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2012/12/3 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
怒り心頭 飯田哲也氏は山口1区から出馬
「日本未来の党」代表の嘉田由紀子滋賀県知事がきのう(2日)、会見して「卒原発カリキュラム」を発表した。10年後までに完全に原発から「卒業」するための具体的な工程表である。
「今は実質的に原発稼働ゼロに近い状態です。ここから出発して、最初の3年間を『助走期』と位置づけ、まず大飯原発の稼働を停止。『もんじゅ』も止めて、六ケ所村の再処理工場を即時、廃止する。もちろん、大間原発を含む新規増設も禁止します。さらに使用済み核燃料の総量規制や、安全な貯蔵方法の社会的合意形成、発送電分離などの電力システム改革を断行し、3年かけて卒原発を可能にする環境づくりを行う。その後の7年間が『離陸期』で、エネルギーの自由化や効率化によって、未来へのエネルギーシフトを図っていきます」(未来の党関係者)
このカリキュラムの原案を作ったのは、未来の党の代表代行を務める飯田哲也・環境エネルギー政策研究所長だ。
有権者は、なぜ、今このプランが「未来」から出てきたのか、その背景を知っておく必要があるだろう。これはズバリ、「日本維新の会」の橋下徹が石原慎太郎と組むために“捨てた”政策なのである。しかも、橋下は脱原発から転向した自分を正当化するために、脱原発に向けた現実的なカリキュラムがなかったと言わんばかりの会見をした。これは真っ赤なウソだ。大阪府市の特別顧問だった飯田氏が、きちんとした工程表を示していた。しかし、橋下が裏切ったので、飯田氏は袂を分かった。未来に移り、きのう、具体的な工程表を出したのである。
維新の会をウォッチし続けているジャーナリストの横田一氏が言う。
「この工程表は、もともと大阪府市エネルギー戦略会議で飯田氏が提案したシナリオで、橋下市長も了承し、一度は維新の会の公約・政策実例集に盛り込まれることになった。実現性があると判断したからです。しかし、橋下氏は石原氏と組んで脱原発から後退した途端、手のひらを返した。そのうえ、『(工程表は)飯田さんの個人的な見解だった』とか『現実的ではない』とかケチをつけている。果たして、このプランが非現実的でしょうか。有権者が判断するべきです」
未来の党の卒原発カリキュラムの中身の濃さは、そのまま、橋下のウソの証左になるわけだ。ついでに言うと、嘉田知事も「(新党結成は)橋下さんが石原さんとつながって(脱原発を)引っ込めたことが大きなきっかけ」と語っていた。橋下の裏切りに皆が怒った。既成政党の脱原発はマヤカシだから、真の意味の脱原発政党をつくらなければならない。それが「未来」の原動力になったわけである。
さて、橋下に怒り心頭の飯田氏は会見で、山口1区から出馬することも明らかにした。ここで飯田氏が勝つようだと、日本の政界は大きく塗り替えられることになる。
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