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岩手県知事記者会見 - 平成24年11月29日知事記者会見
(平成24年11月29日 10時30分〜11時08分)
発言者 | 発言内容 |
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広聴広報課 | ただいまから記者会見を行います。本日は知事からの発表事項はございません。 |
幹事社 | 本日は記者クラブを代表しての幹事社質問の用意がありませんので、この後、各社から質問があればお願いしますが、初めに私のほうから質問させていただきたいと思います。 けさ、滋賀県の嘉田知事がフジテレビの番組内で新党結成の経緯について、9月の末に達増知事のほうからお話を受けたという発言をなさっているのですけれども、具体的にどのようなお話をなさって、どのようなお考えがあってのお話だったのかということをお答えいただければと思います。 |
知 事 | 嘉田知事さんとは、私が当選したときから先輩知事さんとして全国知事会とかでお付き合いしていたのですけれども、去年の2月に滋賀県が主催して大津市で「アール・ブリュット」のシンポジウムが開かれまして、障害を持っている方々のすばらしい芸術、滋賀県からの出展が多かったのですけれども、岩手県からの出展が2番目でありまして、私も呼ばれてシンポジウムに参加しました。 それからは非常に嘉田知事と親しくさせていただいて、普段から考えていることとかもいろいろ聞かせていただいて、非常にいいなというふうに思っていましたし、また特に今年しに入ってから嘉田知事は「未来(政治)塾」という政治塾を主宰して、夏には「知事は何ができるのか」という本も出版し、そういったところで全国を視野に入れてさまざま発信しているのですが、それが3年前の政権交代マニフェスト、国民の生活が第一を理念とするその理念、政策と方向性が極めて一致していると思いましたし、またそれに加えて去年の東日本大震災とそれに伴う原発事故以降の国民の問題意識の深まり、そういう新しい民意の方向性にもしっかり応える、そういう理念、政策の練り上げ、また発信をやっておられるなと思いました。 そういう中で、いろいろお話しする機会もあり、私からは実は今言ったような民主党の3年前の政権交代マニフェストの理念とぴったりする。それについては嘉田知事も全くそのとおりで、あの政権交代には本当に期待をした。それがこんなことになって、大変もったいないということをおっしゃっていて、それについては私も本当に達増拓也もそう思うし、また民主党内でそういう思いでいたけれども、民主党内でそれが実現できずに、「国民の生活が第一」を立ち上げた皆さんもそういう思いだというようなことを紹介いたしました。 嘉田知事の政治の道と小沢一郎さんの政治の道が合流していくというのは、これはもうある種の必然であって、繰り返しますけれども、3年前の政権交代マニフェストの理念、政策、それをそこに託された民意を大事にしていきたい、このままではもったいないという、そういう思い、またそこに加えて3.11以降の新しい民意というのをそこにつなげて、未来をつくっていこうということで、それぞれ別々にそういう道を進んできたのがここに来て合流したというのは、極めて自然なことだというふうに思っています。 |
幹事社 | その場合になのですが、知事自身は嘉田知事が新しく立ち上げた新党との関わりという面ではどのように関わっていきたいとお考えになっていらっしゃいますか。 |
知 事 | 「賛同者」を名乗りたいと思います。これは坂本龍一さんとか、茂木健一郎さんみたいな正式に賛同者として党の側で発表しているようなのとは違う勝手に名乗りを上げる「勝手に賛同者」なのですけれども、ただ全国にはそういう思いの人たち、またそういうスタンスでいこうと思っている人たちはかなり多いのではないかと思っておりまして、そういう皆さんと心の中で連帯をしながら賛同者を名乗っていきたいかなというふうに思っています。 |
記 者 | 今の質問に関連してなのですけれども、嘉田知事と小沢一郎さんが会談を持たれた場に達増知事も同席されてというのが一部報じられておるのですけれども、これが事実そうだったのか、それがいつごろで、どういった話がそこでなされたのか教えていただければと思います。 |
知 事 | 私がどうこうというよりも、さっき言ったようにそれぞれの政治の道が合流していくというのは、これはもう必然的なことだと思うので、そのプロセス云々というよりは、それぞれの歩んできた道、言ってきたことと、今合流してできた形を見れば、それはそのとおりなのだなというふうに納得できるのではないかなと思います。 |
記 者 | 賛同者という立場でかくありたいということでしたが、賛同者としてはどういう活動をされたいと考えていらっしゃいますでしょうか。 |
