http://www.asyura2.com/12/senkyo140/msg/256.html
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まず、橋下氏も石原氏も、どこかの政党の代表のように本音を隠しウソの“美辞麗句”を並べ立てるのではなく、冷静に考えれば何が本音かわかる言動をしていることに敬意を表す(笑。
選挙のために発表した政策や公約は、票集めの手段でしかなく、選挙後はゴミ箱という連中よりはまっとうだと思う。
橋下維新が大阪およびその周辺という地域性を超えてナショナル政党に成長していったのは、3.11以降の「脱原発」キャンペーンの効果と言ってもいいだろう。“公務員叩き”や“既成政党非難”の咆哮だけならば、現在ほどの支持層拡大はできなかったはずである。
それでも、メディアの後押しを受けている橋下氏の発言は大きく取り上げられるので、その発言が国民の脱原発意識をある程度高めたことは間違いないと思う。
それはともかく、このところの「維新」の言動を見聞きしている限り、かつての「脱原発」キャンペーンがウソや票寄せ詐欺とは言わないとしても、橋下「維新」の本音は、原発存続で、選挙戦術として“原発消滅”を使っていると判断せざるをえない。
記事でも少し触れているテレビ朝日の番組にも遠隔地出演していたが、「時稼働ゼロ」や「年限付き原発廃止」という政策に対し、具体的な根拠も示さないまま、そんなことできっこないとか、政治の役割は年限を区切ってどうこう言うものではないと咆えることで、視聴者にそれらの政策の“無効”性イメージを刷り込もうとしていた。
みんなの党の江田氏はさすがだったが、「未来」・共産党・社民党の代表が、橋下氏ごときのロジックを打ち破れなかったのは見ていて残念だった。
橋下氏は、「世界最高水準の安全基準をつくり、チェック体制もでき、使用済み核燃料の処理方法も定まってくれば、短期で考えれば再稼働はあり得る」と言っているそうだが、肝心な、原発を再稼働しなければ電力供給力に問題が生じることの説明がなされていない。
(「使用済み核燃料の処理方法も定まってくれば」という条件が付いていれば、再稼働はありえないのだが・・・・)
原発新増設についても、「既存のもの、新しいもの(の扱い)はシミュレーションしようということだ」と賛否を明確にしなかったというが、これは、自身が“新型原発構想”に色気を持っているからであろう。
断言するが、大飯原発停止・即時稼働ゼロ(再稼働反対)を政策にしない政党は、ずるずると原発維持派に取り込まれ、あげく、“安全性の強化”というお題目につられ新設まで認めるまでに至る。
※ 参考投稿
「[ぶれない原発廃止への道]即時ゼロ稼働:原発国有化による廃炉:立地地域の就業確保と自治体財政支援:核廃棄物最終処分」
http://www.asyura2.com/12/senkyo140/msg/226.html
「維新揺れる政策 脱原発あいまい・TPP留保付き:石原代表の削除という公言を断ち切り、“原発フェードアウト”は存続」
http://www.asyura2.com/12/senkyo140/msg/227.html
「維新と太陽合併 政策合意も「脱原発」なし:大阪府市エネルギー戦略会議が見せた「わが国にとって容認し得る原子力発電」」
http://www.asyura2.com/12/senkyo139/msg/194.html
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原発「環境整えば再稼働も」=「フェードアウト」は変えず―橋下氏【12衆院選】
時事通信 12月2日(日)11時28分配信
日本維新の会の橋下徹代表代行は2日のフジテレビの番組で、定期検査のため停止中の原発の扱いについて「世界最高水準の安全基準をつくり、チェック体制もでき、使用済み核燃料の処理方法も定まってくれば、短期で考えれば再稼働はあり得る」と述べ、環境が整えば再稼働を容認する意向を示した。原発新増設についても「既存のもの、新しいもの(の扱い)はシミュレーションしようということだ」と賛否を明確にしなかった。
橋下氏は衆院選公約の付属文書「政策実例」に盛り込んだ「既設の原発は30年代までにフェードアウト(消失)」について、見直しを否定しつつも、「結果としてできない場合もある」と表明。この後のテレビ朝日では「議論のたたき台で、公約ではない」と改めて強調した。
フジテレビの番組では民主、自民、公明、みんな各党も条件が整った場合の再稼働容認の立場を示したが、新増設をめぐっては見解が分かれた。自民党の石破茂幹事長は「安全性が確保され本当に必要なら、新増設を全く否定しない」と強調。これに対し、民主党の岡田克也副総理は「既に認可した以上に造り続ける可能性はない」と反対し、公明党の高木陽介幹事長代理も「新規は造らない」と述べた。
日本未来、共産、社民、新党大地の各党などは再稼働、新増設ともに反対した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121202-00000023-jij-pol
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