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カレイドスコープ
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「橋下にとって竹中は神様みたいになってる」
「たちあがれ日本」から「太陽の党」、そして「日本維新の会」に合流した石原親分が、とうとう一人反乱を起こしたようです。
これほど予想したとおり離合集散を繰り返す政党は、世界中を探してもないでしょう。
一昨日の各党党首11人が勢ぞろいの党首討論でも、石原親分は精彩を欠いていただけでなく終始イライラ。政策について記者が質問しても、まともな回答のひとつもできず、逆に記者に八つ当たりするわで、まさに醜態を晒す結果となってしまいました。
ことの始まりは、尖閣諸島を東京都が買い取ると言い出したことです。
まるで「俺が日本を救う」いわんばかりで、舌鋒鋭い親分は執拗に「日本の政府は何やってんだ」を繰り返してきました。
あまりにも不自然な石原親分のパフォーマンスに、「ひょっとして、この男は尖閣問題を利用して、国政に打って出てくるのでは」と訝しく思ったものです。
事実は、そのとおりになりました。親分は、とても分かりやすい男です。
その後、尖閣諸島の所有者が政府の提示した金額になびいて、石原親分との契り(親分が勝手にそう思い込んでいただけかもしれませんが)を破ったから、もう面子丸つぶれ。
全国から集めた14億円の寄付金の扱いについて、「野田内閣には渡さない。次の政権はちゃんとしたのができるだろうから、その時に渡す」と、ヘンテコリンな理屈を付け出したときから、「コイツはペテン師だ」と確信したのです。
その「ちゃんとした政権」をつくってくれるはずの愚息、石原伸晃が自民党総裁選に勝てなかったところから、石原親分の人生の歯車が狂いだしたのです。
「それなら、俺が総理になるしかない」と。
なんといっても、「みんなの党」の渡辺喜美代表との面談で、「あなたのお父さんとは入魂で…」と、昔馴染みをアピールして引き込もうとしたものの、渡辺代表に「政策の一致を見ない政党とは最初から連携しない方針」と、一蹴されてしまったのが運のつき。
このとき、彼は悟ったのです。「俺は、とうとう総理大臣になれないな」と。
こうなれば、後は、自己の主張を通すことだけが生きがいとなるのです。誇り高き親分は有権者の幸せなど、最初から考えちゃいないのですから、政策など何でもいいのです。核ミサイルさえ作れれば。
つまり、親分が高らかに尖閣諸島買取を宣言できたのは、ワシントンの保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」と水面下で交渉を続けていて、「俺が総理になったら核ミサイルを作るから、そのときは協力よろしく」と内諾を得たからなのです。
そして、息子の伸晃が駄目だったら、俺が天下を取る、と内心、野望がメラメラ燃えていたのです。
しかし、ヘリテージ財団には、江沢民コネクションのチャイナ・マネーが入っていたことが明らかになっているのです。
→尖閣問題の死角−“ミサイル財団”の中国マネーの正体
ヘリテージ財団とは、中国側にも情報を流していたというわけです。
石原親分がもっとも嫌いなはずの中国に。
尖閣オーナーに買い取り交渉の土壇場になって裏切られ、頼みの綱のヘリテージ財団にも操られ、「みんなの党」の渡辺代表に擦り寄ったものの、正論の前にたじたじで、肝心の橋下徹は、「俺の言うことをちっとも聞かないで、竹中平蔵のほうばかり見てやがる」と、記者会見の席で、橋下君に対してボヤキとも嫉妬とも取れる嫌味を連発。
80歳という年齢が、彼を焦燥感に駆られた蛮行へと突っ走らせているのです。
30日に行われた各党党首11人勢ぞろい党首討論と同じ日に、都内で記者会見が開かれ、フリージャーナリストの田中龍作氏が質問しています。
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維新・石原代表 「橋下にとって竹中は神様みたいになってる」
田中龍作氏:と石原代表:とのやりとりは次の通り――
田中龍作氏:
日本維新は選挙公約として「解雇規制の緩和」「最低賃金制度の廃止」をあげている。
今や労働者の3割以上が非正規で、非正規労働者の半分以上が年収200万円以下。
もし維新の政策が実施されれば、彼らはパンも住宅も失うことになりはしないか?