知 事 | そこでまさに自由にということになりまして、私の発想の原点は、政権交代に託された民意と3.11以降に自覚が深まった民意というのが、まず今回の選挙でちゃんと生かされて形になり、そしてそれが新しい日本の未来をつくっていくような政権につながっていけばいいなという思いで今の国政を見ていますので、それに役立つためにどういうふうにすればいいかということを考えながら自由に対応していきたいと思っています。 |
記 者 | 済みません、毎度質問されて恐縮なのですけれども、改めて聞きますけれども、1区との関わりですけれども、以前は出馬は考えていないということを明言されていましたが、現時点でもその考えは変わりませんでしょうか。 |
知 事 | 今まで答えてきたとおり、今私の頭の中にはそういうことはありません。 |
記 者 | もう公示日まで基本的には変わらないと理解してもよろしいでしょうか。 |
知 事 | 今、私の頭の中にそういうのはありません。 |
記 者 | あと1区は心配していないというふうにも発言されましたが、今もその心配していない状況であるというふうに認識していますか。 |
知 事 | そうですね、それも同じであります。 |
記 者 | 未来の党(日本未来の党)に関してなのですけれども、これ一部野党等からは、結局小沢先生が裏で糸を引いている党ではないかとか、小沢一郎の生き残りのための党ではないかという指摘も出ているのですけれども、そうした指摘に対してはどのようにご覧になっていますでしょうか。 |
知 事 | 民意というものをどれだけ見ているのか、また民意というものにどれだけこだわるのかという、それで見方の違いもいろいろ出てくるのだと思います。政治というものを政治家同士の離合集散の次元だけで見る見方もあるのでしょうけれども、私はむしろまず民があり、民の心があり、それに合わせて政治の形をつくっていけばいいという、これは孟子にはっきり書かれている古来からの東洋の知恵でもあるのですけれども、そういう観点から見れば小沢一郎さんがやっていることはとにかく民意に寄り添い、また民意を尊重していかなければならないということだし、嘉田知事がやっていることもその民意が生かされないのはもったいないという、そういう切実な思いからだと思うし、それぞれが主体的にやられていることだし、ですからそれに賛同する人たちというのはまだまだ増えていいと思うし、より広がっていけばいいのではないかなと思います。これも問われているのは、小沢一郎さんというよりも小沢一郎さん以外の人たちがこういう政治の局面でそういう民意重視のところにどんどん本気で入っていくのか、それともそうではない道を歩むのかということで、いつもながら問われているのは小沢一郎さん以外の人たちがどうするかということだと思います。 |
記 者 | もう一点、先ほど経緯の話はということもありましたけれども、これもまた一部の報道で未来の党で共同代表制で達増知事と嘉田知事というのを小沢さんの側から提案したのだけれども、実らなかったという報道もあるのですが、こうした事実はあるのでしょうか。 |
知 事 | それは全然聞いたこともないことであります。 |
記 者 | 今回の第三極のように自治体のトップですとか、あるいは地方公共団体のトップが国政のほうに働きかけていくという動きが活発になっていますけれども、こういった動きに関しては、知事はどのように受け止めていらっしゃいますか。 |
知 事 | 二大政党で政権選択、マニフェスト選挙で国民が政権を選ぶということが崩壊してしまったわけです。今の国会の状況というのはかなり深刻だと思っておりまして、今の国会議員の皆さん方だけで国政の立て直しができるかというと非常におぼつかない状態にあるということだと思いますので、国会議員以外の人たちが国政のことを真剣に考えてやれることをやっていくというのは、日本のために、これはもう大変結構なことプラス必要不可欠なことだと思います。 |
記 者 | 1点確認させていただきたいのですけれども、嘉田知事と小沢一郎さんを引き合わせたのは知事であるというのが間違いないのかどうかというのは確認させてください。 |
知 事 | 2人を引き合わせたのは民意ですね。 |
記 者 | 先ほど知事は「賛同者」を名乗りたいというお話をしましたけれども、仮に具体的に新しい党のほうから加わってほしい、要職に入ってほしいといった要請があった場合はどのようにお答えになりますでしょうか。 |
知 事 | 今はそういうことはございませんので、まずは勝手に「賛同者」ということを考えておりまして、それ以外については自由にという原則で対応していきたいと思います。 |
記 者 | それであれば、要請があった場合は前向きに考えることもあるということでよろしいのですか。 |
