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【12・16衆院選 壮絶選挙区に迫る】分裂の小沢王国、怨念の刺客戦! 岩手3区
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121202/plt1212020709001-n1.htm
2012.12.02 ZAKZAK
★(5)
「誰が、両磐(りょうばん=岩手県南部の旧磐井郡のこと。現在の一関市と平泉町)を制するかが、選挙最大のカギ」
こう分析するのは、小沢一郎代表率いる「国民の生活が第一」が丸ごと合流する「日本未来の党(未来)」から立候補予定の旅館経営者、佐藤奈保美氏の事務所だ。
岩手県は「小沢王国」として知られるが、岩手3区は、消費税増税をめぐって小沢氏が民主党を離党した際、「与党で被災地復興に当たりたい」とたもとを分かった元側近の黄川田徹副復興相の地盤。激怒した小沢氏が「刺客」として擁立したのが佐藤氏だ。
同区は、一関市、陸前高田市など5市3町。有権者約23万人。
「過去の選挙は、黄川田氏が小沢パワーで勝利してきた。今回は『小沢王国分裂』と『民主党大逆風』で、自民党も力を増している。2000年選挙時の当選ラインか」(県政関係者)
つまり、6万票前後で勝敗が決まりそうなのだ。
民主党県連筋も「(人口が多い)両磐がポイント。ここで相手候補を突き放さないと勝つのは無理」と納得する。
黄川田氏は4期12年、国会議員を務めてきた。東日本大震災では、自宅と地元事務所が津波に流され、両親と妻、長男、秘書を失った。副復興相として地元にも貢献し、実績と知名度は抜群だ。
それでも、刺客の名前を聞き、黄川田陣営は震え上がった。佐藤氏の父親は菅原喜重郎元衆院議員。黄川田陣営の大幹部だったからだ。黄川田氏が沿岸部出身なら、菅原、佐藤両氏は大票田の両磐出身だった。
「小沢氏自ら、佐藤氏の公認発表会見を行うほど、対決姿勢をあらわにしている。一関市議会の民主党『一新会』(11人)の大半や、市議会議長ら市重鎮も佐藤氏支持。未来の嘉田由紀子代表(滋賀県知事)が女性ということで、女性候補がプラスに動く可能性も強い。佐藤氏は、岩手宮城内陸地震で被害を受けた旅館を再建した実績もある」(市議会関係者)
危機感を強める黄川田陣営には、中央から続々と大物が応援に入っている。小沢氏が離党した直後には野田佳彦首相が、先週24日には岡田克也副総理が入った。
佐藤陣営にも焦りがある。事務所関係者は「時間がない。3区は香川県より広く、知名度不足。沿岸部は黄川田氏が強く、釜石は民主党の支持母体である連合が強い。両磐を制し、相手候補の強い沿岸部にどこまで食い込めるか」と語る。
骨肉の争いに割って入ろうとするのが、岩手県選出の玉沢徳一郎元農水相や尾身幸次元財務相の秘書を務めた橋本英教氏。「小沢王国分裂で勝機はある」(自民陣営)と士気が高まる。(ジャーナリスト、田村建雄)
【岩手3区(一関市など)主な立候補予定者】
△黄川田徹 59 民主前
▲橋本英教 45 自民新
△佐藤奈保美46 未来新
菊地幸夫 53 共産新
(記号は夕刊フジの分析。△=やや優勢、▲=やや苦戦)
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