石原代表:
「大阪の連中(橋下大阪市長、松井府知事ら)が一所懸命考えたが、非常に未熟な所があってね…(後略)」
石原代表:
「(賃金低下に)歯止めが効かなくなるの?」「そりゃマズイわね。未熟な所がたくさんある。(選挙公約は)骨太の何項目かにして、あとは皆で討論しようということにしていたのだが…」
田中龍作氏:
(橋下氏らは)世間知らずにもほどがある。
石原代表:
「そうなんだ。(橋下が)10ページもの公約集を発表するなんて言った時、『やめろ』って言ったの。『君(橋下)が(政権公約を)作ったことは多とするけど、(中略)理念に走り過ぎる所があって、実現不可能だぞ』って。(田中の)仰る通りだと思います」。
田中龍作氏:
竹中(平蔵)さんが書いてるからですよ。
石原代表:
「そう(頷きながら)。俺、竹中って好きじゃないんだ。(会場爆笑)
あれ(竹中)が、こういうの(選挙公約を)全部書いてあるのが分かる。これ(竹中は)ね、口説の徒でしかない」。
田中龍作氏:
日本をズタズタにした小泉改革と同じじゃないですか。
石原代表:
「だからね、あんまり竹中を信じるなって。『そりゃ止めろ』って言ったの。彼らにとって神様みたいになってる。コンサルタントの堺屋太一なんか首かしげてる。発言力を認められないのかなあ。これ(竹中)に対しては批判的ですよ」。
田中龍作氏:
石原さんの晩節を汚すことになりますよ。
石原代表:
「そんなことさせないよ」。
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苦労人だけあって、田中龍作氏の引き出し方は非常にうまい。
孤独な石原親分も田中龍作氏には気を許したようです。
TPP賛成派、原発中立派の元経産官僚、古賀茂明氏も、とうとうみかねて橋下徹に「石原さんと決別すべき」と背中を押したようです。
最初から、それも誰もが予想していた通りになりそうです。いや、なるでしょう。
しかし、維新の会に投下された石原爆弾は強烈でした。
維新の会の政策骨子から、ことごとく「改革」の文字が消えて、ほとんど骨抜きになってしまいました。
古賀茂明氏が「脱原発の前に脱石原を」と進言しても、親分は、そうそう簡単に引き下がるような男ではないのです。
最後っ屁どころか、ことごとく維新の会を破壊しつくしていくでしょう。
何より維新の会の柱のひとつであった「30年代に脱原発」は、「書き直させる」と強硬姿勢。
石原親分は、「経済をシミュレーションした先に原発を考えなかったら、私はやっていられないし、代表を辞める」とも述べたとのこと。
つまり、親分は内心では「これでは選挙に勝てない」と思い始めたのです。
ある意味、親分の真正直なところが、またまた橋下−竹中の極悪党コンビにスキを与えることになるのです。
マスコミは、未だに「維新の会は準備不足」と、橋下有利に導こうとしているようですが、「準備不足」など無関係です。
そもそも、橋下徹というもっとも卑しい男の本性は、石原親分の知名度を利用するだけ利用したら、親分との関係を上手にフェイドアウトさせていく魂胆なのですから、どのみちこの二人は決別する定めなのです。
人間の卑しさでは橋下徹に負けず劣らずの竹中平蔵は、小泉構造改革で日本をアメリカに二束三文で売り渡しただけでは気が済まないのか、さらに日本人を外資の奴隷にしようとしているのです。
竹中平蔵、そして彼に心酔する橋下徹の出自はともに同和です。
彼らの日本人に対する怨念の深さに背筋が思わず凍ってしまうのです。
彼ら家族が、貧困と差別によって苦しめられた(橋下は苦しめられたという実感は持っていないと言っていますが)過去を清算するために、この日本をおもちゃにして遊んでいるように見えます。
彼らの微笑は「氷の微笑」です。
「過のすべて、この日本のすべてを消してしまいたい」…だからこそ、まったく不自然なくらい「改革、改革」と繰り返すのです。