知 事 | どんな要請か全然想像もつきませんので、自分の考え方に基づきながら自由に対応させていただくということです。 |
記 者 | それから、先ほど地方自治体のトップが国政に関していろいろ活動されることも非常に評価されていたと思うのですけれども、実際に一つの国の政党の党首の立場にある者と地方自治体の県のトップという者の仕事の両立というのは実際に成り立つものかどうかという辺りのお考えをお聞きしたいと思います。 |
知 事 | 政治のあり方について、何か制度論みたいなアプローチでどういう制度がいいのかという、例えば誰がそのポストに就くのかというのを考えないで、誰がなってもこういう制度のほうがいいという制度論的にはいろいろその人が集中できるほうがいいとか、いろんな制度論もあるのでしょうけれども、ただ政治というのは制度の次元だけで動くわけではなく、特に今の日本政治みたいに民意の高まりで政権交代という偉大な事業が実現したのがぶち壊しになるという異常事態、非常事態なわけですから、その中ではやはり非常事態的リーダーシップというのはあり得る話であって、それはそれができる人、またそれをやろうという人が普通の制度論の枠組みを越えた政治的リーダーシップを発揮していくというのは大変結構なことであり、かつ今の日本にとってはむしろ必要なことだと思っています。 |
記 者 | 今のその質問で、知事ご自身はそういうリーダーシップをとっていかれるのでしょうか、そのあたりの知事の決意とか教えてください。 |
知 事 | 今は「一賛同者」であり、一方、岩手県においてはこの東日本大震災というかつてないような大震災からの復旧、復興を進める知事としての役割を果たしていくということであります。 |
記 者 | 今回、原発反対のところで一致したと思うのですけれども、この中で知事が支持されてきた「国民の生活が第一」は消費税反対とか、あとはTPPの反対とか、そういったところも含めて進めてきたと思うのですけれども、今回原発といったところで一致したというのは、そのほかの政策が置き去りにされるのではないかという恐れもあると思うのですけれども、その辺りはどう考えていらっしゃいますか。 |
知 事 | 反原発というのは非常に広がりを持つ政策であって、再生可能エネルギー推進と裏表であるのはもちろんですけれども、農林水産業を重視していく、地域の社会や、また地方の経済を強くしていく、福島県の経済的にも、社会的にも弱いところが大東京を初め首都圏の電力を支える、そのために巨大原子力発電所が必要になったというような、そういう社会構造、経済構造を直していくという意味では、地域主導、地方主導、そして格差社会にしていかない。そういう格差がむしろ縮んでいく方向に持っていく。それは消費税を増税しない、特に今の段階で消費税増税はしないということと整合性があるし、TPP反対ということとも整合性があるし、さらに言うといわゆるアメリカに従属しないということとも整合性があるし、官僚制の打破、そういう官僚制の惰性でずるずる原発を動かしてきたということへの反省などもあるわけです。かつて郵政民営化というのは、それで日本の社会、経済、外交、全てに関わる政策なのだということでシングルイシュー(たった一つの争点)ではないという主張をされていたのですけれども、それ以上に本質的に反原発という政策論はこの日本全体をいい方向に変えていくという、そういう政策パッケージとイコールと言っていいと思うのです。だから、首相官邸前にあれだけ人が集まっていて、あそこに集まっていた人は原発のことだけ考えているわけではなく、やはり消費税反対でもあったし、オスプレイ反対でもあったし、TPPにも反対であったわけではないですか。だから、そういう意味で、決してたった一つの政策だけで一致ということではなく、むしろ理念、政策の組み合わせ方としては本質的なところでまた包括的に一致していると言っていいのだと思います。 ちょっと長くなりますけれども、マニフェストということで、精緻な政策をたくさんあらゆる分野について具体的にびしっと出しても、それが理念の面から整合的でなかったりすると、それはマニフェストとしていかがなものかということだと思うのです。それに比べると、脱原発という背骨をしっかり据えることでほかの政策についても変な方向に逸脱しないような、そういう政策論の展開、また政策集団の前進ということが可能になっていくのだと思います。 |
記 者 | 関連してなのですけれども、昨日も日本未来の党の代表代行の飯田さんが発言されて、今日の朝も滋賀県知事の嘉田さんが発言されているのですが、新党のほうで小沢さんが無役の方向で今なりつつあるというふうな発言されているのですけれども、小沢先生のほうが新党のほうで今までずっと代表であったり、党首であったりしたのですが、それについてはどのように思われますか。 |
