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野ブタ首相は、今度の選挙が、民主 VS 自民 の戦いであることを強調しているが、それは目くらましである。さらに大手マスコミは、第三極が乱立し、中身が分からないと強調しているが、それは民主と自民に票を集めるための一つの戦術である。ここ一週間の第三極の動きは、第三極のなかに色合いの違う2つの流れがあることを鮮明化させている。維新と未来は明らかに違う政党である。
日本の政府は、2001年の小泉政権から、アメリカの傀儡政権のようになってしまったが、その流れは政権交代した今も続いている。それに対して国民は、『自民こりごり、民主がっかり』とはっきりした拒否反応を示している。鳩山政権が退陣したあとの民主党政権は、小泉政権と同じ勢力に乗っ取られてしまった。菅にも野田にも国民は失望した。
自民党も、小泉政権を受け継ぐはずであった(すぐに投げ出した)安倍晋三元首相が急きょ復活して総裁になった。またか、という国民感情を端的に表す言葉が、『自民こりごり、民主がっかり』である。民主は当然としても、自民にも選挙の票は集まらない。そこで自民の別働隊として登場したのが、維新の会である。
橋下徹は、今年8月に、安倍元首相に日本維新の会の代表になるように要請している。そして9月には、日本維新の会の候補者選定委員長に小泉政治の中心的人物であった竹中平蔵を起用している。このことを見ても、日本維新の会が、小泉政治と同じ勢力によって動かされているのは明らかである。
自民党の安倍晋三は、小泉某から後継指名されたタカ派・親米の政治家である。橋下徹と安倍晋三が組むのは容易い。というよりも橋下新党は、自民党が票が集められなかった分を拾い集める目的で動いているのだ。そして拾い集めた上で、手を組むつもりでいる。そういう意味で橋下徹の動きは一種の国民へのネコ騙しである。それを覆い隠そうと大手マスコミは躍起になっているが、そのことが橋下新党の正体をわかりにくくさせているが、実際の構図は単純である。
橋下新党と自民党の間に大した政策の違いはない。維新は第三極を装っているだけである。09年の政権交代は、国民が小泉政治からの脱却を望んだからである。今でもその動きは地下のマグマのように熱を持っている。そのマグマの熱を二分して自民党に注ぐことが橋下新党の役割である。きわめて不誠実な手法である。今日本は戦前の大政翼賛会に向かう動きを見せている。それを大手マスコミが応援する構図も戦前と同じである。
しかし戦前との違いは、多くの国民がマスコミ報道を信用していないことである。もし国民がまたマスコミ報道を鵜呑みにすれば非常に危険なことになる。マスコミの意図は選挙の構図を実際よりも複雑に見せて、国民の判断を麻痺させ、国民を煙に巻くことだ。しかし実際の構図は思ったよりも単純である。
http://blog.goo.ne.jp/akiko_019/e/3d2c3f6fcb7ec20031d465954624635a
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