彼らにとって、「改革」とは「今の日本の姿」を消すことです。そういう日本が消えれば、自分たちの辛い記憶をすべてリセットできるという潜在意識が働いているからこそ、日本人ではありえないような政策ばかり出すのです。
しかし、彼らには理性が欠落しています。
それは、おのれ自身に問題が大有りだ(検察に竹中の犯罪が握られているのです)ということに気がついていないのです。
この二人は、己の怨念の深さによって、やがて自滅していくでしょう。
彼らの極悪コンビが打ち出した維新の会の政策骨子。強烈な悪意に満ち満ちています。
1)TPP参加
候補者を決める面談で、面接官の竹中平蔵は「TPPを金科玉条にしない人は候補に立てない」と言明。
なんでも、竹中平蔵は、応募してきたパチンコ・アイドルが気に入ったそうで、「TPP踏み絵」をバスしたので候補に立てるとか。島根大学を卒業して芸能界に入った佐々木理江(30歳)という女性らしい。
いくらなんでも有権者をバカにしすぎではないか。
それとも維新の会の大口後援企業でパチンコ・チェーンの「マルハン」が、ねじ込んできたのか。
2)TPPに参加して、国民皆保険を原則(かたちだけ)継続するも、混合診療を完全に解禁
そうすれば、確実に医療を受けられない高齢者が続出し、病院にかからずに死んでいく人がとんでもない数に上る。
もちろん、TPPに参加すれば、ネット利用において違法ダウンロードなどの違反者には非親告罪として刑事罰と高額な罰金が科されることになっている。
3)農業は、ほぼ全滅で、代わりにモンサントの遺伝子組み換え食品を毎日食べさせられる。
4)狙われるのは「ゆうちょ銀行」の300兆円以上の日本人の資産。
これを竹中が言うとおり外資に差し出したら日本は終る。
5)消費税11%を目安に基本政策案を策定。
デフレのときに消費税増税を主張している経済ド音痴の石原閣下。
6)憲法改正で自衛隊を国軍に。徴兵制の復活。
あなたの息子を戦地へ送り出すということですよ。
7)「最低賃金制度の廃止」「解雇規制の緩和」
これは日本経済が競争力をなくしてしまった今、日本がインフレであれば一考に値するが、今のようなデフレ・スパイラルの時にこれをやったら自殺者が大勢出るだろうし、ましてや体を壊しても混合診療で膨大な診療費を請求されるので医師にかからないという若者が増える。結果、餓死者、病死者が増える。
8)年金支給年齢の引き上げ→65歳で支給せず70歳からか。
9)相続税の基礎控除廃止
そうなると、手持ちの現金が相続人が家だけ相続した場合は、家を売って相続税を支払うというようなことが起こる。あるいは、相続した家を担保に銀行から金を借りて相続税を払わなければならない。
もし地価が暴落していれば、相続税を納めるために家を売ろうとしても売れない、という現象が起きる。
すると、地価はますます暴落する。
10)永久外国人の地方参政権賛成
11)(確実に)人権委員会設置法案(人権救済法案)賛成
12)原発推進、日本の核武装化を推進し、石原ジョンイル将軍を頂く軍事独裁政権を目指す。
私が、すぐ思いつくだけでも、これだけエントリーできるのです。
あなたはこれを読んで、「姥捨て山列島・ニッポン!」と思ったことでしょう。
「果たして年金をもらえるまで生きていられるだろうか」と。
それでも維新の会の候補者に投票しますか?
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最後に参議院議員・西田昌司議員の超人大陸の動画をご覧ください。(下のyoutubeも同じ)
「今度の選挙、何が大事か。どうでもいいことばかり垂れ流すマスコミ。国民は何が大切なのか、しっかり見極めるべき」と主張。
【西田昌司】11/26 『国会に嘘つきはもういらないから』
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