は同9月、爆発事故を起こした福島第1原発の周辺自治体について「まさに死の街だった」と発言した。ともに、閣僚辞任となり、松本氏は「やや劣勢」で、鉢呂氏は「大苦戦」だ。
「日本未来の党」に合流した小沢一郎氏は今年6月、週刊文春に、和子夫人が書いたとされる「離縁状」をスッパ抜かれた。そこには「(大震災後、小沢氏は)放射能が怖くて逃げた」という衝撃的な記述があった。
浅川氏は「大震災で傷を負ったのは小沢氏だ。震災後の昨年6月、私が盛岡に行った際、地元財界人が『小沢が来ない』とかなり怒っていたが、文春報道が追い打ちをかけた。小沢王国でも支援者の心が離れており、そのダメージを引きずっている。決して盤石ではない」という。
小沢氏の「政界の父」である田中角栄元首相の長女、民主党の田中真紀子文科相は、来春開校予定だった3大学の認可を突然取り消したことが、「独断専行だ」などと批判を浴びた。角栄元首相が築き上げた選挙基盤が崩壊しつつあり、「やや劣勢」だ。
自民党の石原伸晃前幹事長は、長老グループの寵愛を受け、9月の総裁選の「大本命」とみられていた。
ところが、沖縄県・尖閣諸島について「(中国側は)攻めてこない。誰も住んでいないんだから」と甘い認識を披露したうえ、東京電力福島第1原発を「福島原発第1サティアン」と表現して評価を落し、敗北した。今回、自民党の追い風を受けて「やや優勢」だ。
改めて振り返っても、生々しく感じる18人の不祥事や醜聞。
浅川氏は「政治家の不祥事・醜聞は『カネ』と『異性問題』『失言・暴言』に分けられる。不況下の現在は、カネの問題が最も有権者の反発を招きやすい。異性問題は男性議員の場合、女性の票が逃げる」という。
リストに挙がった候補が16日に流すのは歓喜の涙か、後悔の涙か…。
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