知 事 | 民意をきちんと集約して、そしてそれを実現していくためにどういう陣立てでいくかということについてはいろんなやり方、工夫の余地があるのだと思うので、それはその党の中でいろいろ工夫して決めていけばいいのだと思います。 |
記 者 | あと関連してというか、知事ご自身の意見として、今、政策関連、原発のことで卒原発であるとか、発送電の自由化であるとか、20年で原発ゼロにするとか、いろんな政策公約が出ているのですけれども、知事ご自身は原発に関してはどのようなお考えをお持ちでしょうか。 |
知 事 | 責任を持って言えることは、岩手において原発の誘致はしない、岩手におけるエネルギー政策は再生可能エネルギーの振興であるということです。 |
記 者 | 「国民の生活が第一」という党なのですけれども、今度、日本未来の党に合流すると言われておりますが、一度も選挙を戦わずして選挙の前に消費税反対というので民主党から分裂した党ですけれども、今度の日本未来の党は脱原発が大きな屋台骨であるということで、消費税反対のほうはどうなってしまったのかという思いもあるのですけれども、あとそれに関しては「国民の生活が第一」という党についての総括みたいなものですね、どういう意味があったのかというのを知事ご自身でどうお考えか教えてください。 |
知 事 | 私は3年前の政権交代に託された民意というものの延長線上に3.11以降に自覚が深まった民意というのがあって、消費税増税をせずに弱いところをきちっと手当てしていく、格差社会にならないようにしていくという政権交代時の理念、政策と、3.11以降に自覚が深まった民意として命を守り、そして生活を守っていく、それにふさわしいエネルギー体系にし、経済、社会の仕組みにしていくということはスムーズに一体化し得るものだと思うのです。そういう意味では、脱原発ということは消費税増税反対をはじめとする国民の生活が第一理念、政権交代の理念、政策を3.11以降の民意でよりパワーアップするということであって、薄まっていくよりは民意の次元で考えれば、それはより強化して、文字どおり未来につなげていく。3年前に戻す、そういう政治運動ではなくて、未来につなげていく。そういう政治運動に大きくステップアップしていったのだというふうに見ています。 |
記 者 | 民意というのは、やはり政策を実現するためには国会で議席を持たなくてはいけないわけですけれども、その民意というのは選挙において有権者の声に応える、より応えやすい枠組みを党として用意するということなのでしょうか。 |
知 事 | その民意は究極的には選挙で示されるわけです。投票行動によって示されるわけです。今日本がややこしくなっているのは、政権交代のときの民意にあからさまに、真っ向から反する3党合意というものができて、そしてそれをベースに消費税増税を決めてしまったということなので、そういう国会の大混乱の中で民意をどう実現していくかというと、そこはやはり政権交代の原点に戻るというのがまず大基本であると思います。ただ、そのときの民意の内容が、3.11以降のいろんな人たちの、今までデモに参加しなかったような人たちもデモに参加する。今まで発言しなかったような人たちが発言をする。そして、その思いは原発はまずいのではないかということもですけれども、同時に被災地に思いを寄せて復興を進めていこうという、そういう思いとも共通する。その民意はこれから選挙によって示されるものなわけですけれども、そういう理念や政策を主張する立候補者がいなければ、民意が実現しない状態になってしまうというのが今の日本政治のややこしさだと思うのです。それは今の国会が民意を裏切ってしまった、その国会議員たちがまた当選しようとして、その路線で行こうとすればそこはもう民意の託しようがなくなってしまう。そこを既存政党から外に出て民意のほうに寄り添おうという運動とか、あるいは国会の外で民意を受け止め、何とかしたいという動きとか、そういうネットワークの形成ということで今あらわれているということだと思います。 |
記 者 | 先ほど知事から民意という言葉がたびたび出てくるのですけれども、これは逆に言うと選挙目当ての大衆迎合的なものに政治が走るのではないかという批判があります。それをどのようにお考えになるかということと、先ほどから政党の理念を聞いていると社民党や共産党の政策と非常に重なる部分があるという印象を受けるのですが、これは必然の流れとお考えなのでしょうか、その2点をお願いします。 |
