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維新揺れる政策 脱原発あいまい・TPP留保付き:石原代表の削除という公言を断ち切り、“原発フェードアウト”は存続
http://www.asyura2.com/12/senkyo140/msg/227.html
投稿者 あっしら 日時 2012 年 12 月 02 日 03:20:56: Mo7ApAlflbQ6s
 


 「維新」代表である石原氏は、30日の日本記者クラブ主催の党首討論会で、原発がフェードアウトするというような公約は認めていない、きちんと消させると公言した。

 しかし、橋下代表代行は、本音なのか、選挙戦術なのか、「脱原発を(1)原発に依存しているメカニズムを分析した上でルールを制定(2)市場での電力需給調整や廃炉(3)再生エネルギーなどの活用――の3段階で検討。「結果として30年代までに原発がフェードアウト(消えてゆく)することになる」」という表現を残したという。

 原発存続の「維新」では戦(選挙)にならないと判断したのは当然だが、原発稼働ゼロで電力需給に問題が生じない現実を目の前にしていながら、「(1)原発に依存しているメカニズムを分析した上でルールを制定(2)市場での電力需給調整や廃炉(3)再生エネルギーなどの活用」という段階論と原発のフェードアウトを結びつけるのはゴマカシの域を脱していない。

「原発に依存しているメカニズム」というのなら、“死蔵”自家発電の復活を考慮してもなお原発に依存しなければならない電力供給不足とはどういう実態なのか説明しなければならない。「原発に依存しているメカニズム」は、“原発に依存させてきた政策”でしかない。

「市場での電力需給調整や廃炉」は、無関係のものをつなげて煙に巻いていると言わざるをえない。
「市場での電力需給調整」は、発送電分離と発電事業者の大量新規参入を前提とした市場価格による需給調整メカニズムを意味していると思われるが、それは、電力供給形態の改編問題であり、原発など発電方式はまったく無関係である。

 さらに、「市場での電力需給調整や廃炉」という表現は、原発の廃炉と電力供給形態がまったく無関係であることから、論理性がまったく欠如したものと言わざるをえない。
廃炉には技術開発など時間がかかるという意味だとしても、それは稼働していない原発の問題だから、電力の供給力とは無関係である。

 「再生エネルギーなどの活用」は、(3)になっていることからわかるように、原発代替ではなく、火力発電代替なのである。それゆえ、再生エネルギー云々は、原発の代替発電方式をさらに置き換える話であり、原発廃止とは直接の関係はないのである。
 「維新」もわかっているようだが、原発の代わりに一気に再生ネルギーというのは無謀な話であり、原発に代わりガスタービン発電などの火力発電の比率を増加させ、同時並行的に順次それを再生エネルギー発電に置き換えていくというのが現実的なステップである。

 日経新聞社は、TPPについて、「橋下氏が国論を二分するという意味でボウリングの「センターピン」にたとえたTPP参加も変容した。八策では「TPP参加」と明記したが、公約集では「TPP交渉参加、ただし国益に反する場合は反対」と後退。ここでも旧太陽側への配慮がにじむ」と書いているが大笑いである。
 それでは、TPP推進派の日経新聞社は、国益に反する場合でもTPP交渉参加に交渉すべきと考えていることになる。
 国益に反する場合は反対というのは、政治家や日本メディアとして、言わずもがなの最低限の原則であろう。

(「維新」の新しい表現が“後退”なら、「維新」も元々は国益に反する場合でもTPP交渉参加に交渉すべきと考えていたことになる)


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維新揺れる政策 脱原発あいまい・TPP留保付き
2012/12/2 1:04

 日本維新の会が発表した公約集「骨太2013〜16」の表現が波紋を広げている。元になった党綱領集「維新八策」に比べ脱原発は曖昧な内容になったが、それでも幹部間の認識のズレが露呈した。環太平洋経済連携協定(TPP)も「国益に反する場合は反対」という留保を付けた。合流した旧太陽の党への配慮がにじみ、党内からは「切れ味に欠ける」との声も聞かれる。
 維新関係者によると、公約発表の直前まで、大阪と、旧太陽の激しい駆け引きが続き、最後は大阪側の判断で公表に踏み切ったという。
 旧太陽側の多くはもともと脱原発に反対。一方、関西電力の筆頭株主である大阪市の市長として電力供給体制の問題点を指摘してきた橋下徹代表代行にとって、脱原発は外せなかった。
 その結果、脱原発を(1)原発に依存しているメカニズムを分析した上でルールを制定(2)市場での電力需給調整や廃炉(3)再生エネルギーなどの活用――の3段階で検討。「結果として30年代までに原発がフェードアウト(消えてゆく)することになる」という文言を入れた。

 当初の橋下氏の「30年代に原発ゼロを目指す」との宣言に比べ、曖昧な印象は否めない。橋下氏は「工程表ができていないのに(ゼロにするまでの時間を)10年とか15年とか言えない」と釈明する。橋下氏は10年後の「卒原発」を掲げる日本未来の党を意識して「今ゼロか10年後ゼロか、こんなバカな選挙やってたら、えらい目に遭いますよ」とも発言した。
 一方、石原慎太郎代表は11月30日の党首討論会で「フェードアウト」の表現見直しに言及。幹事長の松井一郎大阪府知事はその後も「原発は30年代でフェードアウトする」と見直しを否定する。松井氏は「(石原、橋下両氏の)2人が確認し合っている。党としての決定だ」と強調するが、駆け足の合流手続きの中で擦り合わせができていたのかは不透明だ。

