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「未来」参戦 激震 原発選挙区情勢 原発立地39選挙区
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2012/11/29 日刊ゲンダイ :『文殊菩薩(ブログ版)』
原発立地39選挙区
滋賀県の嘉田由紀子知事(62)が「卒原発」を掲げた「日本未来の党」の誕生に、全国の原発立地地域から出馬する既成政党の候補者たちは戦々恐々だろう。今まで四分五裂だった脱原発勢力が、ようやくひとつにまとまったのだ。有権者の切なる思いをすくい上げ、脱原発が選挙戦の大きなうねりとなれば、政界地図を大きく塗り替える可能性を秘めている。
未来は来月4日の衆院選公示に向け、100人規模の候補者擁立を目指して急ピッチで準備を進めている。今度の日曜に嘉田代表が都内で公認候補を発表するが、選挙まで残りわずか。未来に合流する小沢一郎が、有権者にインパクトを与える戦格を構想しているのは間違いない。
「ひょっとして、ウチの選挙区に候補者を立てるのでは」──と震え上がっているのが、選挙区に原発施設を抱える民主・自民の候補者たちだ。
現在、原子力施設を抱える選挙区は、全国に13ある。さらに事故発生時に避難を覚悟しなければいけない「半径30`圏内」まで広げれば、1道1府19県の39区に及ぶ(別表)。
これらの選挙区から出馬予定の未来系の候補は現在9人。うち当選が有力視されるのは山田正彦元農相(長崎3区)くらいだが、今後は大きな追い風が未来に吹く。
「原発は保守層の強い地域に次々と建設されてきました。立地に伴う雇用や補助金と引き換えに、保守系候補に票を投じるという暗黙の了解。でも、3・11以降は潮目が変わった。立地地域でも『原発はもういらない』という有権者が増え続けている。巻き添えとなる避難区域≠フ住民はなおさら、『原発NO』の思いを強めています」(選挙対策関係者)
◆有権者のうねりに民自は戦々恐々
こうした怒りは原発を推進してきた自民党と、原発再稼働を許した民主党に向かう。脱原発の大きな受け皿ができたことで、従来の保守地盤に激震が走っても、おかしくないムードなのだ。あとは未来の候補者次第だ。
代表代行になった飯田哲也氏は、今年7月の山口県知事選で脱原発候補として、地元・上関原発の建設計画の「凍結」を訴え、自民党候補に「あと一歩」まで迫った。再び山口の選挙区から出馬し、保守王国を揺るがせば十分勝てる候補になる。
嘉田代表の地元・滋賀1区の川端達夫・前総務相だって、ウカウカしていられない。前々回の郵政選挙では敗れ、比例で救われた。未来が有力候補を立て、嘉田代表が猛プッシュすれば、尻に火がつく。
新潟5区の田中真紀子文科相は、もっとヤバい。ただでさえ苦戦中なのに、未来の候補擁立で票を奪われれば、落選の憂き目が現実となる。
未来が「原発選挙区」で巨大旋風を巻き起こせば、日本の「未来」も大きく変わるのだ。
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