知 事 | 一つは、民意というのを考慮していては駄目だというような政治の流れというのもまた昔からあるのだと思いますけれども、ただやはり民主主義の世の中、そういうデモクラシーを考えれば、政治の根拠というのは主権者、国民にあるわけです。昔は、主権者は王様であって、王様の意思がイコール主権の発動だったので、そこをいかにいい内容にしていくか、官僚たちがしっかり補佐して王様の意思、主権の発動というのをよりよいものにしていくかというのが長く続きましたので、今の日本でもそれが政治だと思っている人たちもいるのかもしれませんけれども、やはり民主主義というのは主権者である国民を巻き込んで、国民にしっかりした考えを持ってもらい、それで国民と一緒に物を決めていくという、そういう大仕掛けを政治の中につくってやっていかないと民主主義とは言えないと思うのです。ですから、どれだけちゃんとそういう国民にいい考えを持ってもらって、その国民の意思のとおりに政治をやればうまくいくという形に持って行けるかということが政治の腕の見せどころ、政治の民主主義のあるべき発展方向だと私は考えています。だから、社民党も共産党もどんどんそういうのに合流されていけばいいのではないかと私は思います。 ちなみに、社民党、共産党だけではなく、あらゆる既存政党も本当に民意を尊重し、今日本が進むべき方向に進み、必要であれば大同団結していくという手法をとるべきだと思っておりまして、達増個人としてはあの政党が駄目とか、あの人たちは駄目というのは全然思っていません。 |
記 者 | 昨日、維新の会の橋下代表代行が盛岡で街頭演説したわけなのですけれども、その際に復興大臣は現場を知っている岩手県知事、宮城県知事がやるべきだという発言がありましたけれども、これについての知事のご所感をお願いします。 |
知 事 | その気持ちはよくわかるし、ありがたいことだと思います。ある意味、現場において復興大臣のつもりでやっているようなところもありますし、要は実態としてきちんと被災県の知事が地元にしっかり、被災地にしっかり寄り添いながら、また国を的確に動かしていければいいので、その仕組みについては今やっているやり方よりもいい方法があるのであれば、それはいいのではないかなと思います。 |
記 者 | ちょっと選挙の話とは違うのですけれども、先日27日に政府のほうから原発の使用済み核燃料の中間貯蔵や最終処分について都道府県の知事と話し合うための協議会を設置するというような要望の提案書というのを確か出されたと思うのですけれども、政府のほうは知事の出席、できるだけ多くの知事の出席というのをお願いしたいというふうに付されたと思うのですが、知事ご自身は今の考えとして、その協議会のほうに出席するかどうかというお考えは今お持ちかどうかちょっとお伺いしたいのですけれども。 |
知 事 | ちょっとそのことについて今正確に思い出せないのですけれども、県の公務とか、あといろんな関係との調整の中で、知事に呼びかけての国の関係の会議については、副知事や担当局長や東京事務所長に出てもらうこともかなりありますので、そういうのも含めて検討して対応するということになると思います。 |
記 者 | 先日、平野復興大臣が予算の繰り越しを簡素化ですね、2回目の予算の繰り越しの簡素化を知事と宮城県知事と一緒に要望なされたと思うのですけれども、それを実行するというようなお話ありましたけれども、それについての知事のご所感をお願いいたします。 |
知 事 | 先に行われた政府の復興推進会議でかなり具体的に繰り越しの簡素化、柔軟な対応というのが決められて、これは非常にいい進歩だと思っています。これからも必要に応じて宮城県知事さんと一緒に要望することで、それで要望の効果が高まるのであればどんどんやっていきたいと思います。 |
記 者 | あと1点なのですけれども、先ほどもありましたけれども、昨日、日本維新の会の橋下代表代行の演説が盛岡駅前でありましたけれども、その中で知事が提唱なされた復興道路ですね、それについて三陸沿岸には国道が走っているのに、隣り合わせる形で三陸道(三陸縦貫自動車道)を通すのは地元の声ではないと、地元はJRの復旧のほうを求めているというようなお話があったのですけれども、それについてどう思われたかちょっと教えていただければありがたいです。 |
知 事 | でも、大震災のときに(国道)45号線はかなり水に浸かり、また損壊して、隣の町へも行けなくなったりしたけれども、縦貫道ができていたところは、鵜住居小学校、釜石東中学校の生徒たちがそのできていた部分の縦貫道で鵜住居には何にもない、避難所になるようなところも全くない中で、釜石市までその日のうちに逃れることができたとかという、そういう事実関係は、これはもう動かしようがないと思います。 |
記 者 | 橋下代表代行の発言は若干事実認識の誤りがあるというようなお考えでしょうか。 |
知 事 | でも、維新を唱えて全国駆け回るそういう大阪市長さんでありながら、そういう一生懸命やっている方でありますので、「その意気やよし」と受け止めたいと思います。 |
広聴広報課 | では、これをもちまして記者会見を終わります。 |
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