 橋下氏が国論を二分するという意味でボウリングの「センターピン」にたとえたTPP参加も変容した。八策では「TPP参加」と明記したが、公約集では「TPP交渉参加、ただし国益に反する場合は反対」と後退。ここでも旧太陽側への配慮がにじむ。

 憲法改正は八策でも公約集でもうたっている。八策では改正の発議要件(国会議員の3分の2以上の賛成)緩和に触れたが、公約集では首相公選制や参院廃止などの統治機構改革のための憲法改正とより具体的になった。石原氏の持論の「自主憲法制定」も加わった。


http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0101P_R01C12A2PE8000/?dg=1

 

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コメント
 
01. 2012年12月02日 03:43:28 : OcCd266vXk
じゃあ、なんで一緒になるんだよっっっっっっ!!!!!!!!
アホか、おのれらはっ!

02. あっしら 2012年12月02日 03:59:24 : Mo7ApAlflbQ6s : DvLZNEv2EI

OcCd266vXkさん、こんばんは。

石原さんは「維新」運動にあまり乗り気ではなく、(1)都知事を辞めたワケを隠す(2)仲間の議席を確保する(3)小沢さんら反自民勢力に票を流れないようにするといった目的で、橋下さんに身柄を預けただけだろうと思っています。

ですから、政策や公約も、ぶっちゃけて言えば、どうでもいいことなのでしょう。

橋下さんは、価値観的に石原さんファンだと思いますが、「維新」運動にとってはちょっとばかり邪魔な存在だと思っているはずです。


03. 2012年12月02日 07:22:20 : 98QGPFdy7r
そもそも、大飯原発を再稼働しなくても、

供給はまかなえたと思いますから、全原発停止で

あとは、そのまま廃炉にもっていくだけの話な訳ですよね。

廃炉をいかにして安全に行うかが重要な問題である筈ですね。

使用済みの燃料棒をいかに安全に封じ込めて、隔離出来るかです。

あと、民主主義的手法を軽んじるという点においては、

橋元氏は確かに石原氏のファンと云えるのかもしれませんね。


04. 2012年12月02日 07:44:40 : 9lF6UQuOSk
大阪市が計画していたガスタービン発電計画をを市長に成るや中止した。そこにカジノを作るそうだ。このような態度で原発フェードアウトはあり得ない。

05. 2012年12月02日 07:46:02 : 98QGPFdy7r
まあ、政治家に対しては、冷静な目で見る努力をすること。

頭が熱くなるのも仕方が無いのですが。

政治家が何なにをしてくれるという受け身の意識ではなく、

自分達が政治家にこうして欲しいな、そうしなければ支持出来ないと

主体性を持たなければいけないという事でしょうね。

選挙権というのは、一人一人の権利は小さいものでも

集まれば、物凄い力となりますから。


06. 2012年12月02日 07:49:25 : 9lF6UQuOSk
今年は、不況で工場の稼働率が低かった。節電効果もあったろうが、電気の使用量は例年より低かった。いづれにせよ、発電所などの設置は必要なのではないか。

07. 2012年12月02日 07:54:07 : 9lF6UQuOSk
最近の法律は、政府が有権者を監視する1984年まがいのものばかりである。有権者が政府を監視するための法律やら制度なりを作る必要がある。

08. 2012年12月02日 08:55:51 : In7ZTi1C9A
フェードアウトの意味を理解できていない人がおるようだな。

フェードアウトとは、「少しずつ見えなくなる」という意味の語で、
消えてなくなるという意味ではない。

だから、目立たなくなる、衰えるという意味でも使われる。

維新の会の選挙公約を読むと「原子力発電は2030年代までにフェードアウトする」であるから、
まさに、「2030年代までに目立たなくする」という事である。

石原は、それが気に入らないのであろう。

とにかく、日本人には英語で煙に巻くに限るという事であろう。

馬鹿馬鹿しい。


09. 2012年12月02日 09:22:46 : cWIBtbognM
嘘つきすぎて国民騙せなくなった維新は迷走中

10. 2012年12月02日 10:10:16 : qEUFYUxu22

>。ヨ原子力発電は2030年代までにフェードアウトする」

この本当の意味は「石原は2030年代までにフェードアウトする」 ということである。


11. 2012年12月02日 11:10:00 : VbnOQ0oNu6

  今となっては、土台【日本維新の会】が公党として承認された事自体不可解である。

 物理的な用件を満たせば云いと言うものではない。党の代表が夫々真逆な政策を論じているような党が出現すること事態、眞に持って可笑しい。

 この政党を設立した【真の理由】とは?
橋下が述べている見せ掛けの理由とは全く違うところにあるのではないか。そう疑わざるを得ない。

 小澤一郎氏は昨日辺りから明確に、「日本維新の会」は自公民、みんなの党の補完勢力である、と断じている。つまり、国民一般のサイドに立っている政党ではないと言えそうだ。


12. 2012年12月02日 13:07:25 : oUqzwcXs3s
政党と言うより、超高級老人ホームで痴呆老人相手にせいじごっこやってる感じ

13. 2012年12月02日 15:59:41 : bfiHqt1iFQ
石原は党首討論でボロを出すだろう。楽しみだ。維新の石原隠しだあるかも

14. 2012年12月02日 20:10:29 : DPRErJBgNp
もはや維新は「ダッチロール」状態に突入。このまま墜落するか、石原と手を切って、再浮上するか、瀬戸際。はやく労咳の重石を捨てろ!

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